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天路
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2021/09/01 |
| JAN | 9784065243756 |
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天路
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商品レビュー
3.3
5件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
母の死、母の不在に胸を痛めながら、友人の車ブルーバードでチベットの寺や高原を走る、筆者と思しき「かれ」の話。マニ車やタルチョ、オムマニペメフムの真言など、去年行ったネパールで出会ったチベット仏教の風景が重なった。五体投地しながら這うように進む修行者も朱色の法衣の僧侶も、きっとネパールと似たような風景なんだろう。チベットの聖地ラーサは、神ラーの土地という意味なのか。 チベットの風景には墓がない。生者が死者をおぶって山の上で鳥葬にする。その山道を、あの世とこの世を結ぶ天路と見た筆者だけれど、彼のチベットの旅全てが母の追想であり追悼であり、母の不在を前に私はどうすればいいのか、という問いかけの旅でもある。寺で出会った活仏(リンポーチェ)にそれを片言のチベット語と漢語で問いかけるシーンはクライマックスだと思う。活仏はそんなかれを哀れむように見て、翌日の祈禱で母の名を呼ぶよう手配してくれる、それはすごく労りに満ちていて慈愛だなと思うけど、かれはそれでも問いへの答えを得たとは思っていなくて、「私はどうすればいいのか」を問い続ける。その問いには仏も答えることができない、のか、答えないことが答えなのか。活仏は仏が人間に生まれ変わった姿だというが、前世の活仏の老人の姿と生まれ変わった活仏である子供の姿とが連なっている写真は、生と死が連綿と繋がっているようで、輪廻転生を思わされた。オムマニペメフムは一番簡単な真言で、蓮華の中に入った宝石、らしい。生の始まり。原始的。
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自己の生育歴に照らしながら、新宿の暮らしから、チベットの旅へ、祈りと遊牧の暮らし、わからない文字や、言葉と格闘しながら、天空の路を友人とめざす。 不在という言葉が何回も出てきた。 人は生まれてどこへいくのか。 不思議な感覚の本。
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傑作だと思いました。感想はブログに書きましたが、とにかく、まあ、傑作です。 https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202211180000/
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