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死にたがりの君に贈る物語
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
発売年月日 | 2021/05/07 |
JAN | 9784591170083 |
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死にたがりの君に贈る物語
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商品レビュー
3.8
112件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
みんながミマサカリオリのために行動していることがすごく伝わってきた。みんなが思いやりをもって意図を汲んでくれていた。そしてそれは6人だけじゃない。肯定して、愛してくれるファンがたくさんいること。それに気づけたことがミマサカにとって一番だったと思う。 編集者の塚田さんと山際さんが優しすぎるし、稲垣さんの言動が人格者すぎる。 どれだけの賞賛があっても、批判の声は目に映る。人一倍そういう声が届くミマサカだからこそ、自暴自棄になり、周りの人を試した。 生い立ちや境遇を鑑みれば十分推察できる。 だからこそ、純恋の意志の強さと小説への愛がミマサカの胸を打った。本気で小説に救われて、命をかけるほどじゃなければできない。 そして純恋も、生きがいがこれからも続けると知って、タイトルの伏線回収へと繋がる。 主人公の広瀬も苦しい現実と向き合いながら、自分を信じて生きることを選んだ。 誹謗中傷はSNSが浸透した今、すごく問題になっているが、やはり中傷を受けた側は、立ち直れないほどの傷を負う。気にするなと言われても目に入るし、自分の心が蝕まれていく。 改めて警鐘にも自戒にもなった。 けんご大賞の受賞作。前評判が高いゆえに、自分の予想をさらに超える展開を期待してしまった。 もちろん内容は感動したし、書き手と読み手の両方に救いがある終わり方でとても良かった。 だけど、田中が暴言やり過ぎだなあ。自分がされて嫌なのに、それをましてや一番愛を伝えてくれた読者に、、しかも子どもに、、 周りが優しすぎる。編集者は小説家第一とはいえ、崇めすぎな気もした。 純恋に任せたっていうのも、一番の読者とはいえ、結局他力本願な感じも否めなかった。 「鮎の友釣り」は友情ではなく、怒りを利用する。鮎の縄張りを利用して、攻撃してきたところを引っかけるのか。
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ミステリー要素を持ちなら繊細で感動的な物語でした。たいへん楽しく読みました。「若さ」をお持ちのみなさんにおすすめします。(生きていれば濃淡あれど若さありますから、みなさんですね) 物語を語ったり、書いたりすることと、物語を聞いたり、読んだりすることは、どれだけ離れたことなん...
ミステリー要素を持ちなら繊細で感動的な物語でした。たいへん楽しく読みました。「若さ」をお持ちのみなさんにおすすめします。(生きていれば濃淡あれど若さありますから、みなさんですね) 物語を語ったり、書いたりすることと、物語を聞いたり、読んだりすることは、どれだけ離れたことなんだろうかと思いました。 小説家と読者だと、まったく別の種類の人間のように思ってしまいます。 でも、この本を読むと、そんなに離れていない、作家と読者は表裏一体、近しい存在なんのかなと感じられました。 この小説の主要テーマである「誹謗中傷」なんかはすっ飛ばし、わたしなりの理解は、以下のとおりです。 「遠いむかし、ある時ひとつの霊魂が、物語を語り・書く魂と、物語を聞き・読む魂に突然分裂してしまった。そこから長い年月を経て、この魂たちはようやくこの物語で再会をはたすことができた。」 みたいな感じでしょうか。どこにも書いてませんけど、とにかく魂なんです。(めんどくさがってるわけじゃないです) この小説は、物語の書き手と読み手の霊魂の再会・再生の物語であるとともに、もうひとつ、若いひとたちの人生の再生物語でもありました。 それから、この小説はとっても演劇的だなとも思いました。登場人物たちのセリフや立ち振舞が、舞台をみるようでした。集合したはじめのほうは、リアリティー・ショーみたいだったし。(よい意味ですもちろん!) 「若い」心で、小説のなかの小説である『Swallowtail Waltz』を受け入れ、登場人物たちのあり様を受け入れ、魂と魂の再会を目撃していただきたいです。
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これぞ物語って気がする。 最初から後ろのページ見たら 全然面白くなく、段々と読み進めていくのに適した本でした。 特にあらすじが凄い。 最初からあらすじは読まないで欲しい。 沢山の人間関係が視覚化されているので ほんとに読んだ方がいい。
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