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シブヤで目覚めて
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2021/04/24 |
| JAN | 9784309208268 |

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商品レビュー
3.7
44件のお客様レビュー
ちょ〜おもしろかったです! 東京在住のチェコ人、アンナ・ツィマさんのおもしろ小説です! 内容は特殊設定、かつ、ポップな純文学です。そして、様々な読み方ができる物語。 その中から、あえてひとつに絞るなら、わたしは「日本文学案内」と紹介したいです。 物語は多層的で複雑です...
ちょ〜おもしろかったです! 東京在住のチェコ人、アンナ・ツィマさんのおもしろ小説です! 内容は特殊設定、かつ、ポップな純文学です。そして、様々な読み方ができる物語。 その中から、あえてひとつに絞るなら、わたしは「日本文学案内」と紹介したいです。 物語は多層的で複雑です。目次をみると全11部に分かれ、チェコのプラハと、東京の渋谷が交互に並びます。プラハとシブヤ、二つの都市を舞台に物語は展開します。 物語の「場所」だけでなく、「時間」も複層です。「時間」のひとつは現代、主人公の若い女性ヤナ・クプコヴァーさんが存在する世界。 もうひとつの「時間」は、作中、ヤナさんたちがチェコ語へ翻訳し、その翻訳とともに物語と時間が流れる、大正・昭和期の作家、川下清丸(かわした・きよまる)の作品のなかに存在しています。 川下清丸は、横光利一、川端康成との親交深く、その作品は新感覚派の『文藝時代』に発表されました。 ポップなヤナさんの言葉と、時代を感じさせる川下清丸の文章。読者は趣の異なるふたつの「時間」を、同時に読み進めることになるのです。 川下清丸については、作者アンナ・ツィマさんの「あとがき」に詳述されています。 わたしは「日本文学案内」と書きました。 作品のあちらこちらで、川下清丸だけでなく、大正・昭和期の日本の作家たちにふれられています。 そのなかでも、作品そのものがチェコ語に翻訳された川下清丸の短編と随筆は、チェコやヨーロッパの読者には、日本文学の「サンプル」となっていると思いました。 一方、日本人のわたしは川下の文章を、作中ではフォントを変えてあったりして、まさに大正・昭和初期の時代を感じさせる文章、そのよさを味わえました。 そして、主人公の若い女性ヤナさんについてです。 ヤナさん、チェコの名門カレル大学らしき大学、日本学専攻の修士2年、はっきり言って日本オタクです。なにしろ、スマホ待ち受けが馬に乗った三島ですから! ヤナさんは、日本文学を研究しています。なぜ、あまり知られていない川下清丸作品を翻訳してるんでしょうか? 図書室のバイトで出会ってしまったのです。ヤナさんは、その文章にひかれ翻訳します。そして、その魅力のため、修論のあと、川下清丸で博士論文を書こうときめます。 そこから、忘れられた作家、川下清丸の謎を解こうとガンバります。 以上までがプラハでの通常設定?です。そのあいだに、シブヤの特殊設定がはさまるんです。ちょっと、特殊すぎて説明しづらいです。しかし、シブヤについて、そして、チェコ人からみた日本と日本人について書いてあったりして、おもしろさ倍増でした。 この本は、チェコ・フェスで、本書の訳者でもある阿部賢一先生が紹介されていて知りました。(紹介というか宣伝?) 阿部先生は、本書を「パラレルワールドもの」とおっしゃいます。わたしは、そんなに深く考えなくてもよいのでは、と思います。 ところで、アンナ・ツィマさんの二作目は、もうチェコ国内では刊行されているそうです。タイトルは『うなぎの思い出』?! これも阿部先生が翻訳中だとか。そして、これまた「パラレルワールドもの」だとおっしゃいます。 阿部先生、お忙しいでしょうが、がんばってください! 最後にもうひとつ、この本は日本文学案内であるとともに、「文学研究」の小説でもあるんです。わたし、ヤナさんみたいな学生さんに文学コーチをお願いしたいとおもいましたよ。
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https://opac.lib.hiroshima-u.ac.jp/iwjs0027opc/BB03703284 西図書館2階・開架 989.53/C-72
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チェコの作家による日本文化を追求した小説。 舞台もチェコと日本という二部構成で、 下手したらそこらの日本人よりも詳しく日本を描写していて 日本への愛と綿密な取材力に驚かされた。 ただ設定は奇抜、というよりユニークと言った方が近いかも。 チェコはプラハ在住の大学生、ヤナ•クプコヴ...
チェコの作家による日本文化を追求した小説。 舞台もチェコと日本という二部構成で、 下手したらそこらの日本人よりも詳しく日本を描写していて 日本への愛と綿密な取材力に驚かされた。 ただ設定は奇抜、というよりユニークと言った方が近いかも。 チェコはプラハ在住の大学生、ヤナ•クプコヴァーは 幼少期から日本文化に強く惹かれ、 村上春樹の『アフターダーク』をきっかけに、 日本文学、映画、アニメ、漫画へと傾倒していく。 大学では日本文学を専攻し、謎の日本人作家「川下清丸」の研究に没頭。 彼の残した数少ない作品を翻訳しながら、その人生を追う。 一方、もう一つの物語の舞台である日本の渋谷。 そこにいるのは17歳のヤナで、初めて日本を訪れた時の記憶。 だが違うのは、ヤナのことを他の誰もが認識していないということ。 そして、渋谷から外へ出られないということ。 そう、地縛霊のように渋谷に囚われているのである。 プラハにいる現在のヤナと、渋谷に囚われている過去のヤナ。 二つの存在が交錯しながら物語は進んでいく。 この奇抜な設定が最初はどうにも頭に入ってこないが、 段々と後半は意味を成していく。 過去と現在が交錯していく様は、設定の奇抜さも相まって面白い。 いわゆる、日本人から見た海外の日本ヲタの外人を 徹底的に否定しているヤナの人物像が中々に魅力的。 自分はそれとは違う、本当の日本愛を持っている。 そう言わんばかりの描写の数々。その辺は感服である。 ただ著者自身の生み出した、物語の核となる川下清丸の短編『恋人』 これに関しては内容も本編の中で拝読できるのだが、 大正時代を生きた作家という設定にしては物語が現代寄りすぎる気はした。 だからこそ、すんなりと内容が頭に入って 上手く本編とフィットしたのかもしれないという側面もあるのかもしれないが。 その辺が日本文学というか日本語の難しいところなのかもしれない。 難しいが正義なのか、簡単が正義なのか。 読み手とはその時々で求めるものが違うから厄介だ。 そんな書き手の苦労が聞こえてくるようだった。
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