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未来職安 双葉文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 双葉社 |
発売年月日 | 2021/01/14 |
JAN | 9784575524406 |
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未来職安
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商品レビュー
3.8
13件のお客様レビュー
暗くもなければ、ドンパチもない。平和(暴力的なデモ活動はある)で豊か(経済格差はある)近未来の職安が舞台のお仕事小説。主人公の周囲への恨み言がメインコンテンツ。
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▼近未来の「職安」を舞台にしたSF連作短編。「働く」ということの意味合いが「エリートであること」になってしまっているなど、格差社会が突き抜けた設定で、一方で生活保護的セーフティーネットは「一応行き届いている」という設定なので、それほど胃液が逆流せずに読めます。 ▼目黒さん、とい...
▼近未来の「職安」を舞台にしたSF連作短編。「働く」ということの意味合いが「エリートであること」になってしまっているなど、格差社会が突き抜けた設定で、一方で生活保護的セーフティーネットは「一応行き届いている」という設定なので、それほど胃液が逆流せずに読めます。 ▼目黒さん、というのが「普通の常識」を持っている女性で語り部で、言ってみればワトソンさん。副所長の大塚さんというのが奇妙奇天烈な変人、中年男性キャラクターで、言ってみればホームズ役。 ▼読み終わってしばらくすると、細部はともかくこのふたりのやりとりがとにかくほのぼのと面白かった、という後味だけがはっきり残っています。とっても好印象で、面白かったんです。設定のSF的な苦みを追求しすぎない「ゆるさ」が持ち味だと思います。続編あったら読んでもいいかな、という好ましさ。 ▼妻のすすめで気楽に読んだんですが、なかなか自分だけの守備範囲だとこういうのは読まないから、ありがたいですね。
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所長は猫(スコ)。実質は副所長が経営している職安。働いている人は「生産者」、そうでない人は「消費者」と呼ばれる近未来で、ほとんどの仕事はAIが担い、人間は何の仕事をするかといえば妙なところに需要がある。ブルシットジョブとも言い切れない。ベーシックインカムのような制度が完全普及した社会は、主人公が働く理由を考えると、自立する権利という面で大いなる不安を覚えるが、小説としては楽しく読めた。
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