カモフラージュ の商品レビュー

3.5

53件のお客様レビュー

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2024/07/21

短編に共通していることは食べ物が登場するところで、その中に出てくる愛の形も方向も全然違うのが面白かった。全体的にうっすら怖かったのも共通点かもしれない。 愛の種類が違うことに気づいたので興味が湧いた。調べてみたいなと思う。

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2024/01/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

彼女が元々持ち合わせていた感性と芸能活動の中で得た経験とが混ざり合い、著者だからこそ書ける7つの作品集に仕上がったようだ。 恋愛にまつわる作品が目立つが、どれも人間の奥底に抱えている他人には見せれない思いを独特の表現で描いている。 当たり前のようにオレンジを取り出す描写とかちょっとホラーだけどなんか好き。面白い。 前向きな気持ちで終わる「拭っても、拭っても」、「オレンジの片割れ」とかが好き。

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2024/01/06

恋愛ものからホラーテイストまで、幅広くも統一感のある短編集。 読みやすい文章ながら、観察力と感性の鋭さに舌を巻きます。 この感性でアイドルをやっていたのはなかなかしんどかったのでは…などと余計なお世話ながら感じてしまいました

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2023/11/01

松井玲奈の見方が変わった。 アイドルを卒業後に女優として ドラマで見ることが多くなったが 文章の表現が独特だけど、読み やすくて一気に読んでしまった。 もう一作、短編があるけどまた 違う作品を書いて欲しい。

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2023/10/01

6編+文庫化にあたり1編追加されて文庫化された短編集。 タイトルの通り、カモフラージュされた内容になっている。 7編の作品の中で、いくつか良かった作品で、 「拭っても、拭っても」という恋愛短編がありますが、 主人公の女性に対して彼氏のヤバさとそれに合わせて努力していた主人公の ...

6編+文庫化にあたり1編追加されて文庫化された短編集。 タイトルの通り、カモフラージュされた内容になっている。 7編の作品の中で、いくつか良かった作品で、 「拭っても、拭っても」という恋愛短編がありますが、 主人公の女性に対して彼氏のヤバさとそれに合わせて努力していた主人公の 何とも言えない感情が自分にとっては、どうもイライラしてしまいました。 しかし、ある出来事がきっかけで展開が変わり最後は爽やかと言うか清々しい 終わり方に、読了感は良かったと思える作品でした。 「ジャム」という作品は、どう言ったらいいか少しばかし難しく、 ゾッとするという人もいますが、世にも奇妙な物語的な作品かなと 思ってたりもします。 いちいち、作者の松井玲奈さんは、元アイドルでってことは言うまでもないかな。 アイドルと言えば、NEWSのメンバー、加藤シゲアキさんを思い浮かべる人も いるでしょう。間口を広げればミュージシャンと言うことで、 大槻ケンヂさん、辻仁成さん、高見沢俊彦さんといった、有名ミュージシャンも 書かれていて、大槻ケンヂさんに関してはかなりの量の小説やエッセイが 出版されている。高見沢俊彦さんは60代にして小説家デビューをし、 3冊(2033年9月時点)の小説が出版されていて、 これが自分としては良い作品ぞろいで、まだの人は読んで欲しいかな。 って、最後は別の人じゃないかってツッコミがありそうですね;;

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2023/08/29

「累々」を読んでデビュー作のこちらも読みたくなった 短編小説の其々が、趣の異なるストーリーだった 『完熟』は特に好き

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2023/08/29

いい意味で女の人の書いた短編集かと。 帯には繊細にして大胆とあるが文体はゆるいかんじもあるけど、短編集としては良い意味で振れ幅があってサクッと読めてしまう。 1話ずつ趣きが違うので短編集として楽しめますし、文章が読みやすい。 全編通して、化けの皮の裏側というよりは、日常に隣接した...

いい意味で女の人の書いた短編集かと。 帯には繊細にして大胆とあるが文体はゆるいかんじもあるけど、短編集としては良い意味で振れ幅があってサクッと読めてしまう。 1話ずつ趣きが違うので短編集として楽しめますし、文章が読みやすい。 全編通して、化けの皮の裏側というよりは、日常に隣接したふとした内面心模様の連続を中と外から映したという印象をうけました。

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2023/07/01

アンソロジーで読んで、割と好きだった「作家」さん。近くの本屋さんにサイン入り本があったので、迷わず購入。短編集。どの作品もゾクッとして良いけれど、「ジャム」が特に良い。

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2023/06/28

ジャンルをまたぐ短編集。でもみんな外に向ける姿と内なる姿は違うという根底にある部分は共通してた。 いつもより荷物が重い日が好きだ、って何かいい表現だなぁ。

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2023/05/29

恋愛小説でもありホラー性もあり家族小説の色を持つ短編集7話。この短編集のそれぞれの主人公や登場人物が表面に晒しているものと、内に秘めているものの温度差をこの短編集「カモフラージュ」と題していると感じた。ゾクッとすることと理不尽な結末におののいたり、ざらり感が印象として残る。著者は...

恋愛小説でもありホラー性もあり家族小説の色を持つ短編集7話。この短編集のそれぞれの主人公や登場人物が表面に晒しているものと、内に秘めているものの温度差をこの短編集「カモフラージュ」と題していると感じた。ゾクッとすることと理不尽な結末におののいたり、ざらり感が印象として残る。著者は元アイドルグループの人なんですね。全く名前も顔も知りませんでんした。

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