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君が最後に遺した歌 メディアワークス文庫
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君が最後に遺した歌 メディアワークス文庫

一条岬(著者)

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君が最後に遺した歌 メディアワークス文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2020/12/25
JAN 9784049133332

君が最後に遺した歌

¥495

商品レビュー

4.1

16件のお客様レビュー

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2025/12/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一条岬『君が最後に残した歌』は、愛と別れ、夢と継承を描いた切なくも温かい物語です。冒頭、主人公・春人が車を運転し、助手席に座る「彼女」と会話する場面から始まります。何気ない導入のようでいて、物語の最後にその「彼女」の正体が明かされることで、大きな感動へとつながっていきます。 高校時代、春人と綾音の出会いは印象的でした。担任の藤田先生が詩を読み上げる場面で、綾音は目を閉じて耳を傾け、その詩を歌にのせて歌唱しました。その瞬間から、春人と綾音は互いに心を通わせ、居場所を見つけたかのように過ごすようになります。やがて綾音が「文字の読み書きが困難な発達性ディスレクシア」を抱えていることが判明しますが、春人の詩を歌うことで二人の絆は深まり、綾音は歌手デビューの夢を掴みます。春人は彼女の夢を邪魔したくない一心で距離を置き、二人は離れ離れになってしまいます。 数年後、春人は公務員となり、綾音は歌手として成功を収めます。ツアーで地元を訪れた際に再会した二人は、互いの存在の大切さを改めて実感し、春人の告白によって結ばれます。遠距離恋愛ながらも順調に愛を育む二人ですが、綾音の体調に異変が訪れます。そこで描かれるのは、強烈に印象的な二つの出来事です。ひとつは新しい命を宿すこと、もうひとつは余命1年半を宣告されることです。綾音は残された時間を精一杯生き抜き、娘を出産し、春人のギターとセッションを重ね、やりたいことを一つひとつ叶えていきます。しかし物語は残酷で、綾音はこの世を去ることになります。 物語の冒頭で描かれた助手席の「彼女」との会話は、実は娘とのものであったと明かされます。しかもその娘・春歌は歌手デビューを控えているのです。最も心を打たれたのは、綾音がライブでしか歌わなかった「春の人」、そして春人と二人で完成させた「春の歌」です。隣にいたのは綾音ではなく娘であったという真実に胸を締め付けられ、歌に込められた想いの継承に深い感動を覚えました。 この作品は、単なる恋愛小説にとどまらず、「歌」という芸術を通じて人が人へと想いを託す姿を描いています。綾音が抱えていた障害や病は、彼女の人生を制約するものでありながら、逆に彼女の歌に深い意味を与えました。春人の詩と綾音の歌声が重なり合うことで生まれた音楽は、二人の愛の証であり、娘へと受け継がれる希望でもあります。 読後、私は「人は限られた時間の中で何を残せるのか」という問いを強く意識しました。綾音は歌を通じて自分の存在を未来へと託し、春人はその歌を支えることで彼女の夢を守りました。そして娘・春歌がその歌を受け継ぐことで、物語は世代を超えて続いていくのです。 一条岬先生の筆致は、まるで目の前に情景が広がるような臨場感に満ちています。愛と別れ、夢と継承を描いたこの物語は、読者に強い余韻を残します。来年の映画化が今からとても楽しみです。

Posted by ブクログ

2025/10/01

最後に贈り物を感じました。 こちらは映画化を予定している作品であり、かつジャケット写真に私は惹かれて手に取りました。 あなたが結を想像をしたとしても、私は読むことをお勧めします。なぜなら私は読んで良かったと感じたからです。素晴らしい物語が“君が最後に遺した歌”にはあります。 ...

最後に贈り物を感じました。 こちらは映画化を予定している作品であり、かつジャケット写真に私は惹かれて手に取りました。 あなたが結を想像をしたとしても、私は読むことをお勧めします。なぜなら私は読んで良かったと感じたからです。素晴らしい物語が“君が最後に遺した歌”にはあります。 このタイトルに隠された意味を想像しつつ読み、そこで作者が伝えたい思いに辿り着きました。この作品はとても読みやすく、宝物達への思いに触れることができました。この物語は終わりますが、きっとこの物語は… 最後に観覧車を前に佇む1人の女性は誰なのかを私は想像しつつ読み終えることとします。 気になる方は是非その物語に浸ってください。 そして私に共感していただける方がいらっしゃると嬉しいです。

Posted by ブクログ

2025/08/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

セカコイよりはこっちの方がよかったかな。冒頭がラストにつながる。 2026年なにわ男子・道枝駿佑氏×生見愛瑠氏で映画化。

Posted by ブクログ