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土偶を読む 130年間解かれなかった縄文神話の謎

竹倉史人(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 晶文社
発売年月日 2021/04/24
JAN 9784794972613

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土偶を読む

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商品レビュー

4.1

55件のお客様レビュー

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2024/04/15

 教科書に書かれているような縄文時代のイメージを覆す一冊。知識欲が満たされるのと同時に、これまでの縄文時代に対するイメージが新しく置き換わっていく気持ちよさがあった。最初のハート形土偶のくだりは驚きで声が出るほどだった。  分厚くてとっつきにくいと思うかもしれないけど、図や写真...

 教科書に書かれているような縄文時代のイメージを覆す一冊。知識欲が満たされるのと同時に、これまでの縄文時代に対するイメージが新しく置き換わっていく気持ちよさがあった。最初のハート形土偶のくだりは驚きで声が出るほどだった。  分厚くてとっつきにくいと思うかもしれないけど、図や写真がいっぱいあって実質半分ぐらいの分量に感じる。文章も面白い。歴史が好きな人には確実におすすめできる一冊。

Posted by ブクログ

2024/03/11

第43回サントリー学芸賞 社会・風俗部門受賞作。 土偶とは、「日本最古の神話」が刻み込まれた植物像という主張。 縄文時代に大量に作られた素焼きのフィギュア=「土偶」は、日本列島においては1万年以上前に出現し、2千年前に忽然とその姿を消し、現代までに全国各地で2万点近くの土偶が発...

第43回サントリー学芸賞 社会・風俗部門受賞作。 土偶とは、「日本最古の神話」が刻み込まれた植物像という主張。 縄文時代に大量に作られた素焼きのフィギュア=「土偶」は、日本列島においては1万年以上前に出現し、2千年前に忽然とその姿を消し、現代までに全国各地で2万点近くの土偶が発見されている。 一般的な土偶の正体として 「妊娠女性をかたどったもの」 「病気の身代わり」 「狩猟の成功を祈願する対象」 「宇宙人」…… などの説がこれまでに展開されているが、いずれも確証が得られていない。 本書では〈考古学の実証研究〉(データ)と〈美術史学のイコノロジー研究〉(図像解釈学)によって、国内で発見された名だたる土偶の真実を明らかにしている。 それは、身近な食べ物というのが著者の主張だ。 1 ハート形土偶 2 合掌土偶 3 椎塚土偶 4 みみずく土偶 5 星形土偶 6 縄文のビーナス 7 結髪土偶 8 刺突文土偶 9 遮光器土偶 これらは、オニグルミ、栗、蛤、イタボガキ、オオツノハタ、トチノミ、稲、稗、里芋 を象ったフィギュアだと言う。 かなり自信をお持ちのようで、従来の説や現在の学会を、単なる主観でしかものを見ていないと批判されているようだが、食べ物を現したものだと言う主張も、すんなりとは理解出来ない。 専門家ではないのでその正当性を評価出来ないとしても、決めつけ的な表現はどうなのかなと思ってしまう。 所詮誰も真実を証明できないこと。あまり他説を批判し、自説を断言するようでは、センセーショナルな主張で話題を集める類いとも逆に受け取ってしまう。 案の定、「土偶を読むを読む」という検証本が出ているようなので、それを読んでみよう。

Posted by ブクログ

2024/02/24

フィギュアから人の精神性を想像する 縄文人も現代人も同じ人 精神性は変わらないという前提に立って土偶を読む行為がとても面白かった 最初はビビッときたことがきっかけのように見えましたが、そこから一つずつ自分の仮説を紐解き、現地に行ってそれを感じている様が、カッコよく楽しそうでし...

フィギュアから人の精神性を想像する 縄文人も現代人も同じ人 精神性は変わらないという前提に立って土偶を読む行為がとても面白かった 最初はビビッときたことがきっかけのように見えましたが、そこから一つずつ自分の仮説を紐解き、現地に行ってそれを感じている様が、カッコよく楽しそうでした。成果が出ない時は悶々としていたのかもしれませんが、半年経ってその悶々が解消された時の感動なんかも伝わってきて、こちらもワクワクしました。 長くずっと持ち続けられる疑問 その糸口が見つかった時の気持ちよさ そんな生き方はとても素敵だなって思います それが人間精神の研究だとするとやめられなさそう 専門にとらわせず、全体を見る精神にも共感です。ただ、専門家を否定したいわけではなく、専門家も大事!専門家の判断が全てじゃない、社会はもっと複雑に判断されていく、ということはお互い念頭に置いておきたい。 あと、サトイモ栽培が短期間で消滅した仮説が気候変動の影響というのが、自然という凄く大きなものに柔軟に対応してきた人類の知恵みたいなものを感じました。サトイモいけると思った縄文人が数年でサトイモを捨てることになるなんて、相当勇気が必要だったんじゃないかと思い、そして、米でいけるとなったときの感動とかも大きかったんじゃないかと。 心折れずに試行錯誤してくれたからこそ、いま私がここにいるんですね。感謝です。 私もよく生きるための試行錯誤して次の人類に繋げていきます 追記 高校の歴史の授業で先生が言っていたトロイヤ文明を発見したシュリーマンのことを思い出しました。シュリーマンは考古学的にはただの素人で、ここにトロイヤ文明があると噂されていた地域があるが、考古学的には違うという見解を示していた場所を掘り起こして発見した、という経緯があるようです(本当かどうかは知りません)。時には素人目線、というのも凝り固まった頭をほぐすのにはいいのかもしれないです。それを一人でやれるといいけど、みんなの叡智を使って凝りほぐすというのもまた素敵だと思う。認め合うってこと

Posted by ブクログ

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