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ユーゴスラヴィア現代史 新版 岩波新書1893
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2021/08/31 |
| JAN | 9784004318934 |
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ユーゴスラヴィア現代史 新版
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商品レビュー
4.1
14件のお客様レビュー
ユーゴスラヴィア内戦についてほぼ無知な状態だったので、基本的な知識をつけたくて手に取りました。 「ヨーロッパの火薬庫」と呼ばれたバルカン半島の、複雑な支配と民族の歴史が、少しだけ立体的に見えるようになりました。 ナショナリズムというか、民族主義的な心情というものはやはり根強く...
ユーゴスラヴィア内戦についてほぼ無知な状態だったので、基本的な知識をつけたくて手に取りました。 「ヨーロッパの火薬庫」と呼ばれたバルカン半島の、複雑な支配と民族の歴史が、少しだけ立体的に見えるようになりました。 ナショナリズムというか、民族主義的な心情というものはやはり根強く人々をとらえるものだということ。 ユーゴスラヴィア統一主義=ユーゴスラヴィイズムでは乗り越えることができなかったのだろう。 ユーゴ解体の背景については、終章にて5つに分けて整理されている。 ①バルカンを憎悪・紛争が古くから渦巻く地と考える「決定論」からの説明 ②セルビア人、クロアチア人、スロヴェニア人といった民族的なイデオロギーの影響が強く、ユーゴスラヴィイズムが浸透しなかった ③社会主義ユーゴの時期にさまざまな政治・経済的問題が蓄積されたこと ④チトー死後の政治家たちの役割を中心とした説明 ⑤外的・国際的要因 自分は、②の視点が最も納得がいった。 わが国は、大多数を大和民族が占めており、国民国家としての一体感が強い。 そのため、異なる民族が連邦国家としてまとまろうとするその動き自体が、思いもよらない行為に感じてしまう。(わが国ではそんな必要はこれっぽっちもありはしない。) そういった、自分の祖国との距離感から面白く読めたということが一つ。 もう一つには、先日訪れたマレーシアとの比較が興味深った。 マレー系・中華系・インド系で構成される多民族国家であるマレーシアからは、民族融和の難しさよりも、むしろ違いを乗り越えるためのポジティブな社会制度らしきものを感じた。 ユーゴスラヴィアとマレーシアで何が違うのか? すぐにでも思いつくのは、バルカン半島の複雑な支配の歴史と、イギリスの植民地時代の延長線上に独立を果たしたマレーシアの歴史とで、全く違う事情があったのだろう。 ただ、もっと深掘りしてみれば、別のものがより見えてくるはずだ。 最後にもう一つ、歴史教科書の書き換えについて。 ユーゴスラヴィア解体後、独立した各国で歴史の修正が行われたということだが、さもありなんというのが持論である。
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現代史ではあるが、近代から内戦、この新版では2021年の最新の状況まで、馴染みのない地域の複雑な地理・民族をよくまとめている。分かったとは決して言えないが、一つの手がかりとして。
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最近個人旅のYouTubeで、旧ユーゴの各国を紹介するvlogをいくつか見て、興味を惹かれた。 セルビア、北マケドニア、コソヴォ、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、クロアチア、スロヴェニア。 物価は西欧より低く、人々は好意的、街は美しい、食べ物は美味しい。 だいたい首都と...
最近個人旅のYouTubeで、旧ユーゴの各国を紹介するvlogをいくつか見て、興味を惹かれた。 セルビア、北マケドニア、コソヴォ、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、クロアチア、スロヴェニア。 物価は西欧より低く、人々は好意的、街は美しい、食べ物は美味しい。 だいたい首都と有名観光地、空港とかしか写してないけど、平和な時代がようやく訪れたのかなと感じる。そんななかでも、セルビアとコソヴォの緊張した関係は継続していた。 それでボスニアやコソヴォ紛争のあった旧ユーゴのことを知りたくなって、この本を読んだ。 たぶん旧ユーゴ合わせても2000万人ほどの人口の地域で、多民族多宗教が混じりあい、交われず、独自性を保ちながら争い続けた歴史。 複雑すぎて理解が追いついていかないところもあるが、今が落ち着きつつあるとしたら、それは奇跡と思えるような根深い対立があった。 今振り返れば、1996年初版時は、まだまだ紛争真っ最中だった。著者は初版後のことも書き加えた本書2021年の新装版の刊行前に急逝されたそう。再新装版はない。本書が旧ユーゴ諸国の「過去の」争いの歴史としての書になり続ける、書き加える争いが今後ないことを願う。
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