百貨の魔法 ポプラ文庫

村山早紀(著者)

• 販売会社／発売会社: ポプラ社
• 発売年月日: 2021/04/07
• JAN: 9784591170052

商品レビュー

2024/05/06

魔法の白猫により1つ夢が叶う素敵な物語。それぞれ百貨店に携わる人達の心温まる素敵な本が読めました。百貨店に足を運びたくなる。

2024/03/14

表紙から中身から、すごくきらきらしていて、優しく包んでくれるような物語。
最初は登場人物の多さに混乱する部分もあったけれど、進むにつれこの百貨店に込められた思いや、街の人たちと作り上げてきたたくさんの思い出が心を温かくしてくれる、そんなお話だった。

2024/03/06

百貨店を舞台にした連作短編集

以下、公式のあらすじ
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時代の波に抗しきれず、「閉店が近いのでは?」と噂が飛び交う星野百貨店。エレベーターガール、新人コンシェルジュ、宝飾品売り場のフロアマネージャー、テナントのスタッフ、創業者の一族らが、それぞれの立場で街の人びとに愛されてきたデパートを守ろうと、今日も売り場に立ちつづける――。百貨店で働く人たちと館内に住むと噂される「白い猫」が織りなす、魔法のような物語!
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地元に密着した老舗の星野百貨店
百貨店に愛着を持つ様々な従業員視点で描かれる心温まる物語

歴史ある百貨店を守ろうとする人たち
エレベーターガール、テナントの靴屋店主、宝飾サロン責任者、資料室、化粧品アドバイザー、コンシェルジュ

実際問題、今どきこんな人件費をかけたデパートは存在し得ない
三機のエレベーターにそれぞれエレベーターガールがいるとかね
しかも本館だけでなく別館もあるとしたら、もっと人員はいるわけでしょ
こんな調子で他の部署も従業員を大事にしてるとしたら経営的に厳しいと思う

あと、屋上遊園地も少なくなりましたよねぇ
屋上遊園地に詳しい人の話を聞くと、色々な事情があるようで
まぁ、これも時代の流れですよね

これはもう古き良き時代の百貨店を懐かしむロマン小説ですね

いいなと思った一節
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接客業のひとびとは、もちろんすべてのお客様に対して、安定した、誠実な応対をすることを求められている。それが「プロの対応」でもある。けれど、彼らも人の心を持っている。もし最高のサービスが見たいなら、客の側もプロの客になればよい。それは、カジュアルな店から、一流の店やホテルまで、すべてにいえることだ。
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カスハラと言われる理不尽な客もいるけど
やはりいい対応をしてもらいたいのであれば、客側もそれなりの対応をしなければならないのですよ

それはそうと、序盤に言及されてた社長の息子 通称「大福」は結局何してるんだろ？
従業員の単なる噂話に上がってるだけで本人は登場してない
まぁ、星野百貨店の経営者一族としてはふさわしくない態度のようなので、今後も大きく関わる事はないって事なんですかねー

村山早紀さんの著作を読むのは桜風堂ものがたりの2作に続いて3作目
こんな優しい物語ばかり読んで暮らせたら幸せでしょうねぇ

他にも作品多数なのでこれから読むのが楽しみ

とりあえず、次は積んでるコンビニたそがれ堂シリーズに手を付ける予定