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なみだ 朝日文庫時代小説アンソロジー 朝日文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2021/06/07 |
JAN | 9784022649942 |
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商品レビュー
3
6件のお客様レビュー
「なみだ」がテーマの7人の作家によるアンソロジー。 テーマから悲しい話が多いのかと思ったけれど、ほっこりしたり、人の温かさを感じて流すほろっとした「なみだ」のお話でした。 アンソロジーは未読の作家さんの作品を気軽に読めるのがいいですね。 野口卓さんの『皿屋敷の真実』と山本一力さん...
「なみだ」がテーマの7人の作家によるアンソロジー。 テーマから悲しい話が多いのかと思ったけれど、ほっこりしたり、人の温かさを感じて流すほろっとした「なみだ」のお話でした。 アンソロジーは未読の作家さんの作品を気軽に読めるのがいいですね。 野口卓さんの『皿屋敷の真実』と山本一力さんの『菖蒲湯』が好みでした。 『皿屋敷…』の梟助さんのように色んな事を知ってて話が面白く、でも出しゃばらずに温かく見守ってくれるようなじいじ、素敵だなぁ。
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円熟の短編七編とキャッチにはあるが、円熟とはいいかねる。四人の直木賞作家の作品があるが、これを「なみだのアンソロジー」と括るのは無理がある。テーマがそれぞれ違うのではないか。
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人情と涙をテーマにした7編のアンソロジー。 《つゆかせぎ》 旗本、大久保家で勝手掛用人は、妻が、竹亭化月の筆名で戯作を書いていた事を、亡くなってから知った。 《松葉緑》 貧しい浪人の娘・美音は、呉服屋「西村屋」の内儀に見込まれ、奉公する事に。その後、蚊帳商「山里屋」 の内儀に...
人情と涙をテーマにした7編のアンソロジー。 《つゆかせぎ》 旗本、大久保家で勝手掛用人は、妻が、竹亭化月の筆名で戯作を書いていた事を、亡くなってから知った。 《松葉緑》 貧しい浪人の娘・美音は、呉服屋「西村屋」の内儀に見込まれ、奉公する事に。その後、蚊帳商「山里屋」 の内儀になり、隠居後は、貧しい娘を集めて、稽古を付けていた。 《カスドース》 出生にある秘密を持っている治兵衛は「南星屋」と言う菓子屋を営んでいたが、店で売った「印籠カステラ」が、平戸藩松浦家のお留め菓子“カスドース”ではないかと疑われる。 《「なるみ屋」の客》 居酒屋「なるみ屋」に、旅の浪人夫婦が、その店に来て酔い潰れていた男を迎えに来た、お奈津の事を聞き出した。 《目が覚めて》 腕の良い簪職人の猪吉は、酒が過ぎると、記憶を無くす悪癖があった。師匠の娘・お咲の婿が、同い年の弟子・幸助と決まって、ますます酒を飲むようになった。 《皿屋敷の真実》 鏡磨ぎ師の梟助は、物知りで、得意先の老舗の瀬戸物商「但馬屋」の奥様は、梟助と話すのを、楽しみにしている。 「但馬屋」の一人娘の真紀は、大店に嫁いだが、八ヶ月で、出戻ってきた。 《菖蒲湯》 仙台堀で溺れかけていた、塀吉とそれを助ける為、飛び込み、溺れかけた徳兵衛。 作治は、金槌だったがために、見ているしかなかった。 「なみだ」と言う題名なので、泣く気満々で、読み始めたが、泣く事もなく、アッサリと、読了。
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