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まとまらない言葉を生きる
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まとまらない言葉を生きる

荒井裕樹(著者)

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まとまらない言葉を生きる

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 柏書房
発売年月日 2021/05/03
JAN 9784760153497

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商品レビュー

4.1

71件のお客様レビュー

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2025/06/30

読むのが苦しかった。ALSや知的障害者、ハンセン病に苦しんだ方の言葉が出てきて、同情するとも違う狂気と身体的社会的な死に対する恐怖を感じた。

Posted by ブクログ

2025/06/25

2018年かな?東京医大の女子受験者への減点操作がニュースになったとき、当時いち受験生として、本当に言いようもないショックと憤りで息苦しくなったけど、 受験生でも女性でもないこの本の作者も同じ熱量で憤慨してて、すごく信頼できると思った 制度よりムードの方が大事、という発言を影響...

2018年かな?東京医大の女子受験者への減点操作がニュースになったとき、当時いち受験生として、本当に言いようもないショックと憤りで息苦しくなったけど、 受験生でも女性でもないこの本の作者も同じ熱量で憤慨してて、すごく信頼できると思った 制度よりムードの方が大事、という発言を影響力ある人が発したことにに危機感を抱いているのは、自分にない視点だった (立場の強い人は立場の弱い人をその時々のムードに合わせて処遇できるようになるから) 自己責任という言葉の不気味さについての章も良かった。 自己責任とは、人を黙らせるための言葉、他人の痛みへの想像力を欠いてしまう言葉。

Posted by ブクログ

2025/06/21

今、日本という国で少しずつ降り積もってしまっている、侮辱し、貶め、罵り、蔑み、差別する言葉の存在に気付くことを促し、その存在に警鐘を鳴らすことを試みた本。 著者は障害者やハンセン病患者たちと長年の交流を行ってきた。 その差別され抑圧されてきた当事者たちの「生(なま)」の言葉を多...

今、日本という国で少しずつ降り積もってしまっている、侮辱し、貶め、罵り、蔑み、差別する言葉の存在に気付くことを促し、その存在に警鐘を鳴らすことを試みた本。 著者は障害者やハンセン病患者たちと長年の交流を行ってきた。 その差別され抑圧されてきた当事者たちの「生(なま)」の言葉を多数引用し、その重みを示す。 戦争の歴史や優生保護法という差別を具現化した恐ろしい法律、ハンセン病患者隔離の事実、精神病を「治す」こと、ALS患者の体験、水俣病の背景など、事実を紹介することに留まらず、それに関する著者の経験の中にあった「言葉」に着目し、問題の正体と改善策を考えようとしている。 例えば、戦時中の障害者たちに向けられた『国の役に立たない「米食い虫」』という言葉は、現代社会に蔓延る「同調圧力」という言葉が表すものと比べ物にならないくらい、強烈な抑圧のニュアンスを内包していたに違いない。 「自己責任」、「遠慮」、「子どもの権利」、「期待」など、単なる言葉の意味ではなく、その言葉が社会に置かれたときに人々に捉えられるその言葉の感覚やリアルな温度感を、非常に細かく分析している。そしてそれは本当に的確だ。 著者自身のエピソードを絡めながら、ささやかな幸福や平凡な日々の暮らしの幸せを求め、声を上げ、社会と闘ってきた人々の姿を、著者の卓越した言葉を通して見ることができる。 将来の社会を冷たく尖ったものにしないために、「言葉を諦めない」ことを体現した本書及びその著者を、僕は心から尊敬する。 素晴らしい本です。

Posted by ブクログ