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言葉はいかに人を欺くか 嘘、ミスリード、犬笛を読み解く
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言葉はいかに人を欺くか 嘘、ミスリード、犬笛を読み解く

ジェニファー・M.ソール(著者), 小野純一(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 慶應義塾大学出版会
発売年月日 2021/04/20
JAN 9784766427455

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商品レビュー

2.5

6件のお客様レビュー

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2024/06/03

ふと手に取る本が大体哲学的すぎてしんどくなること多いんだけど哲学入門でも読めば理解できるんだろうかー?つまり…同じ言葉の繰り返しなんだけど何が言いたいんだ?って考えてしまう。 この本は嘘やミスリードの違い、定義を書いていて、私がもっと知りたいのは人が嘘をつく心理。巧妙な嘘やミス...

ふと手に取る本が大体哲学的すぎてしんどくなること多いんだけど哲学入門でも読めば理解できるんだろうかー?つまり…同じ言葉の繰り返しなんだけど何が言いたいんだ?って考えてしまう。 この本は嘘やミスリードの違い、定義を書いていて、私がもっと知りたいのは人が嘘をつく心理。巧妙な嘘やミスリードを見抜けるようになりたい。そしたら心理学の本がいいのかな。言語哲学は難しいという印象だけが残る本だった。 ・嘘をつく事の定義 話し手が言語的な思い違いやマラプロピズム(意図しない言葉の誤用)の犠牲者ではなく、またメタファーや誇張皮肉を用いていない場合に①その話し手がPであると言い②その話し手がPは誤りだと信じており③保証を与える文脈に自分がいるとみなしている場合に限り、その話し手は嘘をついている ・ミスリードする人は、自分の手を汚さずに、つまり嘘をつかずに、嘘と同じ成果を得ることができる ・それどころか、ミスリードする人は、自分が相手を欺いたのではなく、相手が勝手に誤解したのだから、自分は悪くないと安心感を得るかもしれない。自分の行いを正当化する。自己欺瞞であるなら、嘘と比べより反道徳的だとも言える

Posted by ブクログ

2022/06/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

堅苦しくてハマらなかった。難しくて理解できないものにも、心惹かれるものと、魅かれるものがある。前者は買って損はない。理解したいというモチベがあるから、何度でも読める。たとえ理解できなくても、ああでもない、こうでもないとうんうん考える時間(過程)自体も楽しかったりする。しかも、理解は遅れてたってくるものだから、何年かごしに読んでみるとスイスイ頭に入ってきたりする。そうゆうときに感じる嬉しさは何事にも耐え難い。私の場合だと、ショーペンハウアーの意思と表象としての世界や、記憶の遺伝に関するエピジェネティクスの論文とかが、それに当たる。後者は、買って読んだ試しがない。主に勉強になるからという消極的な理由で買ったのだと思うが、まず読まない。本棚を圧迫した後、引っ越しの際に捨てられるのがオチである。金は減り、本棚を圧迫し、引っ越しの際に時間をとられる。マイナスしかない。後者の典型例はまさに本書であり、買うのは危険である。喉元過ぎれば熱さを忘れるとはよく言ったもので、また今回も安直に後学のため、読んだ時間が無駄になったからせめて理解して元を取りたいという貧乏根性で買いそうになった。罠である。しかも自ら仕掛けた自滅型罠である。この感想を書いててそうおもったので、買うのはなし。図書館で貸し出し延長するくらいかな。いや。言語はなぜ哲学の問題になるのか?を新しく読んだ方が楽しい気がする。とりあえず、これからも本書のような後者の本は買わない。前者の本に格上げされたら、買う。 今の私に言語哲学の専門書はまだはやいかも。というか言葉はいかに人を欺くかっていう面白そうな邦題はタイトル詐欺じゃないかな。8割方、嘘とミスリードの区別の話だった。邦題であり、私が求めていた内容である、それらがどうやって人を欺くかっていう、話は見当たらなかった気がするんだけど。 p162 まとめより 「嘘をつくことの定義」 話し手が、言語的な思い違いやマロプロピズムの犠牲者ではなく、また隠喩や誇張、皮肉を用いていない場合に、(1)その話し手がPであると、言い、かつ、(2)その話してがPは誤りと信じており。(3)保証を与える文脈ないに自分がいるとみなしている限り、その話し手は嘘をついている。 道徳的な意義 嘘とミスリードを区別すうることには、道徳的な意義は存在しない。 特に、以下の主張は間違いである。 他の条件が不変ならば、嘘をつくことは、単に意図的にミスリードしようとするよりも道徳的に悪であり、成功した嘘は、単に意図的にミスリードするよりも道徳的に悪である。 p284 ビルクリントンのモニカとの不倫スキャンダル際に述べた「不適切な関係はありません」。この発話が嘘であるかミスリードであるかを考察し、この区別にこそ倫理的な重要性があると述べる。加えて、このように政治に関わる発言では、それを聞き手がどう判断するか、でその聞き手が有する政治的姿勢そのものが露呈することをします 。つまり、クリントンは嘘を避けミスリードすることで、法的・公的にできる限り誠実であろうとした、と考えるか、その反対に狡猾で卑劣な態度をとったと考えるか、など聞き手のその判断が彼らの政治信条に対応することをソールは示した。

Posted by ブクログ

2022/05/01

嘘とミスリードの区別を主題に、言語哲学と倫理学の両面から探求する。嘘を厳密に定義したうえでミスリードを区別する根拠を探り、「嘘はミスリードより悪いのか」という倫理的な問題に迫る。原題は『嘘、ミスリード、言われていること――言語哲学と倫理学における探求』。本文は約210ページ。その...

嘘とミスリードの区別を主題に、言語哲学と倫理学の両面から探求する。嘘を厳密に定義したうえでミスリードを区別する根拠を探り、「嘘はミスリードより悪いのか」という倫理的な問題に迫る。原題は『嘘、ミスリード、言われていること――言語哲学と倫理学における探求』。本文は約210ページ。その他、附録として論文「犬笛、政治操作、言語哲学」(約40ページ)を併録する。 第1章では、本書の大前提として「嘘」について厳密な定義がなされる。この第1章をベースに2・3章では言語哲学の世界では著名な概念らしい「言われていること」が「嘘とミスリードの区別」を説明できるかについて検証する。つづく第4章では、主要な観点が言語哲学から倫理学へと移り、「嘘はミスリードがより悪いのか」という問いを考察して著者としての見解を明示するにいたる。この4章をもって、本書の原理的な探求自体は完了する。終章となる第5章は、前章までで得た原理をもとに、改めて「嘘とミスリード」に関する例題を検証する応用編にあたる。 主に倫理的な側面での興味がもともとの動機で、個人的に関心をもって読めたのは第1章と第4章だった。第4章で提示される、嘘の道徳性に関する二つの大きな伝統である「功利主義とカント主義」のうち、カント主義ではミスリードを許容する考え方は他の著書で読んで気になっていた箇所であり、個人的に注目していたところに応えてくれるものだった。「嘘がミスリードがより悪いのか」という本書でとくに目を引く問いについては、著者の回答は抽象的ではなく明解であり、その回答内容と具体例にも、「言われてみれば」と納得することができた。 一方、言語哲学の観点からの分析が主となっていると思われる2・3章などは、前提として参照されている、言語哲学の重要な概念らしい「言われていること」の理解が進まず、展開される理論も私には難しかった。もともとが倫理的な観点の読み物を期待していたこともあって、今回の読書では読み解こうと思えるだけの興味をもつこともできなかった。全体としては一応目を通した程度の箇所もかなり多く、まともに読めたのは半分もないかも。もし私と同じような動機での読書なら、4章だけでも支障はないと思えます。

Posted by ブクログ

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