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フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔 講談社現代新書2608
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フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔 講談社現代新書2608

高橋昌一郎(著者)

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フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔 講談社現代新書2608

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2021/02/17
JAN 9784065224403

フォン・ノイマンの哲学

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商品レビュー

3.8

69件のお客様レビュー

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2024/11/09

小さい時から天才で…というのはよくあるけれど本当にこういう人はいたのだろうかと思うくらいに飛び抜けている。(少なくとも日本人にはいないだろうなぁ) 科学優先主義、非人道主義、虚無主義それらがノイマンを人間のフリをした悪魔と呼ぶ理由かも知れないが、今の世界を見ていると人間の方が悪魔...

小さい時から天才で…というのはよくあるけれど本当にこういう人はいたのだろうかと思うくらいに飛び抜けている。(少なくとも日本人にはいないだろうなぁ) 科学優先主義、非人道主義、虚無主義それらがノイマンを人間のフリをした悪魔と呼ぶ理由かも知れないが、今の世界を見ていると人間の方が悪魔より悪魔らしいので怖さはない。 もう少しノイマンが長生きしていたらコンピュータがもっと早く発展したと思うけれど、今より早く地獄になっていただけとなるとどれだけ天才でも、どれだけ頭が悪くても人間は等しくただ愚かだと思った。

Posted by ブクログ

2024/11/02

日本人が生活する上で欠かせないコンピュータですが… その基本構造(ノイマン型アーキテクチャ)は1945年日本を震撼させた原爆を作る際、弾道計算用に開発された。なんとも皮肉な話だが、結果として、あらゆる分野の学問が飛躍した。 コンピュータの父、ジョン・フォン・ノイマンの人間離れし...

日本人が生活する上で欠かせないコンピュータですが… その基本構造(ノイマン型アーキテクチャ)は1945年日本を震撼させた原爆を作る際、弾道計算用に開発された。なんとも皮肉な話だが、結果として、あらゆる分野の学問が飛躍した。 コンピュータの父、ジョン・フォン・ノイマンの人間離れした才能と錚々たるキャリアに終始驚かされた。 甚大な被害をもたらした原爆の開発においても重要なポストについていたノイマンは科学で可能なことは徹底的に突き止めるべきだという「科学優先主義」の信念を貫いた。 その残忍さを『人間のフリをした悪魔』と称しているが、ノイマンは原子力爆弾の爆縮設計が完成すると、自分がやってしまったことの恐ろしさに恐れ慄く様子も読み取れる。 そんなノイマンのお茶目な一面が垣間見れる小話も面白かった。  プロポーズの言葉「君も僕もワインが好きだ。さて、結婚しようか」  無謀な運転を繰り返し、彼が何度も事故を繰り返した交差点は「フォン・ノイマン・コーナー」と言われた。 などなど…

Posted by ブクログ

2024/09/30

1人の科学者の生涯が書かれた本を初めて読んだ。彼の残してきた功績の華々しさに惹かれたことがきっかけだった。信じられないほど多岐にわたる分野での活躍に彼の脳内を覗きたくなった。大学で化学を学んできた者にとっては、聞き慣れた人物や理論が続出し、科学者の繋がりや心情の一部を知れたことも...

1人の科学者の生涯が書かれた本を初めて読んだ。彼の残してきた功績の華々しさに惹かれたことがきっかけだった。信じられないほど多岐にわたる分野での活躍に彼の脳内を覗きたくなった。大学で化学を学んできた者にとっては、聞き慣れた人物や理論が続出し、科学者の繋がりや心情の一部を知れたこともこの本の醍醐味であると感じた。数学出身の人は尚更であろう。 科学に対する考え方が人それぞれであり、特に原爆に関しては大きく意見が分かれ、派閥があったことなどは如何にも人間らしいと思った。その中で、ノイマンはタイトルにも書かれているように、「人間のフリをした悪魔」と表現されていたが、彼の人当たりの良さや癖や意外な一面も多数あり、ノイマンという人物に非常に好感が持てた。 もっと有名になっても然るべきだと思える人物であり、私がこの本を通して、ジョン・フォン・ノイマンを知れたことは幸運な事だと思った。

Posted by ブクログ