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わたしたちはなぜ笑うのか 笑いの哲学史
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新曜社 |
| 発売年月日 | 2021/08/05 |
| JAN | 9784788517356 |
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わたしたちはなぜ笑うのか
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商品レビュー
2.7
5件のお客様レビュー
副題の「笑いの哲学史」という言葉を見てから読むべきだった。完全に哲学の話で、笑いを題材にした笑う場所のない本だった。 冒頭で本能としての「笑う」という行為について触れた部分までは分かりやすかった。第三章では中世の作品(ドン・キホーテ、リア王など)の中で描かれる皮肉や自虐を含んだ...
副題の「笑いの哲学史」という言葉を見てから読むべきだった。完全に哲学の話で、笑いを題材にした笑う場所のない本だった。 冒頭で本能としての「笑う」という行為について触れた部分までは分かりやすかった。第三章では中世の作品(ドン・キホーテ、リア王など)の中で描かれる皮肉や自虐を含んだ笑いについての解説をするために作品の引用が長く続く。ドン・キホーテは昨年読んだので理解が何となくできたが、リア王は黒澤明監督の「乱」の記憶で辛うじて読めるくらいで、「笑い」からだいぶ離れた哲学書の様相になっていった。 The哲学書。
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配置場所・貸出状況はこちらからご確認ください↓ https://opac.ao.omu.ac.jp/webopac/BB60415292
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喜劇の始まりからそれぞれの時代の思想家、哲学者による笑いについての定義などをまとめている。 前半は演劇における道化の役割や、そこで生まれる笑いなどの分析についてなのだが、前提として、その演劇の内容を知っている必要があるためか、演劇内容の説明の方が長く感じられ、途中で一体何の本を...
喜劇の始まりからそれぞれの時代の思想家、哲学者による笑いについての定義などをまとめている。 前半は演劇における道化の役割や、そこで生まれる笑いなどの分析についてなのだが、前提として、その演劇の内容を知っている必要があるためか、演劇内容の説明の方が長く感じられ、途中で一体何の本を読んでいるのか分からなくなったほどだった。 ただ、ドン・キホーテの世界で、道化は、相手から見た自己の姿の愚かしさを相手と共に笑うことによって社会的な絆を作り出すという部分は納得できた。 精神と身体の二元論を説いたデカルトが整合性をつけるために笑いを人間の意思が伴わない不随意な身体運動の一つとして苦し紛れの説明をしていたり、ホッブズやボードレールのように笑いは他者に対しての心の内での優越感だという極端に感じられるような考えだったり、カントによる笑いは身体的な緊張の放出であったりと哲学者の笑いに対する捉え方や様々な笑いについてが興味深かった。 印象に残ったのはフランクルの武器としての笑い。 強制収容所で仲間の心が挫けないようにするため1日にひとつ愉快な話を見つけることを義務にし、その後、本職の精神医学者としては笑いを治療手段として導入したという。 笑い、ユーモアは、患者自身の不安をあざ笑うことを学び、笑う勇気が必要だと説いたという。 ただただ笑って免疫力を高めましょうというのではなく、苦悩の中にあっても、苦悩に溺れてしまうのではなく、そこから距離をとり俯瞰的に見ることが大事だと理解した。 そうやって、ユーモアで折れない心を鍛えたいものだと思った。
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