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ここはとても速い川
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ここはとても速い川

井戸川射子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2021/06/01
JAN 9784065225158

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商品レビュー

3.2

23件のお客様レビュー

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2025/09/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

児童養護施設に暮らす少年・集と、同じ施設の年下の親友ひじりや施設の先生、学校の友達など彼を取り巻く人々との日常が描かれる。大きな事件が起こるとか物語性があるというよりは、その日常の中での揺れ動く気持ちとか、感想などが割と淡々と語られている。妊娠している先生がひじりにセクハラのようなことをしていたり、ひじりがお父さんと暮らせるようになりそうだったり、たまたま出会った大学生モツモツとのゆるいやりとりだったり…日常なんだけど私の日常にはないような、でも似たようなことはあるような。 ひじりが瓶に入れて飾りたがっていたリボン型のパスタを、お別れの前に集が買ってプレゼントするのがよかった。なんというか子どもの感性って、ああそこに美を見出すんだみたいな新鮮なところあるよな。同じように施設にいる集のおばあちゃんは、集が好きだと言った焼きおにぎりを買っておいてくれて、集はそれを「まだ食べてる途中で、両手で小さくなった焼きおにぎりを持つ影はお祈りの形なんやった」と表現していてとてもよい。この焼きおにぎりも、好きなもの聞かれた集が入院中のおばあちゃんに気を遣って病院食の献立表で目についたものを適当に答えただけで、その集の気遣いも優しいし、それを受けて売店で冷凍の焼きおにぎりを買ってきておくおばあちゃんも優しい。それはやっぱり、どちらも祈りに近いと思う。お互いに喜んで欲しいっていう。 併録されている「膨張」は、定住場所を持たないアドレスホッパーの塾講師あいりの話。同性愛者でありマゾでもあり、家族の中でも居場所を失いつつある彼女は同じくアドレスホッパーの親子イブとウオと出会う。妊娠している姉夫婦と母が実家を二世帯住宅に改築しようとする中で、アルバムや幼少期の宝箱を断捨離していく主人公の淡々とした姿になんとなくシンパシーを感じた。その後恋人千里が別の女性と同棲していることを知り、淡々と発狂まがいのことをして街に飛び出した主人公の前に、行方不明になったウオが現れ、ウオを追って二人は墓地に入っていく。 どちらも私にはとても難解な作品で、でも後者の、社会からもそれまで大事にしていたものからも静かに見捨てられていき、あるいは自分からもそうした社会を見限っていく姿はなんだか心動かされた。5歳のウオが「大人に踏みつけにされたこと、ある?」って聞くのとか怖すぎる。

Posted by ブクログ

2025/07/15

「ここはとても速い川」 様々な事情で家族と住めない子供たちが集められている施設で暮らす子供たちの話。近所の大学生モツモツとか自然な感じで子供たちと接していてなんかよかった。施設の妊娠してる先生が不快。 「膨張」 難しいし、感覚的にもあまり好きではなかった。 アドレスホッパーと呼...

「ここはとても速い川」 様々な事情で家族と住めない子供たちが集められている施設で暮らす子供たちの話。近所の大学生モツモツとか自然な感じで子供たちと接していてなんかよかった。施設の妊娠してる先生が不快。 「膨張」 難しいし、感覚的にもあまり好きではなかった。 アドレスホッパーと呼ばれる、定住する場所を持たずゲストハウスやネットカフェ等を転々としている人たちの話。

Posted by ブクログ

2024/07/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

施設で暮らす小学生の俺。 同じ施設で暮らすひじりと、近所のアパートに住む大学生のモツモツと、知らない花を密かに植え替えたこと。 施設の妊娠中の先生は、つわりがひどいと唾をペットボトルに吐き出しながら、仕事をしている。 入院中の唯一の親族のおばあちゃんのお見舞いに行くこと。 病弱のお父さんと一緒に暮らせるようになったひじりとの別れ。 もう一つ短編。 アドレスホッパーとして家を持たず、ゲストハウスを転々とする塾講師。 恋人の千里との不安定な関係。 実家の片付けで、同じアドレスホッパーの子連れの2人を泊めて、いなくなった子供のウオ。 読んでいてなんだか不穏なことが起こるんじゃないかという不安。でも作者の話は優しい。

Posted by ブクログ