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テスカトリポカ
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2021/02/18 |
| JAN | 9784041096987 |

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商品レビュー
4
648件のお客様レビュー
めちゃくちゃ面白かったです。話のスケールも大きく登場人物も多いですが、のめり込んで一気読みでした。ただし、人によっては相当ショッキングな内容なので心の準備をしておいた方がいいかもしれません。
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山本周五郎賞、直木三十五賞受賞。 ということで、恐る恐る読む。 「心臓を鷲掴みにされ、魂ごと持っていかれる究極のクライムノベル」 というコピーは、まったく大袈裟ではなかった。 本当に、すごかった。 歴史・宗教学・文化人類学としての側面も濃厚で、 物語以上の広がりがある。 しかも最...
山本周五郎賞、直木三十五賞受賞。 ということで、恐る恐る読む。 「心臓を鷲掴みにされ、魂ごと持っていかれる究極のクライムノベル」 というコピーは、まったく大袈裟ではなかった。 本当に、すごかった。 歴史・宗教学・文化人類学としての側面も濃厚で、 物語以上の広がりがある。 しかも最近(2月22日)、メキシコの麻薬カルテルのトップが軍に射殺されたというニュースもあり、 現実と地続きの恐ろしさを、よりリアルに感じた。 麻薬売買、臓器カルテル。 その狂気じみた残忍さに、読みながら何度も気持ち悪くなる。 『テスカトリポカ』で描かれる暴力は、 残酷で、非常で、容赦がない。 日本のヤクザがまだ人情味を残しているように思えてしまうほどだ。 そして、その“力”が神話によって神秘化される。 タイトルのテスカトリポカ(アステカ神話の神)もまた、恐ろしく、圧倒的な存在。 倫理的には拒絶しながら、 原始的な本能では“力”に引き寄せられてしまう。 これは危険な感覚だ。 でも、人間の正直な部分でもある気がする。 これが麻薬の怖さであり、 資本主義の怖さでもあるのかもしれない。 怖い。 ただただ、怖い。 怖がってばかり・・・笑
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凄まじい、、、すごすぎる、、、すごすぎる。 コシモが生きていて泣けた(溺死してなくてよかった)。 コシモがパブロの娘になんらかの形で働いて稼いだであろう(おそらく汚くない)金を渡す最後のシーンで、「た」ではなく「る」で終わるところに作者の凄みを感じた。 (正しくはその後にバルミロ...
凄まじい、、、すごすぎる、、、すごすぎる。 コシモが生きていて泣けた(溺死してなくてよかった)。 コシモがパブロの娘になんらかの形で働いて稼いだであろう(おそらく汚くない)金を渡す最後のシーンで、「た」ではなく「る」で終わるところに作者の凄みを感じた。 (正しくはその後にバルミロの祖母の語りが入るので真の意味でこのシーンが終わりではないが。) 読後の余韻が凄かった。 大人になった今読んだからこそ、これまでの人生で勝手に身に付いたグロ耐性のおかげか夢にも出てこないが、殺戮の描写が多種多様なこの作品を学生時代に読まなくてよかったと胸を撫で下ろすほど。 刺激が強すぎて私生活に影響が出そうなほどである。(具合が悪くなりそう、だし、途中で読むのをやめてしまいそう(かつそのまま大人になっても読み直したりしなさそう)で、そうなってしまったら非常に残念だと思う) チャターラが出てきた時点で、コシモはバルミロ軍の敵側の立場として出所後に活躍する物語になるのかと勝手に想像していた。 (なぜならチャターラの凶暴さがやけに詳細に記述されるが、その体格はコシモに到底及ばなかったから) 日本で新しく凶悪なビジネスを目論むバルミロ・末永らに対して、ある種正義的立場でコシモ(ら)が捩じ伏せる展開を期待していた、が、そうはならなかった。 結局コシモはバルミロたちに目をつけられて仲間入りさせられてしまう。 しかし、ある意味ではバルミロたちに目をつけられなければコシモはおそらく少年院を出ることができなかった。娑婆に一生出られない可能性まであったコシモが、バルミロらのおかげでなんとか元の世界に戻ることができたのだ。ここが皮肉にも悪党バルミロたちに感謝しなくてはならないポイントになっている。 コシモにとってはヘタをするとバルミロはパブロ以上の恩人なのである。 それにしてもパブロ、、、この物語唯一の良心的存在。 彼にも生き抜いて欲しかった。あの時携帯を置いてコシモと一緒に逃げて欲しかった。 沖縄に帰って家族との普通の暮らしを取り戻して欲しかった。 パブロとバルミロの最後のやり取りは本当に痺れる。かっこいい。パブロがこの物語で1番カッコいいと私は思う。 登場人物が多い物語だが、最初から最後まで人物像を把握しておくべきは コシモ、バルミロ、バルミロの祖母リベルタ、末永、野村、矢鈴、パブロ、チャターラくらいかな? 相関図描き始めた時にはもう遅くて、なんだかんだそんなことしなくても混乱せず読みきれた。 ちゃんと固有名詞を与えられて人物の来歴も軽く描かれている割に重要でもない人間がちょこちょこ出てくるところだけすこし辛かった。 (ロロとか後から出てくるのかなと思ったけどそんなことなくて拍子抜けしたりはした)
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