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テスカトリポカ
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2021/02/18 |
| JAN | 9784041096987 |

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商品レビュー
4
668件のお客様レビュー
情報量が凄まじくて、その全てを整理して物語が構成されている点はただ尊敬するしかないと思った。その一方で、自分は整いすぎていて詳細が明らかすぎる文章はあまり好きではないと気づいた。物語に登場する各人の過去や設定の情報が明らかすぎると、ぼやけた部分に残る個人的な印象を作れず、物語に入...
情報量が凄まじくて、その全てを整理して物語が構成されている点はただ尊敬するしかないと思った。その一方で、自分は整いすぎていて詳細が明らかすぎる文章はあまり好きではないと気づいた。物語に登場する各人の過去や設定の情報が明らかすぎると、ぼやけた部分に残る個人的な印象を作れず、物語に入り込みきれない。もともと他人に縛られたりするのが苦手だからか、緻密すぎる情報の網が少々窮屈であった。またこの文章からはいつもあるはずの読後の清々しさや、曖昧でなんとも言い難い感情が特に生まれなかった。いつもであれば自分の言葉で教訓を書き出すことが自然にできるのだが、できなかった。原因は、未知の知識の多さに読むペースを崩され、没入しきれなかったからであるかもしれず、自分に知識が備わっていれば読後感は違うものになっていたかもしれない。その点はまだ自分に足りないことだと思った。この本を読むことはもうないと思う。評価すべきは、構成の美しさに限られるということが個人的な感想である。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
めちゃくちゃ面白かった…!! これ以上に面白いと思える作品に出会えるのか不安になった、、 子どもの心臓摘出の描写で、「麻酔から覚めたら死んでる」的な文章があった辺り…心苦しくなり、泣いた。辛かった…。 フィクションといえど、世界や日本のどこかでこんな出来事が絶対起きていそうだよね〜 最後に参考文献書かれてたけど、それまで読みたくなった笑
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思想というものは恐ろしい。 偶然に意味を与えてしまう、 運命を飲み込んでしまえるほど大きな。 そういう意味ではバルミロも被害者だといえるが、 その冷血さはどこから来たのか、 途方もなく恐ろしい。 宗教のある国では命が、軽く扱われているように見えるのは私が無神論者だからだろうか...
思想というものは恐ろしい。 偶然に意味を与えてしまう、 運命を飲み込んでしまえるほど大きな。 そういう意味ではバルミロも被害者だといえるが、 その冷血さはどこから来たのか、 途方もなく恐ろしい。 宗教のある国では命が、軽く扱われているように見えるのは私が無神論者だからだろうか。 神というものを崇めてしまうと、 相対的に人間の命は軽くなってしまうのではないか。 全ては、人間である。 傲慢ではなく、そう思わなければいけないのではないか。 パブロの父がパブロに、パブロがコスモに伝えた、 キリストの言葉、 わたしが求めるのは憐れみであって、いけにえではない キリストの迫害は何だ、キリストの迫害ではなく、 人間による人間への迫害ではないのか。 多様性が叫ばれているなか、 それでも押し付けてしまう思想がある。 どこまで多様性と暴力を天秤にかければ良いのか。 倫理観と宗教観は一致し得るのか。 これは日本で生まれ育ち、その中でマジョリティであるからこそ言えるものなのかもしれない。 自分を軽く見てしまえるほど、 大きな存在が欲しいと思ってしまうことがある、 その存在を疑うことなく信じ抜けることは、 もう難しい時代になっているのかもしれない。 最後は憐れみと暴力だった。 そこに宗教である必要はない。
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