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カモフラージュ 集英社文庫
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カモフラージュ 集英社文庫

松井玲奈(著者)

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カモフラージュ 集英社文庫

定価 ¥660

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2021/05/20
JAN 9784087442441

カモフラージュ

¥110

商品レビュー

3.5

63件のお客様レビュー

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2025/12/30

連作短編ではないから、ひとつひとつはすべて独立した短編です。どれも仄暗くて不思議で少し怖いのは共通してます。だけど後味は結構すっきりめ。図書館で2年前くらいに読んで、こんな感じだったっけ?とあー、こんな感じだったなを繰り返しました。ブクログで、ライト女性版村上春樹と言っている方が...

連作短編ではないから、ひとつひとつはすべて独立した短編です。どれも仄暗くて不思議で少し怖いのは共通してます。だけど後味は結構すっきりめ。図書館で2年前くらいに読んで、こんな感じだったっけ?とあー、こんな感じだったなを繰り返しました。ブクログで、ライト女性版村上春樹と言っている方がいて、そうなのかと思い読んで、たしかになと思いました。村上春樹を女性目線にして、もっと読みやすくした感じ。私が一番好きなのは【いとうちゃん】です。変わりたい自分、変われない自分、そしてそのままの自分を受け入れる。いい話だな。大きな事件や展開はないのにスラスラと読めました。 以下、それぞれの短編の感想などです。 【ハンドメイド】 本命の彼女がいる上司と恋愛関係になってしまった女性。彼女は彼と合う日の朝、お昼に食べるものと夜に彼と二人で食べるお弁当、合計3人分のお弁当を作る。報われなさが苦しくて、でもリアルでした。男の方の言動とかも。最後の、後悔するよ?みたいなセリフうざー!と思いました。 【ジャム】 お父さんが毎晩、何人ものお父さんを連れて帰ってくる。想像したらシュールで笑ってしまったけど、内容は結構暗め。嫌な気持ちを我慢した分、もう一人の自分を吐き出すという少しSFの世界のお話。 【いとうちゃん】 これ一番好きでした。メイドカフェで働いていて、太ったことで人気が落ちてしまった女の子。自己肯定感をうまく物語に詰め込まれている。このいとうちゃんに少し自分を重ねてしまった。女子高生や常連男性客の自覚のない悪意って怖いな。それは置いといて、今の自分を好きになれるかという話。理想と現実のギャップが苦しいときは、現実を受け入れるか、歯を食いしばって理想を手に入れるかしかない。これ真理。 世界観もファンシーで好きだなあ。 【完熟】 夏休み中に見かけた公園の水飲み場で一心不乱に桃にかじりつく見知らぬ女。その女が大人になっても忘れられず、桃フェチになってしまう。結婚した妻と、大人になった少年の二人の視点で語られていく。本当にありそうではある。他の短編は一人の視点だったけどこれだけ二人視点で面白い。 【リアルタイム・インテンション】 ユーチューバーが生配信で「食べたら本音を話してしまう鍋」を食べる。そしてその配信は段々雲行きが怪しくなってくる。3人のキャラが立っていてくすくすと笑える。もし私が視聴者だったらクマ推しになりそうだなあ。 【拭っても、拭っても】 潔癖症の恋人と付き合い別れた女性の話。ある日デートに向かうであろう女の子を見かけてそのことを思い出してしまう。私はゆりみたいな女性、なぜだか惹かれる。人生はいろんな変化を積み重ねて人間ができていくよね。 【オレンジの片われ】 これが一番既視感ないなあと思ってたら、文庫書き下ろしなんだ。私が図書館で読んだのは単行本だったから本当に初読み。個人的にはこの中で一番印象が薄かった。

Posted by ブクログ

2025/11/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ずっと読みたかった松井さんの本!! 「いとうちゃん」と「拭っても、拭っても」が好き! 「いとうちゃん」…挑戦しに東京に出たけどそこで打ちのめされた現実に負けそうになって。 田中さんの優しさ沁みて、明太子スパゲッティ絶対美味しいと思った(笑) ありのままの自分を受け入れてくれて自分が楽しく入れる環境に身を置くのが1番だね。 「拭っても、拭っても」…好き、認められなきゃ、が優先して彼の理想に染まっていってしまう若い恋愛の感じ。もちろん''歩み寄る''事は大事だけれど、全部自分を蔑ろにしてまで彼に''合わせる''事は違う。納得いかない別れをされたけど本来の自分を取り戻していって良かった。同僚との絡みが好き!付き合って欲しくなるし応援したくなる話でした。

Posted by ブクログ

2025/11/05

デビュー作短編 どこか奇妙でグロテスクでとっても読みやすくてよかった。 どれも自分らしくがテーマにしてるのかな、と思った。 人との関わり方、人から見た自分、自分が目指す自分、苦手な自分… 素敵な小説でした

Posted by ブクログ