二人の嘘

一雫ライオン(著者)

• 販売会社／発売会社: 幻冬舎
• 発売年月日: 2021/06/23
• JAN: 9784344038011

商品レビュー

2025/11/02

世の中には大変な仕事はたくさんありますが、人を裁く判事という仕事はほんとに選ばれし人しかなれないですね。感情はいれず、ただ提示された証拠だけにまなざしをむけて判断するというのは簡単そうですが、実際難しいですよね。
そんな判事である礼子と、過去に礼子が裁いた事件の容疑者だった蛭間が出会います。事件の真相、裁判の現実、惹かれ合う2人…テンポよく話が進むので引き込まれました。

2025/09/22

東大法学部を首席で卒業、判事としても最高地位に近く、振り返るような美貌をもつ礼子。かつて裁いた男が裁判所に毎朝姿を現してから、何かが動きだす。細部まで読み込んでしまう展開にノンストップで読了。礼子の夫、姑、美沙に天罰下ってほしかった！腹立つわ、ギャフンと言わせてほしかった。礼子に幸せになってほしかったなぁぁ。

2025/09/19

2022/10/11 読了
久しぶりのラブロマンス。
カテゴリーはミステリーのようです。
東大在学中に司法試験にトップの成績で合格した才女の裁判官、片陵礼子33才。と、傷害致死罪で懲役4年の有罪判決を受け出所した被告人、蛭間隆也が運命的な出会いをして、あーなってこーなって、まさかの結末に。
礼子には劣等感の塊弁護士でどうしようもない金持ちボンボンのバカ息子の夫と、夫の100倍毒のある義母がいるんだけど、まるで奴隷のような生活をしつつ、平然とした仮面をつけて生活する礼子の気持ちが少しも理解できなかった。
蛭間さんの生き様があまりにも哀しくてなんだか救いがなかったな〜。蛭間さん的にはハッピーだったみたいだけど。
世の中にはついていい嘘とついたら取り返しのつかなくなる嘘があるんだよね〜。