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殺人者の手記(下) 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2021/04/21 |
JAN | 9784488169107 |
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殺人者の手記(下)
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【上下通しの感想です】 ああダーリン、止まらずに読んだんだよ、最高だったさ、…最後の40ページ弱までは! と、よくわからない謎の倒置法で、大きな落胆は伝わりましたでしょうか。ええ。架空のダーリンに話しかけたくなる、近年稀に見る尻つぼみに文字通り天を仰ぎました。そりゃ〜ないよ。 最初はかなり良かった。 (だからよけい落下ギャップがひどかった、とも言う) 殺人者の「手記」部分が気難しい作家さんの知的な表現、といったいい感じで、ぐいぐい引き込まれて。企んでいるのか天然なのか分かりづらい謎の少女、想定外の異分子に戸惑うグループ、不穏な雰囲気、事件と理不尽に押しつけられる後始末。事件から後始末に至るまでは特に、引きずり込まれるみたいに読んだよね。 主人公の人となりがめちゃくちゃ丁寧に書かれてたり、心配(期待?)しながら読み進むわけですよ。ルメートルとか読んでるとどうしても深読み癖、つきませんか? …この幸せ描写、丁寧すぎん?なんか裏があるんじゃないの? とか。しかもガールフレンドだの古い友人、離婚した妻や子供たちとの交流など、意味深に思える動きが伏線めいてる。 …手記のグンナルは明らかに主人公のグンナルではないはず。いやだけど、なぜラストネームが明かされないの?手紙を受け取るグンナルとなにか関係が…?ラストネームが明かされてないと言ったらマリアンネも…これ、なんかとんでもないオチ待ってるのかも…⁉︎ …連続殺人(しかも手口がバラバラ)が起こってる横で主人公が人生を振り返ってリストアップする50名、それってどうなるの…! などなど。 ちなみに個人的には、少女の描いていた絵が気になってた。おばあちゃん云々の話の真偽がわからず、これが決め手でジワジワ追い詰められるのかな?とか期待してたからね。それが「あの子が話してたよ!」で、おしまいかあ(読んだ人にはわかるけどそのあっさりもまあそうじゃなかったんですがモゴモゴ)。 一方で現実に起こる殺人事件。予告の手紙に翻弄される主人公。主人公は残念ながら一人として救えないけれど、読者としてはその被害者たちの過去を「手記」で追っているのでもう、過去の事件も今の事件も気になってバンバン読み進むわけです。 そう、最後の40ページ弱までは。そして最後の種明かしにマジで唖然。え。 そうです。伏線かと思われたけどそうでない諸々の期待はずれを10,000歩譲ってもわたしが耐え難かった第、1位はですね…(ドラムロール) なんと!丁寧な掘り下げで読者としてがっつり寄り添った主人公じゃないんですよ、解決するのが。「思ったんだけどさー」くらいのノリで今までほぼノーマークの、気持ちがこれっぽっちも入ってない、なんならモブキャラにかっさらわれるのって…酷すぎませんか。せめてルームメイトじゃない?100歩譲って。てかだったらルームメイトとのあの下り、いる⁉︎ 殺人の証拠とかそう言ったモノにさえ言及されず、主人公が手紙を受け取ったことに意味もないって、ウソでしょ。 もしかしたら読み飛ばしちゃってたのかも。と、真剣に最後の方なんども読み返す。最後のページをめくって、え、嘘でしょ。って、ページ重なってないか、紙をすりすりしちゃった。それには意味がない、でいいならもはやなんでもありだよね。めちゃくちゃ置いてけぼり感。この本読んでみんな、そう思わないの?
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殺人予告状は、三通目、四通目と続いた。バルバロッティに心当たりはなかったが、マスコミに嗅ぎつけられ、押しかけてきた記者に乱暴をはたらいたと捜査から外されてしまう。そんな彼を嘲笑うかのように、五通目の予告状にはバルバロッティのファーストネームが。さらに彼宛に手記らしきものが送りつけ...
殺人予告状は、三通目、四通目と続いた。バルバロッティに心当たりはなかったが、マスコミに嗅ぎつけられ、押しかけてきた記者に乱暴をはたらいたと捜査から外されてしまう。そんな彼を嘲笑うかのように、五通目の予告状にはバルバロッティのファーストネームが。さらに彼宛に手記らしきものが送りつけられるが、そこに書かれていたのは驚愕の記録だった。 事件は収束するが、もう一つの件はどうなったの? 気になる。
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警察ものは好きだけど、家族ドラマは読みたいジャンルじゃないのよね ラストもモヤっと残念… 実は生きてましたってのを期待しちゃうかも
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