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脳を司る「脳」 最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき ブルーバックス
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2020/12/17 |
JAN | 9784065219195 |
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脳を司る「脳」
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商品レビュー
3.9
29件のお客様レビュー
脳のメカニズムはこれまで、ニューロンとシナプスによる神経伝達のみが、メインだったが、実際には、脳の細胞間の液体やグリア細胞などが、知性などに深く関与しているとの説
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脳科学(脳研究)の 三本柱は ①障害的な記述 ②電気的な測定 ③顕微鏡技術 脳の病気も難しく 病理像 臨床像 を見ていくが、 しばしばマテリアルな病理像がハッキリしないから、臨床像が優先される 脳を司る脳と題されているのは 脳研究を進め...
脳科学(脳研究)の 三本柱は ①障害的な記述 ②電気的な測定 ③顕微鏡技術 脳の病気も難しく 病理像 臨床像 を見ていくが、 しばしばマテリアルな病理像がハッキリしないから、臨床像が優先される 脳を司る脳と題されているのは 脳研究を進める上で ニューロン中心主義から グリア細胞(アストロサイト)を含めた 生体組織的なホーリズム的な観点から脳活動を見るべきだと?! 言わんとすることは分からんでもないが 「こころのはたらき」となると 意識のハードプロブレムについても なにか考察が欲しかった
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
計算論的に脳の研究をしている大学院生ですが、知らなかった情報が満載でとても楽しめました! 本書では、序盤に古くからあるニューロンを中心とした研究の話題を、その後に最近注目を浴びているグリア細胞や脳脊髄液の話題に移るという構成です。この本の主題は後半のグリアや脳脊髄液だと思いますが、ニューロンに関する内容も分かりやすくまとめられていて理解が深まりました。グリア細胞については、アストロサイトの神経伝達物質の回収や数珠状突起による広範囲への投射、オリゴデンドロサイトのミエリン形成によるパルス伝達速度の向上、ミクログリアによる異物の排除など、最新の研究成果を含む興味深い内容が盛りだくさんで非常に勉強になりました。グリア細胞以外にも、脳脊髄液の循環による老廃物の排除や、広範囲調節系からの神経修飾物質の拡散による脳のモードチェンジなど、最新の研究で明らかになった内容が多分に含まれており、とても面白かったです。 これまで何冊か脳科学の本を読んできましたが、最も楽しく読めた本で、自信を持っておすすめできます。
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