改革か革命か の商品レビュー
邦訳版としてはグレーバー生前最期の書だが、2013年の対談。 チェコの経済学者との対談。「革命」の認識がお互い違いすぎて、あまり良い対談になっていない。 グレーバーは自著のほうが良い
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資本主義の次に何が到来するのか。現在の行き詰ったシステムが崩壊し、全く未知の世界に突入しようとしている世界に対して、様々な示唆を与えてくれる一冊。 現代の資本主義は崩壊すべきで、次に来るビジョンを提示しようとオキュパイ運動を先導したデイヴィッド・グレーバーは「革命」を唱え、片や、...
資本主義の次に何が到来するのか。現在の行き詰ったシステムが崩壊し、全く未知の世界に突入しようとしている世界に対して、様々な示唆を与えてくれる一冊。 現代の資本主義は崩壊すべきで、次に来るビジョンを提示しようとオキュパイ運動を先導したデイヴィッド・グレーバーは「革命」を唱え、片や、資本主義全体の崩壊を望むべきではなく、一部の膠着した部分、もはや害悪をしかもたらさない部分の修復で、より良いシステムへの再編を目指すべきだと主張するトーマス・セドラチェクの「改革」が対峙される。 対話形式ですぐ読了できる。が、背景的知識が幾分備わっていないと、読むのに苦慮する。
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素人が手を出すには難しい一冊だった。資本主義経済に革命を起こしゼロから新しいシステムを構築すべきか、今のシステムを改革し変化を遂げていくかという議論。 個人的には全てを壊してゼロから始めるには世界が成熟し過ぎているため、代償がデカすぎる気がする。かといって、身勝手な人類が地球と...
素人が手を出すには難しい一冊だった。資本主義経済に革命を起こしゼロから新しいシステムを構築すべきか、今のシステムを改革し変化を遂げていくかという議論。 個人的には全てを壊してゼロから始めるには世界が成熟し過ぎているため、代償がデカすぎる気がする。かといって、身勝手な人類が地球と共存する形で改革の道を選択できるのかという疑問も残る。 ん、なんかエヴァンゲリオン的な課題になってきた。もう少し人間を信じて、地球の一部である人類が全てと共存する道を選択できることを祈る。
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