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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2021/05/26 |
JAN | 9784163913735 |
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テーマは「最愛の人の他者性」 どんなに身近な人でも、その人の本心はわからない。ましてや亡くなってからどんなに本心を探ろうとしても本当のところはわからない。 ただ、亡くなった母親がなぜ自由死を望んだのか、理解しようともがく中で、主人公は新しい人間関係や仕事に出会い、新たな「母の...
テーマは「最愛の人の他者性」 どんなに身近な人でも、その人の本心はわからない。ましてや亡くなってからどんなに本心を探ろうとしても本当のところはわからない。 ただ、亡くなった母親がなぜ自由死を望んだのか、理解しようともがく中で、主人公は新しい人間関係や仕事に出会い、新たな「母のいない人生」を築いていく。
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平野啓一郎本一年半ぶり。 時代設定は2040年頃。 テクノロジーは今の調子のまま進んでいて、貧富の格差も順調に(?)拡大し、世界における日本の相対的地位の沈没も進んだ世の中。非生産層としての高齢者や医療サービス受領者に対する社会の視線が厳しくなった感じは、今の風潮から予想できる...
平野啓一郎本一年半ぶり。 時代設定は2040年頃。 テクノロジーは今の調子のまま進んでいて、貧富の格差も順調に(?)拡大し、世界における日本の相対的地位の沈没も進んだ世の中。非生産層としての高齢者や医療サービス受領者に対する社会の視線が厳しくなった感じは、今の風潮から予想できる姿とぴたりと重なって憂鬱な気分になる。 そうした社会では、自分の意思で死ぬ日とその時そばにいて欲しいひとをコントロール出来る「自由死」が認められている。妙にリアリティを感じる。 主人公の職業は、「リアルアバター」。依頼主に代わって、ゴーグルを付けて動き回り、依頼主はそれを体験する。需要ありそうだし、実際、2040年にはそういう職業は普通にありそうな気がして来た。 主人公がルームメイトの三好さんに決して好意を告げない、という設定は、「マチネの終わりに」を読んだ時と同様に、とてもイライラするが、それが彼の人間としての「成熟」なのか、月並みながら「傷付くのが怖い」のか、よく分からない。 売れっ子アバターデザイナーのイフィー(もし、あのとき跳べたなら、if I …)と三好さんのその後、が気になる。うまくいくのだろうか。。 終盤に登場する、「最愛の人の他者性」という言葉がこの本のテーマかな。
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母親を亡くしたあまりぱっとしない人生を歩んでいる主人公が、母親を再現したAIを作ってもらい、そこに語り掛けてゆくことによって生前の母親を知ろうとする物語。難解そうなテーマの割には読みやすかったし、途中で退屈するようなこともなかった。今後映画化される予定と聞いたからもしれないが、...
母親を亡くしたあまりぱっとしない人生を歩んでいる主人公が、母親を再現したAIを作ってもらい、そこに語り掛けてゆくことによって生前の母親を知ろうとする物語。難解そうなテーマの割には読みやすかったし、途中で退屈するようなこともなかった。今後映画化される予定と聞いたからもしれないが、以前に観た映画「PLAN75」の世界を思い出しながら読んだ。
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