- 中古
- 書籍
- 新書
- 1226-13-08
女性差別はどう作られてきたか 集英社新書
定価 ¥968
220円 定価より748円(77%)おトク
獲得ポイント2P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2021/01/15 |
| JAN | 9784087211528 |
- 書籍
- 新書
女性差別はどう作られてきたか
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
値下げ前価格について
本価格は現中古販売価格の「値下げ前価格」となります。
直近約1か月間、値下げ前価格での販売実績があるものだけ表示しております。
女性差別はどう作られてきたか
¥220
在庫なし
商品レビュー
4.3
15件のお客様レビュー
「日本は家父長制」ということは聞いたことがあり、実際そうだろうと思っていたが、実は明治以降に作られ始めた「伝統」であり、本格化したのは戦後だということを初めて知った。西洋から民法を輸入する中で、個人個人の人権意識が日本的な考え方の中に西洋的な夫婦像を描いたものだから、それぞれの良...
「日本は家父長制」ということは聞いたことがあり、実際そうだろうと思っていたが、実は明治以降に作られ始めた「伝統」であり、本格化したのは戦後だということを初めて知った。西洋から民法を輸入する中で、個人個人の人権意識が日本的な考え方の中に西洋的な夫婦像を描いたものだから、それぞれの良くない部分が合わさってしまった印象。江戸以前にあった「家」制度が国家的な「家」に拡大することで、男女の役割が分担されてきたらしい。西洋では個々の人権意識が強いため男女同権→政治経済分野においても同権となりそうだが、「家」制度を受け継ぐ日本では男女同権→政治経済分野は「役割」だから〜となっていると感じた。 難しいのは、人口が急激に減る中では、「おわりに」で提示された「性別公平モデル」を作っていくリソースが少ないことじゃないかと思う。日本社会の観念を変えるのも難しいが、人や金が無いのは如何ともしがたいのではないだろうか。どうするのだろう、この国は。
Posted by 
大変面白く、読みやすく、とても勉強になった。 男性が権力を持って物事を決定し、それに女性を従わせるという女性差別的な支配の構造=「家父長制」の起源は、西洋と日本とで全然違うということが大変よくわかった。 ・西洋の女性差別の根底にあるのはキリスト教。 イヴの「原罪」から始まり、宗...
大変面白く、読みやすく、とても勉強になった。 男性が権力を持って物事を決定し、それに女性を従わせるという女性差別的な支配の構造=「家父長制」の起源は、西洋と日本とで全然違うということが大変よくわかった。 ・西洋の女性差別の根底にあるのはキリスト教。 イヴの「原罪」から始まり、宗教革命を経て王政を打破し近代社会に入ろうとする17世紀ごろのヨーロッパで、それまでの王権神授説が否定される過程でジョン・ロックの「社会契約論」が誕生。 父権と王権を分離するために、家族と国家を分離した→社会が「私的領域」と「公的領域」にわかれ女性が私的領域に押し込まれる構図が生まれた。 家族は男女の結婚契約によりはじまり女性は男性に従属するものと論じ、現代まで作る構図をつくった。 その後成立した法律も、女性を無能力者とし、財産の所有権がなく、離婚請求権もなかった。 その後、産業革命で男が工場労働者になり家を空けるようになったことから、女性の妻・母という家庭における役割が明確に分化し、それが「性別役割分業」として定着した。 ・一方、もともと日本の家族形態を形作っていたのは「家制度」。 家業を営み、続けていくことが至上命題で家族を含めた家の構成員はそのための「職責」を果たすメンバー。家の代表として家業全体の責任を担う「当主」と、家のマネージャー役として、中の管理や外とのコミュニケーションまで担った「女房」とで、それぞれの職分があった。 それぞれが役割を持って家を運営しており、西洋のように「夫婦は一体で妻は夫に服従する」という関係では必ずしもなかった。 妻は名字も変わらず、自分の財産の処分権は自分にあった。 これらを踏まえて、著者曰く、「日本では江戸時代に夫婦間の家父長制が成立していたとはいえない」(※親子間(父の権力)では存在していた)。 ・日本で夫婦間の家父長制が成立したのは明治政府以降。民法制定にあたり西洋(フランス)を参考にしたため、戸主という家の地位ではなく、夫=男性という生物学的属性が重視されるように。日本的家父長制の伝統のもと、ヨーロッパにおける夫婦間の家父長制が輸入された。 家父長制なのに「家計の財布の紐は奥さんが握る」などという不思議な現象はこれが理由。(日本の「家」における役割分担を反映。納得!) そして西洋と同様、資本主義の発展とともに男性が外で働くようになり、女性は家でケアを担う性別役割分業が進んでいった。
Posted by 
第1部「西洋」編、第2部「日本」編の二部構成で、歴史の中で女性差別がどのように作られてきたかを解き明かします。 キリスト教圏では聖書を元に「女性は劣った存在」とされており、根強い男尊女卑の価値観が支配してきました。ロックやホッブスの「国家論」のなかで女性がどのように位置付けら...
第1部「西洋」編、第2部「日本」編の二部構成で、歴史の中で女性差別がどのように作られてきたかを解き明かします。 キリスト教圏では聖書を元に「女性は劣った存在」とされており、根強い男尊女卑の価値観が支配してきました。ロックやホッブスの「国家論」のなかで女性がどのように位置付けられていたかなども興味深い論考です。 一方、第2部の日本編では、江戸時代までは日本の女性はかなり自由であったことがわかります。それが一転するのは、明治期。西洋にならえと「家父長制」の導入とともに男系優遇が徹底され、妻は「無能力者」に。夫婦同姓になったのもこのときです。その後、戦後に家制度は廃止されたものの、経済成長とともに性別役割分業は進み……。 読みやすい文体で語られるその様はまるでサスペンスドラマの謎解きシーンのよう。「コレがアレにつながるのか!」とハラハラしながらも腑に落ちる「女性差別 エピソードゼロ」としておすすめです。
Posted by 
