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夏物語 文春文庫
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夏物語 文春文庫

川上未映子(著者)

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夏物語 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2021/08/03
JAN 9784167917333

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商品レビュー

4.1

351件のお客様レビュー

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2026/02/18

この世に生を受けることは幸か不幸か。正義か悪か。 それを評価することはその瞬間にはできない。 生まれてきて、自我が宿り、自分で物事を思考できるようになったその時に、子ども自身が幸か不幸かを判断することになると思う。 生を受けるように働きかけること自体は親のエゴでしかない。 生ま...

この世に生を受けることは幸か不幸か。正義か悪か。 それを評価することはその瞬間にはできない。 生まれてきて、自我が宿り、自分で物事を思考できるようになったその時に、子ども自身が幸か不幸かを判断することになると思う。 生を受けるように働きかけること自体は親のエゴでしかない。 生まれてきた子どもが親のエゴを受けてくるのは確実なこと。 そのエゴで、ある意味生まれてきてしまった子どもが、生まれてきたことに対して不幸に思うことがあるのであれば、それは親の行いは悪になるのだろうと思う。 川上未映子さんの表現は風景と感情の描写が鮮明であり、物語の中に溶け込めるので心地よい。

Posted by ブクログ

2026/02/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

姉妹の絆と、姪との関係性、作家友達、編集者。バイト仲間やAIDの会で出会った女性。そして母、コミばあ。 夏子と、周囲の女性たちとの物語であり、様々な苦悩を分かち合い、時にはぶつかり、支え合って生きていく。 身体的に女性であること。子どものこと。 夏子が人との出会いの中で長い時間をかけて考え抜いた最後の決断には目頭が熱くなった。 逢沢との付かず離れずの穏やかな関係。誰でも良いと精子提供を受けるのではなく、好きだと思える人と双方が納得して望んだ形で子どもを作れたことは幸せなことだと思う。 善さんとの出会いも凄く重要で、彼女のような存在を嫌味っぽくならず真っ直ぐ肯定的に描くことは作者の良さだなあと感じた。 巻子の愛が素敵だったな、ぶどう狩りに行きたかった歳の離れた妹の願いを叶えてあげるシーン。結局はぶどうという物が手に入ったかどうかではなく、人が人の為に何をできるかが重要で、姉から妹への愛を与える行為だった。 自分の大切な人の為に何が出来るか。 出産を控えた夏子の元へ、大学院へ進んだ緑子が新生児のお世話のために東京へやってくる予定になっている。人から人へ、愛が繋がっていくところがこの物語の美しさだと感じた。 元バイト仲間の紺野さんとのやり取りも好き。 他のバイト仲間のことはあほやと言い、夏子にだけ東京を去る前に会う紺野さん。夏子が紺野さんが大切にしていた鋏を素敵だと言った、その何気ないやりとりが存外人の大事な部分に刺さっていて、人が人を良いなとか好きだなと思う気持ちっていうのは発した人が忘れている様な何気ないやり取りからだったりするよなと思ったりした。 夏子が関わった人々それぞれにしみじみと良いシーンがあって、まさに人生だなあ。 河合優実が好きな本として挙げていたので読んだのだが、とても良い読書体験となった。少し先の未来で、もう少し歳を重ねた河合優実に、夏子を演じて欲しいと思った。

Posted by ブクログ

2026/02/11

恥ずかしながら川上未映子氏のことを某CMで初めて知り、手始めに『乳と卵』を読み、本作品を読む。 人生悲喜こもごも。生まれたことの意味。生まされたことの意味。生きることへの苦痛や喜び。それでも私たちは誰かとの関係性のなかで日々生きる。哀しみがあり切なさがあり笑いがあり。唐突さや滑稽...

恥ずかしながら川上未映子氏のことを某CMで初めて知り、手始めに『乳と卵』を読み、本作品を読む。 人生悲喜こもごも。生まれたことの意味。生まされたことの意味。生きることへの苦痛や喜び。それでも私たちは誰かとの関係性のなかで日々生きる。哀しみがあり切なさがあり笑いがあり。唐突さや滑稽さのなかで足掻く彼女らのなんとも眩しいことか。なんだかんだで前を向く夏子や巻子、遊佐に対して絶対的な負として善百合子を描くことでご都合主義に陥らないバランスも良い。圧倒的エネルギーに満ちた傑作小説だと思う。 唯一の不満点は第一部であれほど盛り上がった豊胸が第二部ではほとんど語られぬことくらいか(一応どうなったかは分かる)。

Posted by ブクログ