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戦争はいかに終結したか 二度の大戦からベトナム、イラクまで 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2021/07/19 |
JAN | 9784121026521 |
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戦争はいかに終結したか
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商品レビュー
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29件のお客様レビュー
戦争と平和を考える際には「いかに戦争を起こさないか」だけでなく起こってしまった戦争を「いかに終わらせるか」について考えることが重要。終戦を分析する著者のフレームは非常にわかりやすい。戦争の終結には「紛争原因の根本的解決」と「妥協的和平」の両極の間のどこかで着地することになる。この...
戦争と平和を考える際には「いかに戦争を起こさないか」だけでなく起こってしまった戦争を「いかに終わらせるか」について考えることが重要。終戦を分析する著者のフレームは非常にわかりやすい。戦争の終結には「紛争原因の根本的解決」と「妥協的和平」の両極の間のどこかで着地することになる。この着地点の決まり方には紛争当事者間のパワーバランスやさまざまな事情が当然絡まり合うが、特に重要なのが勢力的に主導する側から見た時の「将来の危険」と「現在の犠牲」のそれぞれがどの程度の大きさで評価され得るかという観点。このシンプルなフレームに沿って、WW1、WW2(欧州、太平洋)、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸・アフガン・イラク戦争という20世紀以降の主要な戦争の分析がなされる。過去の戦争について理解度がグッと増したと共にウクライナやガザなど現在起こっていることについて考える際の解像度を上げることができた。読んで良かったと強く感じる一冊。
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戦争は優勢勢力側が「現在の犠牲」と「将来の危険」のどちらを重視するかによって「紛争原因の根本的解決」で終わるか、「妥協的和平」で終わるかどちらかで終わる、という理論的枠組を使い第一次世界大戦、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争などを解説してます。 現在の犠牲の代表...
戦争は優勢勢力側が「現在の犠牲」と「将来の危険」のどちらを重視するかによって「紛争原因の根本的解決」で終わるか、「妥協的和平」で終わるかどちらかで終わる、という理論的枠組を使い第一次世界大戦、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争などを解説してます。 現在の犠牲の代表的なものは兵士の死ですが、これを算数の計算問題のように扱う戦争というものにやりきれない気持ちです。 戦争をいかに終わらせるかは大事なことですが、戦争をいかに始めさせないか、がもっともっと大事だと思いました。
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戦争を終結に至らせる要因を、「紛争原因の根本的解決」「妥協的平和」とし、それを見積もるものを「将来の危険」「現在の危険」と分類する。 第一次世界大戦、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争、アフガニスタン戦争をこの評価軸で分析し、総括する。 なるほどなあ、...
戦争を終結に至らせる要因を、「紛争原因の根本的解決」「妥協的平和」とし、それを見積もるものを「将来の危険」「現在の危険」と分類する。 第一次世界大戦、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争、アフガニスタン戦争をこの評価軸で分析し、総括する。 なるほどなあ、と思わせる。 現実に侵攻している、ロシアの侵略、イスラエルの進軍にも当てはまる気がする。 問題は、その「危険」「原因」の認識が現実に合ってるかどうかだという気がした。特に、「根本的解決」という言葉には欺瞞を感じる。そう思ってるだけで、勘違いの可能性が極めて高い。 特に、敵と味方を間違える天才、大米帝国においては。 あとなあ、先の大戦での大日本帝国の終戦への道筋が若干違和感あって。天皇がかなり積極的に動いてる。これまで読んで来た本では、そうではないと理解している。 まあ、「天皇制」と言ってるレベルで感じるところはある。
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