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十の輪をくぐる
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2020/11/26 |
JAN | 9784093865982 |
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商品レビュー
4.1
81件のお客様レビュー
このところ辻堂ゆめさんの作品続けて読んでて5冊目になりますがこの人凄いですね。1992年生まれの作者とは思えないようなリアリティで1960年代を描いているのですが、この方きっと転生者じゃないかって思えるほどでした。 彼女の取材力と変幻自在に時間軸を操る構成力は見事ですし当時の状況...
このところ辻堂ゆめさんの作品続けて読んでて5冊目になりますがこの人凄いですね。1992年生まれの作者とは思えないようなリアリティで1960年代を描いているのですが、この方きっと転生者じゃないかって思えるほどでした。 彼女の取材力と変幻自在に時間軸を操る構成力は見事ですし当時の状況が辛いほど伝わってきます。一方向にゆらゆらと流れる時間感覚とは違って現代と過去ビュンビュン飛ばされて7回もピストンしたので時間酔いしそうでした。 1960年代と2020年って60年も開きがあって、過去では母・万津子の辛い半生が描かれており、現在では子・泰介も定年間近で何かと肩身が狭そう・・・ 2度目の東京オリンピックの始まる2020年、まだらボケの80歳の母・万津子がTVの五輪特集を見ていて「私は・・・東洋の魔女」とか謎の言葉を発して呆けてしまう。この一家は3代にわたるバレーボール家族で妻の由佳子との出会いは大学時代バレーボール部だし、妻はバレーオタクのようで鮎原こずえの「木の葉落とし」や朝丘ユミの「稲妻落とし」に「X攻撃」真似て遊んでた感じですね。子の萌子にも英才教育を施して実業団からお声がかかるアタッカーに成長しているので、お祖母ちゃんが東洋の魔女と関係があっても不思議じゃなさそう。 てか、秘密があるようで息子に自分語りしてないとか、ここらの事情に触手が動きました。 万津子の話は辛すぎる。酒乱の夫と死に別れてからも情緒不安定で問題の多い息子を躾けながら上京し必死に養っていく母の姿。 現代では、認知症になり苛立ちながら介護する息子に、それをなだめる出来た嫁、そして無茶良い子の萌子。この対比を織り交ぜながら綴られていくストーリー。 発達障害は先天的なもので3つに分類されるとか、その一つのADHD(注意欠如・多動性障害)は社会に出てから周囲との摩擦で生きづらく思うこともがあるようです。反面、すぐに行動にうつしたり決断力や発想力が高いとゆう利点もあるようで周囲の理解とともに特性を生かす場所や役割を見つけるのがいいとか。 そんな感じのエンドでした。 発達障害とカテゴライズされたら居場所を見つけやすいのかもしれないけどグレーゾーンにいる人のが多いですよね。陰キャでコミュ障なだけでは中途半端な防御力と周りに迷惑かけるだけの攻撃力もないので萎えそうです。てか、私の友達みんなADHDな気がする。
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最初、泰介の態度や言動にイライラし、万津子の苦労話も読むのがキツかったが、後半、萌子が泰介にある出来事を話してから、ぐーーーっとおもしろくなった。万津子の母親として子供を信じて育てた強さに涙する。
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2024年22冊目 息苦しい物語の展開だったけれど、ラストは大号泣。 戦後すぐの日本では、旦那から暴力を振るわれても実母に「おまえが悪い」と言われ、離縁して実家に戻ってくるなんてとんでもない話だった。 女性の権利などまったくないこの時代。今朝の朝ドラで「結婚は罠!」ってセリフがあ...
2024年22冊目 息苦しい物語の展開だったけれど、ラストは大号泣。 戦後すぐの日本では、旦那から暴力を振るわれても実母に「おまえが悪い」と言われ、離縁して実家に戻ってくるなんてとんでもない話だった。 女性の権利などまったくないこの時代。今朝の朝ドラで「結婚は罠!」ってセリフがあってこの物語と繋がった。 自分が見る事も経験する事も出来ないこの時代、本を読む事によって知る事もできて想像する事も出来る。 とても学びが多い1冊だった。
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