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アメリカン・ベースボール革命 データ・テクノロジーが野球の常識を変える
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 化学同人 |
発売年月日 | 2021/06/01 |
JAN | 9784759820676 |
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アメリカン・ベースボール革命
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『マネー・ボール』には育成が抜けていた。育成にはデータがほとんどなく感覚ばかり。その育成に革命が起きた。データ・テクノロジーがどうMLBの育成を変えたのか。野球外から現れた選手育成の創造的破壊者、意欲ある選手の覚醒。野球の常識が変わった。 以下、ネタバレ。オススメ箇所。 「すべてのブレイクスルーは正しい問いから生まれる。なぜ育成にはデータがほとんどなく感覚ばかりが重視されているのか?」「どうしたらデータや、データから学んだことを使って投球やスイングを完璧に近づけることができるかを問うことへ変わってきた」
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横浜に来たトレバー・バウアーに興味を持ったので読んだ。彼が野球とテクノロジーの先端を走って本当だったらプロアスリートになれない体格でもメジャーリーグで結果を残せるようになっていく過程がよくわかる。そして、それに刺激されるかのようにメジャーリーグの球団がスカウトよりも育成にシフトし...
横浜に来たトレバー・バウアーに興味を持ったので読んだ。彼が野球とテクノロジーの先端を走って本当だったらプロアスリートになれない体格でもメジャーリーグで結果を残せるようになっていく過程がよくわかる。そして、それに刺激されるかのようにメジャーリーグの球団がスカウトよりも育成にシフトしていくのが面白い。もちろんそこには金を効率的に使ってチームを強くしてもっと稼ぎたい。という資本家層の考えもあれば、テクノロジーやデータを使った育成をされることで成績を上げて給料を上げていきたいプレイヤーの気持ちとも重なるのでWin-Winにもなる。なので今求められているコーチは単に昔のやり方を繰り返すコーチではなくて新しい知識を与えられる人になってきている。そこには必ずしも野球経験は必要なくなっている。 野球というかプロフェッショナルなスポーツってそういうところで戦ってるんだと感心する。一方そんなテクノロジーとデータでの育成で成功したアストロズがテクノロジーを使ったサイン盗みに手を染めるところはある意味人間らしい。 この本にはバウアーのMLBからのある意味での追放は書かれていないけど、バウアーを先駆者として賞賛しつつもその人間性には疑問を提示しているところはバランスが取れているというかなんというか。とは言えバウアーが先駆者で野球選手の限界を広げたことは間違いないのだろう。
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アメリカに暮らしていた時分に、それまでだいぶ遠ざかっていた野球観戦を専らテレビなのだがふたたび始めた。じっくり見てしまうと時間を食うのは困るのだが、やっぱり面白い。しかし野球、とくにメジャーのそれがダイナミックに変わっていることよ。守備は極端なシフトを敷き、150kmを軽々と超え...
アメリカに暮らしていた時分に、それまでだいぶ遠ざかっていた野球観戦を専らテレビなのだがふたたび始めた。じっくり見てしまうと時間を食うのは困るのだが、やっぱり面白い。しかし野球、とくにメジャーのそれがダイナミックに変わっていることよ。守備は極端なシフトを敷き、150kmを軽々と超えてくるピッチャーも変化球を多投し、速球は高めへ、先発は100球も投げればブルペンへバトンタッチ、バッターはアッパースイング、最強打者は2番とかを打っている。『マネー・ボール』は読んでいたが、その後もテクノロジーとデータの利用が競技を変え続けている。 この本は特に選手育成にスポットライトを当てて現代野球の変化を教えてくれる。中心人物のトレバー・バウアーが今ではDVのため足掛け3年近くの謹慎中(Twitterをのぞくと元気そうではある)なのだが、それを知りつつ読むのも一興。
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