商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | みすず書房 |
| 発売年月日 | 2021/07/20 |
| JAN | 9784622090199 |
- 書籍
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コード・ガールズ
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商品レビュー
4.1
15件のお客様レビュー
第二次世界大戦の勝敗を左右したのは前線の戦闘ではなく、暗号解読を担った女性たちの情報分析でした。 この本は「情報リスク」「早期警戒」「組織的リスク対応」の重要性を学べる、現代のリスクマネジメントにも通じる名著です。
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世界大戦を変えた女性たちの物語。 第二次世界大戦のアメリカでは、実はたくさんの女性たちが暗号解読に従事していた。インテリジェンスの分野で活躍した女性たちの秘められた歴史を明かすドラマティックな一冊。 自分の祖母も戦争中のことを語らなかった。亡くなった後で大陸で教師をしていたらしいことがわかった。話を聞ければよかったと思うが、祖母にとっては話したくないことだったのかもしれないし、語るべきことではなかったのかもしれない。この本を読んでそんなことを思い出した。 女性たちには暗号を扱う力があった。戦争で男性たちが足りなくなったから女性たちを採用した面が大きいだろうが、結果的にそれが功を奏した。しかし女性たちが正当に扱われたかといえばそうではないこともあったようだ。戦後に自分のしたことを語れなかった者がいた。お払い箱のように職場を去らなくてはならなかった人もいた。結局アメリカも「男は外で働く、女は家を守る」という発想が強い。また武器を持って前線でひどい経験をした兵士たちと同様に精神を病んだ人もいたようだ。直接的でなくても人の命を奪う仕事だったのだから。『戦争は女の顔をしていない』でも思ったが、戦時中にそれぞれの場所で戦った(特に軍属の)女性たちへのフォローが不十分なのか、この国も。 そのような女性たちの誇り高き仕事に光を当てる作品である。苦悩も活躍も描かれている。分厚くて登場人物が多くて読みにくい部分もあるが、惹きつける本だった。戦時中の任務だから話せない部分もあったのだろうが、やはり女性たちのしたことだからという点で知られていなかった部分もあるのだろう。この本の反響が大きかったことが最後に書かれている。人を揺さぶる作品である。
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先の大戦において、枢軸の暗号を丸裸にした沢山の米国人女性たち。 男たちは戦場に出ていくため、後方に女性たちを起用した。もちろん優秀な女性たちは沢山いるのだが、それまでの米国は、女性が家庭を維持する以外の「社会」で尊重されることはなかったので、これは画期的であり、いろんな偏見もあり...
先の大戦において、枢軸の暗号を丸裸にした沢山の米国人女性たち。 男たちは戦場に出ていくため、後方に女性たちを起用した。もちろん優秀な女性たちは沢山いるのだが、それまでの米国は、女性が家庭を維持する以外の「社会」で尊重されることはなかったので、これは画期的であり、いろんな偏見もありながらも、女性の地位向上にもつながった。 一方で、戦争が終わると復員した男性が優遇されるようになり、優秀であった彼女たちの能力も生かされず、また、戦時の心理的障害から逃れられない女性もいた。 フェミニズムが中心かな。 実際に、暗号を解読することの困難さ、戦局に与える重要性なども描かれているが、あくまでそこに女性がどう絡んでいたかを中心に描いている。 いろんな偶然にも恵まれていたところはあろうが、やはり、知の集積が凄い。 悔しいなあ。 戦争自体に、その解釈に善悪はつけない。 特に現場では、そりゃ、戦争相手の日本は憎いし、身内の米国兵を助けて一喜一憂するのは当然。 だが、この余裕は何。 社会がちゃんと機能している。娯楽もある。ダンス?デート?何言ってんの。 同じ時期、と言うか、同じ時、日本人の戦時下の生活を考えれば、雲泥。 同じ水準とは言わないまでも、人として生きていくことができたはずの非戦闘員の一般国民が、何十万人も殺された。戦略的に、殺された。 戦争目的を見失った日本軍も愚かだが、戦争目的を見誤った米国軍は傲慢だ。 改めて戦争の愚かさを思い知る。
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