4人はそれぞれウソをつく(1) KCDX

橿原まどか(著者)

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2020/12/17
• JAN: 9784065224793

商品レビュー

2024/10/06

タイトル通りの状況で一見安定してしまうこの4人組、実はすごいんじゃ。

しかし1人で苦しんでいるオチ要員の関根……。
「もっもっ」という食べ方がなんかずっと頭に残った。

2023/08/21

何となく懐かしい匂いがするような、すれ違い勘違い系学園コメディ。
女子校に通う一見どこにでもいそうな仲良し中学2年生四人組には、互いに他人に言えない秘密があるのだった。秘密くらい誰にだってあるだろう、と思う向きはあるだろうが彼女らが抱える秘密はそんじょそこらのものとは訳が違う。

中でも群を抜いているのは’見た目はロリ少女、中身は銀河革命同盟軍所属の軍属おじさん宇宙人(触手がある系)’である〈リッカ〉ちゃん。とにかく彼女(?)だけは銀河単位で地球の常識とズレた行動を取る、この物語の鍵を握っていると言っても過言でない存在。

もう一人、物語に欠かせない狂言回し役なのが実は’D級超能力者’である〈関根〉ちゃん。当初は’同性の人間の心を時々読む事だけが出来る’というしがない能力だったはずが、のちには物を浮かせたり念力を自在に扱うような描写があるので設定は結構ガバガバ。D級とはいえサイキッカーとして公安の監視下に置かれているという立場。身だしなみには無頓着で性格も低燃費シニカル系だが眼鏡を外して水を被ると妙な色気を醸し出す隠れ美少女。

上記の二人は能力の都合上、展開の中心を担う事が多い。

あとは、実は凄腕の抜け忍で里から追われる身であるお淑やか系美人の〈千代〉さんと実は姉からの強要で女装して女子校に通っている〈翼〉が主要登場人物。この二人は上記の二人に比べれば幾分想定の範囲内のムーブを見せる。千代は人を大勢殺めているような描写があるが。翼は関根に心を読まれないという特徴がある。

こんな四人組が送るわちゃわちゃスクールライフを楽しむ作品。
1巻ラストでは四人のちぐはぐさが上手くハマった物語展開を見せ、2巻へ向けて非常に良い終わり方をしている。どうなる、翼。

ちなみに個人的には1巻前半の太めの線の画が好みではあるが、明らかにみるみると上達されていき8、9話あたりの画面はスッキリ見やすくて表情も豊かでバランスがとても良い。

リッカ大佐かわいいよ大佐。

3刷
2023.8.21

2022/10/23

なんかこういう皆秘密抱えてるやつ他で読んだ気がする…と思って考えてみたらSPY×FAMILYが出てきたのだが、平成マンガの懐かしさを覚えた正体がわからずモヤっとしている
昔のゲーム雑誌に連載していそうなノリで普通に面白いです