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夏物語 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2021/08/03 |
| JAN | 9784167917333 |
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夏物語
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夏物語
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商品レビュー
4.1
355件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
生殖という行為をめぐる、女性の話。 川上未映子の関西弁で構成される世界は、独特の雰囲気になる。 精子提供者との話など、人間の嫌な部分を書くときに、過剰にデフォルメする印象がある。もう少しデフォルメを押さえると、もっと現実にいそうな嫌な人間になると思う。だからこそ、デフォルメしているのかもしれないけれど。 第一部の、緑子の日記が挿入されながら物語が進んでいく部分が、とても良かった。 関西弁で綴られる思想こそが、川上未映子の持ち味だと思う。
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「夏物語」を読み終えた。今、凄まじい読了感の中にいる。第1部は「乳と卵」と重なる部分が多かったのでやはり第2部からが圧倒的で、1ページをめくるのが惜しいほど大切に読み進めた。登場人物の背景が一人一人丁寧に描写されていて、どの登場人物にも自分の一部のような共感ができてしまう。しばら...
「夏物語」を読み終えた。今、凄まじい読了感の中にいる。第1部は「乳と卵」と重なる部分が多かったのでやはり第2部からが圧倒的で、1ページをめくるのが惜しいほど大切に読み進めた。登場人物の背景が一人一人丁寧に描写されていて、どの登場人物にも自分の一部のような共感ができてしまう。しばらく他の本を開きたくなくなってしまうのではないかとすら感じてしまうほどの久しぶりの読書体験だった。できれば夏子のこれからの人生も読んでみたい。 本作が突きつけてくるのは極めて根源的な現代における「生と死」の問いだ。特に「子どもを産むことのエゴ」に関しては、目を覆いたくなるような虐待のニュースが蔓延する世の中で、言語化できないが私も常日頃感じている問題だった。倫理観、生命観、本能的拒絶感などを、彼女たちの日々のなかで語っている。まだ私の心の中に彼女らの体温が残っているような気がする。やっぱり川上未映子はすごい。何か国語にも翻訳されたのが理解できる。大阪弁との切り替えをどうやって英語にしているのかなど興味深いので是非読んでみたい(永遠に終わらなそうだけど...)と思わせる作品でした。
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黄色い家が面白かったので2作目として夏物語を読みましたが、やはり文体がいい。 一気に溢れ出した思いを細かく言葉に変えているような勢いのあるページもあり、ゆったりしっとり流れるページもあり、これぞ文学!という感じがして好き。 あらすじで読んでいた、逢沢との出会いがでで来ないなと感...
黄色い家が面白かったので2作目として夏物語を読みましたが、やはり文体がいい。 一気に溢れ出した思いを細かく言葉に変えているような勢いのあるページもあり、ゆったりしっとり流れるページもあり、これぞ文学!という感じがして好き。 あらすじで読んでいた、逢沢との出会いがでで来ないなと感じるくらいの長い長い前半。でも夏子を知るためにも全て必要なエピソードだったのだと感じた。 この人の作風から、きっとよくあるハッピーエンド!という感じではないだろうと思っていたけれど、読後感は黄色い家と同様にとても良い。 豊胸と精子提供についてとても知識が増えた。
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