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地球星人 新潮文庫
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地球星人 新潮文庫

村田沙耶香(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2021/03/27
JAN 9784101257136

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商品レビュー

3.8

564件のお客様レビュー

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2026/08/26

図書館で借りて読んだ。 正直、不気味で気持ち悪く感じる描写も多かったが、なんか続きが気になって最後まであっという間に読めた。 出てくる登場人物に皆どこかしら同情する部分があるものの、誰にも感情移入し切れないのは、出てくる人が皆自分ばかりを被害者だと思ってその主張を貫こうとしてい...

図書館で借りて読んだ。 正直、不気味で気持ち悪く感じる描写も多かったが、なんか続きが気になって最後まであっという間に読めた。 出てくる登場人物に皆どこかしら同情する部分があるものの、誰にも感情移入し切れないのは、出てくる人が皆自分ばかりを被害者だと思ってその主張を貫こうとしていたり、何かしらの「悪いこと」をしているからかもしれない。 伊賀崎先生だけには同情も感情移入もできなかったけど… 不気味で理解しがたい部分も多いのだけど、その中でも共感できる部分はあった。でも、自分がこの本に共感できることが、悲しむべきことなのか喜ぶべきことなのかはわからない。 “皆、「工場」を信じ、「工場」に洗脳され、従っている。身体の中の臓器を工場のために使い、工場のために労働している。” “夫と私は、「ちゃんと洗脳してもらえなかった人」たちだった” “洗脳されそびれた人たちは、「工場」から排除されないように演じ続けるしかない” 本書の中で出てきたこの部分はわかるなぁと思ってしまう。 「正解」とされる生き方がこの世界には存在していて、そんなの関係ないと抗おうとすればするほど苦しくなるのだから、それならいっそ洗脳して「正解」通りに生きさせてくれ…ということが言いたいのかなと思った。 それにしても、社会を「工場」、人間を「製造」するという表現には頭をガツンとやられたというか、人間って別に特殊な賢い存在ではなく、世界の構築物の一つにすぎないよなと一気に冷めた視点で見させてくれた感じがした。 こういう視点の変化?みたいなものを体験できるので読書って面白いなと思う。

Posted by ブクログ

2026/08/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最初から最後までくそ気持ち悪かった!あの世界をいきのびてるのすごい。 面白くないとかじゃなくて、読んだ後に心に何も残らなかった(多分理解はできたけど共感できなかったせいで「ふ〜読んだ〜!!」って気持ちにならなかった)から星3つ。 希望を求めて次々と読み進めてしまった。なんなら今までの小説の中で1番続きが気になって読み進められた。面白いと思える部分は全くなかったのに。 主人公の不遇が晴れる場面、例えば人を殺すところ、人を食べるところがもはや希望の光のように読めてしまい、作中で積み上がった物語が自分のものになったと感じた。 私はかなり地球星人だしかなり幸せな人生だけど、私も人間は食べて寝るために頑張ってると思っているから、私の悲観版の人間が書いた本、というように読めた。 読書はまりたての友達が読み終わったこの本を私にくれて、感想聞きたいと言ってた。あー家に置いておくのも嫌だったんだなあと思った。簡単に人におすすめできる本じゃないけど、私が雑食って知っててこの本をくれたの、とてもありがたい。私もこんなに衝撃的で最後まであまり共感できないのに読んじゃう本はじめてだよ!朝まで語れそう。私はこの本を家のどこに置いて、どういう位置付けにしようか。

Posted by ブクログ

2026/08/25

うおお田村沙耶香節〜!!!と思いながら読んでいました。 同著者の作品は、コンビニ人間以外として初読でしたが、社会には人間の役割があって、その役割を全うできない個体は排除される、というのがひしひしと伝わってきます。最初の主人公パートがなかなかに辛く、これどうなるんだ…?と思っていた...

うおお田村沙耶香節〜!!!と思いながら読んでいました。 同著者の作品は、コンビニ人間以外として初読でしたが、社会には人間の役割があって、その役割を全うできない個体は排除される、というのがひしひしと伝わってきます。最初の主人公パートがなかなかに辛く、これどうなるんだ…?と思っていたら、まさかのラスト。四捨五入したらハッピーエンドでした。 ちなみに「早く洗脳されたい」が個人的に刺さりました。自分がどうにもならない事を分かっているから、だったら苦しさを感じないで楽になれた方が幸せじゃないか、というある種の諦念をもつ人間が、好きです。

Posted by ブクログ

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