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食農倫理学の長い旅 〈食べる〉のどこに倫理はあるのか
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食農倫理学の長い旅 〈食べる〉のどこに倫理はあるのか

ポール・B.トンプソン(著者), 太田和彦(訳者)

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食農倫理学の長い旅 〈食べる〉のどこに倫理はあるのか

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 勁草書房
発売年月日 2021/03/19
JAN 9784326154685

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2021/11/02

☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです(電子ブックで利用できます)☆ https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/NB00251256 ※学外から利用する際は、こちら↓のリモートアクセスをご利用ください ht...

☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです(電子ブックで利用できます)☆ https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/NB00251256 ※学外から利用する際は、こちら↓のリモートアクセスをご利用ください https://www.shinshu-u.ac.jp/institution/library/find/r-access.html

Posted by ブクログ

2021/06/26

食農倫理学の長い旅 ポール・B・トンプソン著 何を食べどう生きるべきか 2021/6/19付日本経済新聞 朝刊 食事の前に「いただきます」と手を合わせるのは、日本が誇るべき文化であるが、食前の祈りは世界中の多くの宗教に見られる慣習でもある。それは感謝の発露であると共に「食べる」と...

食農倫理学の長い旅 ポール・B・トンプソン著 何を食べどう生きるべきか 2021/6/19付日本経済新聞 朝刊 食事の前に「いただきます」と手を合わせるのは、日本が誇るべき文化であるが、食前の祈りは世界中の多くの宗教に見られる慣習でもある。それは感謝の発露であると共に「食べる」という行為に潜む様々な「非倫理性」への贖罪(しょくざい)の意が込められているのかも知れない。 本書は米国ミシガン州立大学哲学科ポール・B・トンプソン教授の著作であり、2015年には北米社会哲学協会の「今年の1冊」に選出された力作だ。著者によると「食農倫理学」とは「食べものの製造、加工、流通、消費の方法について、権利と義務、利益と害、美徳と悪徳という観点から検討する学問」と要約されている。 多岐にわたる本書の論点の中でも著者が根本問題と呼ぶのが、発展途上国を中心とした貧困と飢餓である。食料は生活必需品であるため政策的に価格が抑制され、それが農業従事者の貧困や労働条件の悪化を招く構造的な要因となっている。特に途上国の小規模農家の飢餓は深刻であり「先進国からの食糧援助が必要」とする主張はよく目にする。しかし、そういった支援により途上国の食料品価格が低下し、農家の貧困問題がさらに深刻化するという皮肉な事実も指摘されている。 また、もう一つの重要な論点は、肉食である。生物学的に、我々人間は従属栄養生物に分類され、他者の命を「食材」とすることでしか生きていけない。この「原罪」をめぐっては倫理上の多くの議論があり、本書では主に肉食、そして家畜の飼育環境が取り上げられている。「祈りによる贖罪」や「原罪などない」といった様々な立場がありうる問題だが、畜産業等の現実を良く知り考えることで、思考停止でもall-or-noneでもない「ベターな道」の探求が初めて可能となるのだろう。また、本書では他に遺伝子組み換え食品、農業による環境破壊、持続可能性といった重要な問題も論じられている。 「食」という身近な話題を取り扱っているが、本書は哲学の専門書であり、いずれの話題も勧善懲悪的な単純な主張は避けられている。まわりくどい議論と感じられる向きもあろうが、豊富なデータと専門的な知識に基づいた思索の数々が「何を食べるべきか」に留(とど)まらず、「どう生きるべきか」を読む者に考えさせる書となっている。 《評》神戸大学教授 中屋敷 均 原題=FROM FIELD TO FORK(太田和彦訳、勁草書房・3520円) ▼著者は51年生まれ。米ミシガン州立大教授。生物工学や食に関する著書多数。

Posted by ブクログ

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