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夏物語 文春文庫
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夏物語 文春文庫

川上未映子(著者)

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夏物語 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2021/08/03
JAN 9784167917333

商品レビュー

4.1

263件のお客様レビュー

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2024/11/01

人生のやるせなさを物語におこす才。というかそれこそが文学の原点なのかもしれない。 ボイジャーが出てきた時、BUMP OF CHIKENの『話がしたいよ』の2番の歌詞が不意に浮かんだ。夏子と逢沢さん、逢沢さんと「父」、夏子と善さん、夏子と仙川さん、夏子と巻子が話をしたいと。多分作...

人生のやるせなさを物語におこす才。というかそれこそが文学の原点なのかもしれない。 ボイジャーが出てきた時、BUMP OF CHIKENの『話がしたいよ』の2番の歌詞が不意に浮かんだ。夏子と逢沢さん、逢沢さんと「父」、夏子と善さん、夏子と仙川さん、夏子と巻子が話をしたいと。多分作品との関連は無いんだろうけど、親和性を感じたのは事実。『億男』の主題歌だっけ? 『すべて真夜中の恋人たち』の時もそうだったけど、川上未映子の小説の主人公は結構非常識だったりする。水筒に日本酒入れてたり、人に着いて行ったり、昔住んでいたとはいえ、今は何の関わりもない元の住処のドアを開けてみたり。半分意識が持っていかれてるにしても、そうはならんやろってなる。大胆だよな。 海外の文学のように、登場人物の夢の中なのか妄想の中なのか観念的な何かなのか、よく分からないがそれが文学的に働くような難しいようなわかった気になるようなならないような、海外でも評価を受けているのは、そういうことなのか。 物語の最後の最後に、出産。男が決して表現できない、経験した者にしか分からない痛々しさと等価以上の産まれた時の多幸感。素晴らしいといっていいのか分からないけど、男である自分からしたら未知すぎる領域。

Posted by ブクログ

2024/10/29

面白かったーー! 川上未映子さんの作品は黄色い家からの2作目。 正直、テーマの不妊治療?についてはわからない部分が多かった。 けど、川上さんの独特の世界観がやっぱり好きやわあ。

Posted by ブクログ

2024/10/20

最後まで回収されなかったいくつかの伏線のように、今はまだ答えがでなくてもこれからも考え続けたいテーマがこの世界には溢れている。

Posted by ブクログ

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