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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2021/05/26 |
JAN | 9784163913735 |
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商品レビュー
4
219件のお客様レビュー
波に乗れたり乗れなかったりしたけれど読み切れた。近い将来こうなりそうなリアルな近未来の世界観は好きだった。全体的に湿った雰囲気があるけど主人公やその周りの人生が好転したのは救いだった。
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高齢の母親が「マチネの終わりに」で平野啓一郎が好きになって、勇んで買って読み始めたけど、早々にギブアップした本です。息子に回ってきました。「もう十分に生きたから」という言葉からして彼女にとっては重たい言葉だろうし、そもそもアバターとか出てくる近未来SF設定もチンプンカンプンだった...
高齢の母親が「マチネの終わりに」で平野啓一郎が好きになって、勇んで買って読み始めたけど、早々にギブアップした本です。息子に回ってきました。「もう十分に生きたから」という言葉からして彼女にとっては重たい言葉だろうし、そもそもアバターとか出てくる近未来SF設定もチンプンカンプンだったろうし、もうそのチャレンジ精神だけでも拍手ということで。自分でも長らく積読でしたが、日本人の「弔い」の意識を研究している大学教授と話す機会があり、急にこの本のことが気になって読んでみました。「樹木葬」や「手元葬」とか葬儀の多様性も急激に広がりつつある現代の「生きている人」と「死んでしまった人」の物語として非常にライブなテーマを取り扱っています。SFというより半歩先の「今」という感じ。例えば「小さなお葬式」とか「死」がどんどんプライベートなものになっていく中で、でも「死」って社会的だったり時代的だったりするものであることに平野啓一郎らしさを感じました。この本棚では『私とは何か』『マチネの終わりに』『「カッコいい」とは何か』『死刑について』が読了していますが、その流れから考えるとこの小説が生まれたのは必然に感じます。
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2021年初版。近未来の日本が舞台。「安楽死」ではなくて、「自由死」と言う選択肢が生まれています。そんな時代、あり得るように思います。私自身、現在65歳。もう十分だなあと思ったりします。しかし、大事な人が、それを求めた時に認めることができるのかなあと思います。そこは主人公と同じか...
2021年初版。近未来の日本が舞台。「安楽死」ではなくて、「自由死」と言う選択肢が生まれています。そんな時代、あり得るように思います。私自身、現在65歳。もう十分だなあと思ったりします。しかし、大事な人が、それを求めた時に認めることができるのかなあと思います。そこは主人公と同じかなあ。それから、この作品にはタイトルにある本心ってなんだろうかと考えます。著者の作品は、読後にいろんなことを考えます。
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