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コード・ガールズ 日独の暗号を解き明かした女性たち
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | みすず書房 |
発売年月日 | 2021/07/20 |
JAN | 9784622090199 |
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4.1
13件のお客様レビュー
先の大戦において、枢軸の暗号を丸裸にした沢山の米国人女性たち。 男たちは戦場に出ていくため、後方に女性たちを起用した。もちろん優秀な女性たちは沢山いるのだが、それまでの米国は、女性が家庭を維持する以外の「社会」で尊重されることはなかったので、これは画期的であり、いろんな偏見もあり...
先の大戦において、枢軸の暗号を丸裸にした沢山の米国人女性たち。 男たちは戦場に出ていくため、後方に女性たちを起用した。もちろん優秀な女性たちは沢山いるのだが、それまでの米国は、女性が家庭を維持する以外の「社会」で尊重されることはなかったので、これは画期的であり、いろんな偏見もありながらも、女性の地位向上にもつながった。 一方で、戦争が終わると復員した男性が優遇されるようになり、優秀であった彼女たちの能力も生かされず、また、戦時の心理的障害から逃れられない女性もいた。 フェミニズムが中心かな。 実際に、暗号を解読することの困難さ、戦局に与える重要性なども描かれているが、あくまでそこに女性がどう絡んでいたかを中心に描いている。 いろんな偶然にも恵まれていたところはあろうが、やはり、知の集積が凄い。 悔しいなあ。 戦争自体に、その解釈に善悪はつけない。 特に現場では、そりゃ、戦争相手の日本は憎いし、身内の米国兵を助けて一喜一憂するのは当然。 だが、この余裕は何。 社会がちゃんと機能している。娯楽もある。ダンス?デート?何言ってんの。 同じ時期、と言うか、同じ時、日本人の戦時下の生活を考えれば、雲泥。 同じ水準とは言わないまでも、人として生きていくことができたはずの非戦闘員の一般国民が、何十万人も殺された。戦略的に、殺された。 戦争目的を見失った日本軍も愚かだが、戦争目的を見誤った米国軍は傲慢だ。 改めて戦争の愚かさを思い知る。
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ようやく読み終わった『コード・ガールズ』。日独の暗号を解き明かした女性たちのノンフィクションである。太平洋戦争ではアメリカは1万人以上の女性が暗号解読作業に従事し、日本の難暗号を見事に解読していたことが詳細に記されている。山本五十六長官の行動スケジュール情報を解読し、容易に撃墜...
ようやく読み終わった『コード・ガールズ』。日独の暗号を解き明かした女性たちのノンフィクションである。太平洋戦争ではアメリカは1万人以上の女性が暗号解読作業に従事し、日本の難暗号を見事に解読していたことが詳細に記されている。山本五十六長官の行動スケジュール情報を解読し、容易に撃墜できたことや、ヒトラーと親密な関係であった大島浩駐ドイツ大使が知り得たドイツ軍の配置状況などの東京への報告が解読されたことなど、彼女たちの地道な活躍が連合国の勝利につながったことがよくわかる一冊である。
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第二次世界大戦中に暗号解読に従事していたアメリカの女性たちをとりあげたノンフィクション作品。暗号解読という視点から当時の状況、戦況等を知ることができて興味深かった。特に暗号解読に従事する女性たちの活躍により山本五十六の位置を特定し、攻撃を決行するくだりはスリリングだった。 後年...
第二次世界大戦中に暗号解読に従事していたアメリカの女性たちをとりあげたノンフィクション作品。暗号解読という視点から当時の状況、戦況等を知ることができて興味深かった。特に暗号解読に従事する女性たちの活躍により山本五十六の位置を特定し、攻撃を決行するくだりはスリリングだった。 後年になって、戦争中、暗号解読に従事していたことを家族に打ち明けるエピソードがいくつか出てくる。人知れず国にしっかりと貢献していたことをようやく打ち明けられ、そのことを誇りに思う家族が印象的だった。 他方で、戦後、速やかに家庭に戻ることを求められた女性たち。本書では、戦後、女性たちが社会で引き続き活躍するもののいれば、居場所を見つけられなかった者もたくさんいたことにも触れられている。ノンフィクション作品としてとても読み応えのある一冊。
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