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百花 文春文庫
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百花 文春文庫

川村元気(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2021/07/07
JAN 9784167917166

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商品レビュー

3.6

193件のお客様レビュー

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2026/03/08

祖母までが認知症になったり、親元を離れて少ししか帰らなかったり、主人公の感じている後ろめたさに自分も共感する部分があった。 誰にも迷惑をかけず、自分として真っ当に生きられたら。 これが叶わないのが、一生なのだと思う。 病気も、恋愛も、それがきっかけで変わってしまう人が多くいる...

祖母までが認知症になったり、親元を離れて少ししか帰らなかったり、主人公の感じている後ろめたさに自分も共感する部分があった。 誰にも迷惑をかけず、自分として真っ当に生きられたら。 これが叶わないのが、一生なのだと思う。 病気も、恋愛も、それがきっかけで変わってしまう人が多くいる。そして、それを止めることはできない。 でも、誰も踏み外したくてしているわけではない。幸せになりたい。しかし、ままならない。 「どうしてこうなっちゃったんだろう?」 という百合子の言葉に、その恐怖を想像して涙が止まらなくなった。

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2026/02/18

 歳を重ねると物忘れが多くなったり、身体が痩せ細って小さくなったり、自己中心的になったり。ある時を境に、まるで逆再生するかのように赤子の姿へと近づいていく気がする。  死というあまりにも無防備な姿へと成り果てる前に、万人から愛される赤子の姿へと変容していくことで、周りの人に自分を...

 歳を重ねると物忘れが多くなったり、身体が痩せ細って小さくなったり、自己中心的になったり。ある時を境に、まるで逆再生するかのように赤子の姿へと近づいていく気がする。  死というあまりにも無防備な姿へと成り果てる前に、万人から愛される赤子の姿へと変容していくことで、周りの人に自分を預けていくのかなと思ってしまう。

Posted by ブクログ

2026/01/28

病に侵されている心情や描写がやるせない気持ちで溢れて読み進めていく中でとても苦しくなった。 しかし、解説にも書いてあったようにその個人は痛いほど、悲しいほど、愛おしいくらいにその人であり続ける ということ。徘徊、見たかった花火 も全ては息子を想う気持ちや母にとっての大切な思い出。...

病に侵されている心情や描写がやるせない気持ちで溢れて読み進めていく中でとても苦しくなった。 しかし、解説にも書いてあったようにその個人は痛いほど、悲しいほど、愛おしいくらいにその人であり続ける ということ。徘徊、見たかった花火 も全ては息子を想う気持ちや母にとっての大切な思い出。 記憶を失っていく反面、息子は母親の記憶を元に、幼少期の記憶を思い出していく場面では、病と葛藤する悔しさ悲しさ、母への複雑な想いがある中2人の思い出を甦らせる母親からの2度目の愛のプレゼントのように感じた。 花火は、忘れちゃうからこそ素敵… 形は忘れても気持ちは残るということ。自然や人間の儚さ、尊さを表現されているようで、「忘れる」「失う」事が全て欠点に繋がる事では無いように思った。 ‪⚪︎失っていくということが大人になるということ ‪⚪︎どの花火が良かったのか、それが何色で、どんな形だったか。全部忘れちゃう。だから、花火って素敵だなって思うの ‪⚪︎色や形は忘れても、誰と一緒に見て、どんな気持ちになったのかは思い出として残る

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