風間教場 小学館文庫

長岡弘樹(著者)

• 販売会社／発売会社: 小学館
• 発売年月日: 2020/12/08
• JAN: 9784094068528

商品レビュー

2025/01/13

そうか、昔の名探偵モノの様に四部作と思えば
良い作品だったのか？（ラストに読者を騙す）
正直言えば余韻が少なく「省略しすぎじゃね？」
と見えたシリーズだったが、四作品を読み終え
て感慨深いものが湧き上がる

2024/05/31

シリーズ物だったので買った一冊。

警察学校の話

今回は完全に教官目線からね内容だった。

退校者ゼロを命じられ落伍者がでれば教官もクビ

今まで素質のない者は辞めさせていた教官が今度は逆に辞めさせない。
厳しい指導はそのまま

どうやって切り抜けるかが楽しみで読んだ

この教官は生徒全員をしっかり覚え観察し指導していくのがすごい

警察に興味ない様な生徒も長所をみつけ警察に興味をもたせる。
なかなか出来ない事だと思う。

今警察官が起こす不祥事が結構ある
この風間教官に厳しい教育を受けたら不祥事を起こす警察も少ないんじゃないかと思った小説でした。

2023/12/12

シリーズ第4作目。
まず素朴な疑問としてタイトルが「教場3」ではなく何故「風間教場」なのかと思った。
次に「一人も退学者を出さない」という無理ゲーのお題。いくら小説とはいえ現実では20～30％の退学者が出るという中で、無理があるのではないかという設定の違和感。
だがこれらの疑問や違和感は最後まで読むと納得する。
この後のシリーズ第5作、第6作がこの「風間教場」の続きではないのも理解できる。

シリーズ作品なのである意味面白さに慣れてしまっているが、結局はこの作品も安定の面白さ。また次の作品を読もうと思わせてくれたのがありがたい。