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未来は決まっており、自分の意志など存在しない。 心理学的決定論 光文社新書1122
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2021/03/16 |
JAN | 9784334045296 |
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未来は決まっており、自分の意志など存在しない。
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未来は決まっており、自分の意志など存在しない。
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商品レビュー
3.5
31件のお客様レビュー
運命論や達観論、人間をプログラムされたものとして見る橘玲系の本。因果的決定論やカルヴァン派的宗教観、ラプラスの悪魔は、私には殆ど同じことを言っているように感じる。それと、自由意志の否定は同根という気がする。 まず脳が無意識に動き出し、その後、動かそうと言う意志が形成され、最後に...
運命論や達観論、人間をプログラムされたものとして見る橘玲系の本。因果的決定論やカルヴァン派的宗教観、ラプラスの悪魔は、私には殆ど同じことを言っているように感じる。それと、自由意志の否定は同根という気がする。 まず脳が無意識に動き出し、その後、動かそうと言う意志が形成され、最後に実際に手首が動くと言うのが正しい順序。ベンジャミンリベットの実験が紹介される。尚、リベットは、自由意志は否定したが、自由否定は否定していない。 未来が自由で未確定だと思うのは、実は誤解であり、すべての情報を手元にした存在にとって、未来は全て確定済みである。複雑化している世界の全てのパラメータが明らかならば、その因果関係は過去から未来へ、連鎖的に解き明かせるという考えだ。不確実な社会とは、人間レベル故感じる事象なのだろう。 そんな風に人間を捉え直す時、人間に備わる脳機能が行動に果たす影響は大きい。サートリウスの報告では、男児愛の被験者は、男児を見ると感情に関わっている脳部位である扁桃体が一般の被験者に比べて大きく活動することがわかっている。この脳は意思でどうこうできるものではなく、自然にそうなってしまう点が重要である。また、小児性愛者は、一般的な大人のエロティックな画像を見ても、異性愛者に比べて、外側前頭前皮質と海馬の活動レベルが有意に低いことがわかっている。つまり小児性愛は、脳の個性であり、同性愛と同列に語ることができる。海産物を多く摂取する国では、殺人事件の件数が少なく抑えられることがわかっている。 他にも、素朴実在論に対する唯識論の話、物理学者バートランドラッセルは、世界は5分前に始まったと言う命題を論理的に誰も否定できないという引用。正直庄作の婿入りの話、サッケード抑制など。こういう本は面白い。
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難しいけど面白かった。この世は不思議な世界。初めから決まっている。そんな気もするし、それが本当かもわからない。神とはなんであるか。意識とは情報であるのか、真実がなんであるかわからないように巧妙に作られているのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。 曰く不可解。眠くなって来た。
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妹尾はラプラスの悪魔を持ち出しておきながら、三体問題やゲーデルの不完全性定理を紹介していないのは明らかな片手落ちだ。 https://sessendo.hatenablog.jp/entry/2023/11/29/124657
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