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ぜんぶ運命だったんかい おじさん社会と女子の一生
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 亜紀書房 |
発売年月日 | 2021/07/20 |
JAN | 9784750517049 |
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商品レビュー
4.2
29件のお客様レビュー
日本での広告業界を筆頭に古き日本の伝統が残るいわゆるおじさん社会での女性の生き方について、著者の経験談をもとに書かれている。「男性が働き、女性は家庭に入るのが、日本の美学、当たり前」のように一般的に捉われているが、本当にそうなのかということを考えさせることである。近年は、女性の社...
日本での広告業界を筆頭に古き日本の伝統が残るいわゆるおじさん社会での女性の生き方について、著者の経験談をもとに書かれている。「男性が働き、女性は家庭に入るのが、日本の美学、当たり前」のように一般的に捉われているが、本当にそうなのかということを考えさせることである。近年は、女性の社会進出という言葉もあり、女性が働いていることを推奨したり、昇進したりすることも昭和・平成に比べたら多くなってきていると思うが、まだまだ議論されるべきことが多いと感じた。また、フェミニズムだけでなく、民主主義のあり方についてもこの本の後半で取り上げられている。一見デモは過激な人が行うものというバイアスが掛かっているが、こちらも自分の身近なことに対して違和感を感じている人が行動しているか、していないかの違いであるのではないかと思った。なるほどと思ったこととしては、デモに参加している人が過激な表現を使うことで活動家と問題意識を抱えていない人には捉えられるが、「うさぎさん」でも分かるような表現を使うことで自分ごと化させるという手法は、さすが広告業界で働いた著者であり、ターゲティングやマーケティングの面で勉強になった。
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自分は女性蔑視なんてしてるつもりはない。 誰でもそうなんだろうけど、実は無意識でもけっこうしてしまっているなと反省した。 妻は私と結婚して12年、出産を機に退職したりまた別のところで働いたり退職したり、というキャリア。三人の娘に恵まれて五人家族で私も幸せだけど、見方によっては私...
自分は女性蔑視なんてしてるつもりはない。 誰でもそうなんだろうけど、実は無意識でもけっこうしてしまっているなと反省した。 妻は私と結婚して12年、出産を機に退職したりまた別のところで働いたり退職したり、というキャリア。三人の娘に恵まれて五人家族で私も幸せだけど、見方によっては私は妻の人生を振り回してしまってるなと考えた。妻との関わりを振り返ると、意図せずとも蔑視に等しい言動を無意識にしている気がするし、私が男性の既得権益に甘えて生きているとも思う。 職場でも(蔑視というほどのつもりはないけど)独身の同僚を「憐れ」だと思っていたりする。(しかしそれは謙虚じゃないと感じられる人柄に対して「憐れ」だと思うのであって女性蔑視とはちょっと違う気もするんだけどな。) あと、AVを見ることは言い訳しようもなく女性蔑視だなと思った。 日常に女性蔑視がいっぱい存在していて、それに敏感な人も気づいていない女性もいろいろいると思うけど、社会全体として形成する空気が女性の人権(場合によっては男性の人権も)を大いに損ねていることを実感した。 娘たちがいずれ社会に出ていくことを思うと、人権が脅かされる社会は大人が変えていかないとと思った。 自分に何ができるだろうか。 AVを見ないというのは情けないけどなかなか難しそう。でも真面目にあれは女性蔑視以外の何者でもないよな。 ジェンダーのテーマに関心を持って勉強もしながら、思考と言動を改善しようと思った。 社会に対して声を上げることは、なかなかハードルが高い。でも、良くないと思っていることを放置するのは後進世代に対して不誠実だと思う。できるとこから一歩ずつ、やらないとな、と思った。
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高学歴で高収入な女性が男性社会を縮図にしたような男性優位な職場で色々な経験をして「生きていてごめんなさい」まで追い詰められていく様はとても辛く感じた。価値観の押し付けって怖い
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