マンガ 論語と孔子(Ⅰ) 自分を磨く人間学の教科書！ 一を以て之を貫く

竹川弘太郎(著者), ももなり高(絵)

• 販売会社／発売会社: 飛鳥新社
• 発売年月日: 2021/02/25
• JAN: 9784864108294

商品レビュー

2024/03/15

孔子の人生

[路半]

孔子の人生、時代背景を通して論語の成り立ちを学ぶことができる。他の孔子語録的な書籍を読む上で解釈にも影響を与えるので、絶賛とは言わないが、読んでおいて損の無い一冊だと思う。

2024/12/31

マンガで分かる世界の教養シリーズの中では断トツにわかりやすい話。

孔子は幼い頃から自分をいじめた者の怪我の手当てをする等人格者であった。だが、早くに父を亡くし、農民の出である孔子にはなかなか役人登用の道が開かず、自身で塾を開いて多くの人に教えを説いていた。この辺りもすごい。自身の利益を考えず、国のためになるならと弟子たちに自分の思想を伝えるのだ。私だったら役人の道を閉ざされた時点で学問を諦めていたに違いない。

上巻は、孔子が50代にしてようやく官吏の道が開けたところで終わる。争いごとを好まず、それでいて国のためと常に学問をしている孔子が、どのように国の政治に関わっていくのか、孔子自身の行く末も気になるところ。

2024/08/03

子曰くで始まる論語の孔子の歴史を知ることができます。
まさか孔子が長い期間、不遇の時を過ごしていたとは知りませんでした。
理想的な国づくりを目指した孔子の教えは、時の権力者には受け入れられることは少なかったですが、その教えは、混迷する現代に生きる私たちにも強く響きます。