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夏物語 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2021/08/03 |
| JAN | 9784167917333 |

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商品レビュー
4.1
337件のお客様レビュー
むっっちゃよかった! すんごい、小説を読んだ… 本を読み続けて本当に良かった…!と思えるぐらい、素晴らしかった 川上未映子さん、初めて読んだ、今まで読んでこなかったことを後悔 600ページ超の作品で、ひたすら主人公の思考がつらつら〜と書かれているけれど、ぐんぐん引き込まれる。主...
むっっちゃよかった! すんごい、小説を読んだ… 本を読み続けて本当に良かった…!と思えるぐらい、素晴らしかった 川上未映子さん、初めて読んだ、今まで読んでこなかったことを後悔 600ページ超の作品で、ひたすら主人公の思考がつらつら〜と書かれているけれど、ぐんぐん引き込まれる。主人公の頭の中を丸々見せられているような文章が、良かった 重いテーマで、何が正解かわからないけど、正しく悩み考え切ること、が大切だと思いました
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小説だけどエッセイのような取り留めのなさのある本。 脅威の652ページ。 ページ数は多かったけどそこまで苦痛に感じませんでした。 物語は2部方式になっており、1部は主人公である夏子の姉の巻子と、その娘の緑子が夏子のもとに滞在しにやってくる話。 2部はこの話の本筋とも言える内容で、...
小説だけどエッセイのような取り留めのなさのある本。 脅威の652ページ。 ページ数は多かったけどそこまで苦痛に感じませんでした。 物語は2部方式になっており、1部は主人公である夏子の姉の巻子と、その娘の緑子が夏子のもとに滞在しにやってくる話。 2部はこの話の本筋とも言える内容で、夏子が自分の子供を欲するように考えてAID(第三者からの精子提供を受けて行う人工授精)を検討する話。 テーマ自体は重い話でしたが、私個人としてはテーマとは異なる本質的な話(ちょこちょこ出てくる)が好きで、川上未映子さんの他の著書を読んでみたくなりました。 以下、気に入った文章。 3.おっぱいは誰のもの p77きれいさとは、良さ。良さとは、幸せにつながるもの。幸せにはさまざまな定義があるだろうけれど、生きている人間はみんな、意識的にせよ無意識にせよ、自分にとっての、何かしらの幸せを求めている。 ー中略ー 幸せとはそれ以上を分けて考えることのできない、人間の最小にして最大の動機にして答えなのだから、「幸せになりたい」という気持ちそのものが理由なのだと思う。 【所感】 『幸せ』についての言語化って、解釈さまざまで難しいと思いますが、これは一つの答えかなって思いました。 6.世界でいちばん安全な場所 p162緑子に〈なんで大人って、お酒のむん?〉と尋ねられた夏子が答えるシーン。 「もしかしたら、酔ってるあいだは、自分じゃなくなるような感じがするんかもしれん。人ってさ、ずうっと自分やろ。生まれてからずっと自分やんか。そのことがしんどくなって、みんな酔うんかもしれんな。生きてたらいろんなことがあって、そやけど死ぬまでは生きていくしかないやろ、生きてるあいだはずっと人生がつづくから、いったん避難しなもうもたへんみたいなときがあるんかもな。 ー中略ー 避難ていうのは、自分からかな。自分の中にあるーー時間とか、思い出もひっくるめたもんから、避難するんかもしれん。なかには避難じゃ足りひん、もう戻ってきたくないって人もおって、自分で死んでしまう人もおるな。でも死なれへん人が大半やな。だからお酒飲んで、避難をくりかえすしかないんかもな。お酒だけじゃないよな、いろんなことに避難して、何でこんなことしてるんやろって思いながら、もういややって思いながら、でもどうしようもないときあるな。でもずっとそれやるわけにはいかへんよな。体も悪くなるし。いつまでそんなんするん、早よ気づきやゆうて、まわりの人も心配してやきもきして、いろんなこと言う。みんな正しいことをゆうてくれる。でももっと、しんどなる。」 【所感】 やってられない時に飲むお酒って避難の意味合いあるんですよね。 ため息もそうかもって思いました。一般的に幸せが逃げるだとか、周りの気分を盛り下げるのであんまし推奨されないことに思いますが、自分の息が詰まるときにはため息して、一息つくのって大事かなと思います。まあ、いつもため息ついたり、酒浸りなのはどうかと思いますが笑
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正直中盤ごろまで主人公、夏子の心の語りの多さにうんざりしてしまう時もあった(彼女が小説家なので仕方ないのだが…)些細なエピソードや会話が案外最後で繋がったので、全部必要だったんだなと納得。卵子凍結は周りでもよく聞くけど精子提供は全然聞かないし、興味深い議題だと思った。夏子の彷徨っ...
正直中盤ごろまで主人公、夏子の心の語りの多さにうんざりしてしまう時もあった(彼女が小説家なので仕方ないのだが…)些細なエピソードや会話が案外最後で繋がったので、全部必要だったんだなと納得。卵子凍結は周りでもよく聞くけど精子提供は全然聞かないし、興味深い議題だと思った。夏子の彷徨ったり突っ走ったり爆発するのは何度かドン引きしたが不思議と最後は夏子の今後を応援したくなる、そんなスッキリな読後感が味わえた。
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