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実力も運のうち 能力主義は正義か?
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実力も運のうち 能力主義は正義か?

マイケル・サンデル(著者), 鬼澤忍(訳者)

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実力も運のうち 能力主義は正義か?

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2021/04/14
JAN 9784152100160

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138件のお客様レビュー

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2021/08/22

Daigoに読ませたい

以前から、中途半端な名門大学卒ほど、貧困層に厳しいと感じていた。親が金持ちで二代続けてお坊ちゃん大学。寄付金で入れそうな大学。中高一貫校から名門大学。その類。 私は赤貧の育ちから文字通り努力でのし上がったタイプ。しかし、貧困層は努力不足とも思わないし、軽蔑もしない。ただ、生...

以前から、中途半端な名門大学卒ほど、貧困層に厳しいと感じていた。親が金持ちで二代続けてお坊ちゃん大学。寄付金で入れそうな大学。中高一貫校から名門大学。その類。 私は赤貧の育ちから文字通り努力でのし上がったタイプ。しかし、貧困層は努力不足とも思わないし、軽蔑もしない。ただ、生まれが悪かったとしか思えない。 中途半端な名門大学卒ほど、自己評価が異常に高く、貧困層を軽蔑する。その理由は何だろうかと思いつつ、この本を読んだ。 米国の名門大学は入りにくく、卒業しにくい。従って、評価も高いと思っていた。でも、読めば読むほどに化けの皮が剥がれて行く。 この本でのキーワードは「共通善」まことにサンデルらしい価値観。最後には解決法まで提案している辺り、素晴らしい。

ユスト

2026/07/08

自分には内容も分量もなかなか手強い一冊で、最後まで読むのに1か月以上かかった。 能力主義は、貴族制や縁故で物事が決まる社会よりはずっと公平だと思う。でも、戦後の資本主義や新自由主義と結びつき、能力で人を測る考え方が行き着くところまで行ったことで、その副作用が表面化したのだろう。...

自分には内容も分量もなかなか手強い一冊で、最後まで読むのに1か月以上かかった。 能力主義は、貴族制や縁故で物事が決まる社会よりはずっと公平だと思う。でも、戦後の資本主義や新自由主義と結びつき、能力で人を測る考え方が行き着くところまで行ったことで、その副作用が表面化したのだろう。 サンデルは解決策として共同体意識の回復を挙げているけれど、そこは正直あまり腑に落ちなかった。 そもそも「能力」や「価値」という言い方自体が、人間を何らかの尺度で測る土俵の上をぐるぐる回っているだけのような気もする。 社会で「能力」とされるものは、時代や経済の状況によって簡単に入れ替わる。そんな流動的な評価軸に合わせて自分を測り続けるのは、個人的にはダルい。 評価されるかどうかや、役に立つかどうかはいったん脇に置いて、肩の力を抜いて適当に生きる。禅っぽいと言えば禅っぽいけれど、自分にはそのくらいの距離感のほうがしっくりくる。

Posted by ブクログ

2026/05/25

息子へ) ハーバード大の教授のマイケル・サンデル氏は、ベストセラー本をいくつか輩出している。父さんも3冊ほど読んだが、この本が一番、思慮深かった。 現在の民主主義(特にアメリカ)は、皆が平等に成功するチャンスがある社会とされているが、実際のところは、そんなことはない。生まれた環...

息子へ) ハーバード大の教授のマイケル・サンデル氏は、ベストセラー本をいくつか輩出している。父さんも3冊ほど読んだが、この本が一番、思慮深かった。 現在の民主主義(特にアメリカ)は、皆が平等に成功するチャンスがある社会とされているが、実際のところは、そんなことはない。生まれた環境、なんなら遺伝子によって決まる。と筆者は訴える。「確かにそう」と、父も納得した。 例えば。有名大学に通う生徒のほとんどが裕福な家庭に生まれている事実。たちが悪いのは、この能力主義の社会で成功している人は、疑うことなく、「自分は努力して勝ち取った。成功していない他人は努力が足りない。自業自得だ。」と考え、格差を生んでいるということ。 今、トランプ氏率いる共和党が票を集めているのは、この能力主義に乗り遅れた人たちからの票だ。この考えは、父さんにとって目からウロコで。完全に同意した内容だ。また、Brexitも、現在の能力主義への嫌悪感から生まれたと筆者は訴える。 アメリカンドリームが良い社会とは言えないようだ。では、よい社会とはどんな社会か、どうすればその社会を作れるのか、この問いは誰も答えられない。人類で探し求めるべき問いなのだろう。この残酷な世界を少しでも良くするために。

Posted by ブクログ

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