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改革か革命か 人間・経済・システムをめぐる対話
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 以文社 |
| 発売年月日 | 2020/11/27 |
| JAN | 9784753103607 |
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改革か革命か
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商品レビュー
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4件のお客様レビュー
我々はとりわけ神について、それを信じるか信じないかを話し合う。また、幽霊やUFO、最近だと陰謀論もその俎上に上がるだろうか。そこに存在に関する不確かさがあるからだ。だが、お金だって、制度だって、権威や評判、例えば「家族愛」だって、相互に信じあっているから成立するものだ。しかし、愛...
我々はとりわけ神について、それを信じるか信じないかを話し合う。また、幽霊やUFO、最近だと陰謀論もその俎上に上がるだろうか。そこに存在に関する不確かさがあるからだ。だが、お金だって、制度だって、権威や評判、例えば「家族愛」だって、相互に信じあっているから成立するものだ。しかし、愛や評判はさておき、少なくともお金や制度に関しては、それを信じないという人は殆どいない。この社会で生きていくためには、信じざるを得ないからだ。 だが、その信仰は正しいのだろうか。疑ってみる余地はないのだろうか。 セドラチェクの考えに触れたくて読んだのだが、対話形式で、お相手はデヴィットグレーバー。グレーバーは、『ブルシットジョブ』で有名になった彼だが、2020年に逝去。固定観念に挑戦する素晴らしい学者であっただけに惜しい。 ー パウロはいつもこのことについて語ります。「私は善をなしたい。しかし、結局悪をなしている」と。つまり、言うなれば、願望は正しいが、技術的な諸要素、つまり合理的構造が悪なのです。社会回勅ですら罪深い構造について語ります。「ここにいる誰もが互いにとって善でありたいと思っている」のに、結局のところ、構造がその目標をひっくり返し、集合的な罪にしてしまうのです。 私の思う正義は、誰かには不正義で不都合。究極的に宇宙はゼロサムで、何かの犠牲に立っているという見方もできる。卑近な例でいえば、動物を食べて人間は生きている。個々の隷属的な側面を搾取し合うことで、交換が成立している。 ー もし本当にホラーを楽しみたければ、それを信じなくてはならないということです。二時間のあいだ、ゾンビや吸血鬼などの存在を信じなくてはならないのです。そしてこれは経済でも同じです。それはあなたが信じる場合にかぎって機能するのです。だから「信用逼迫(credit crunch)」と呼ばれるのです。言い換えれば、「信仰逼迫(faith crunch)」です。私たちの信念の体系が崩壊するのです。私が経済学者になった途端、経済学者のように考え出した途端、突然この違った念の支配する領域に入り込みます・・・ですから、研究者であろうと科学者であろうと、映画を楽しみに行くとき、私たちはある魔法を受け入れなくてはなりません。それが信じられないことだとよくわかっていても、それを信じなければ、映画は意味をもたないのです。そして、市場をみるとき、私たちは同じことをしています。・・・信じなければ機能しないのです。 ー 私はゲームについて常にそう感じていました。ゲームはある意味ルールのユートピアです。通常の生活では、ルールは実際には決して適用されません。だから私たちは人工的な状況でルールが実際に適用される場所をつくるのです。周りの世界から空間と時間を少し切り取り、現実の利害が影響しないことを保障することによってのみ、ルールが本当にルールである世界をつくれるのです。 ー そして、ほとんどすべてのゲームは共産主義で始まり、資本主義で終わることに気づいたことがありますか? ー デヴィッド・グレーバーという個人を取り去って、自分のコントロールなしに動く合理性を採用するのです。このあたりにシステムの謎めいたところ、あるいは欲望することへの欲望の謎めいたところがあらわれているように思います。これを欲したいと願う、でも実際にそれを欲したいと思わないことを欲している。私は近所を毎朝ジョギングしたいと欲していません。私は欲することができればいいなと思ってはいますが。でも実際はそう欲しないことを欲しているのです。こういう衝突が社会的な次元でも起こっている。実際、政治も市場もそういうものなのです。 愛が顔を出す市場の端っこ。金稼ぎだけではない人間同士の交換様式。我々は自らの欲望の奴隷であるが、他者の欲望の奴隷に対しては支配者である、というのが最近の私のお気に入りの考え。そして、その支配関係を行使せずに、お互いに直接的関係で分け合う世界観が市場の端っこである。グレーバーが同じような感覚の話をしてくれていて、嬉しかった。
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邦訳版としてはグレーバー生前最期の書だが、2013年の対談。 チェコの経済学者との対談。「革命」の認識がお互い違いすぎて、あまり良い対談になっていない。 グレーバーは自著のほうが良い
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資本主義の次に何が到来するのか。現在の行き詰ったシステムが崩壊し、全く未知の世界に突入しようとしている世界に対して、様々な示唆を与えてくれる一冊。 現代の資本主義は崩壊すべきで、次に来るビジョンを提示しようとオキュパイ運動を先導したデイヴィッド・グレーバーは「革命」を唱え、片や、...
資本主義の次に何が到来するのか。現在の行き詰ったシステムが崩壊し、全く未知の世界に突入しようとしている世界に対して、様々な示唆を与えてくれる一冊。 現代の資本主義は崩壊すべきで、次に来るビジョンを提示しようとオキュパイ運動を先導したデイヴィッド・グレーバーは「革命」を唱え、片や、資本主義全体の崩壊を望むべきではなく、一部の膠着した部分、もはや害悪をしかもたらさない部分の修復で、より良いシステムへの再編を目指すべきだと主張するトーマス・セドラチェクの「改革」が対峙される。 対話形式ですぐ読了できる。が、背景的知識が幾分備わっていないと、読むのに苦慮する。
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