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1984年に生まれて
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2020/11/20 |
| JAN | 9784120053559 |

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商品レビュー
4.2
18件のお客様レビュー
1984年に生まれた私(軽雲)の自伝「体」小説。 本書は中国版純文学という感じで、刺さる人にはすごく刺さりそうな内容だなと思った。自分はすごく好きです。 ジョージ・オーウェルの『1984年』に出てくるウィンストンが登場したり、政治体制など似通っている部分があるのは、私たちの目の前...
1984年に生まれた私(軽雲)の自伝「体」小説。 本書は中国版純文学という感じで、刺さる人にはすごく刺さりそうな内容だなと思った。自分はすごく好きです。 ジョージ・オーウェルの『1984年』に出てくるウィンストンが登場したり、政治体制など似通っている部分があるのは、私たちの目の前の世界は別の世界(たとえば『1984年』)の結末だということを作者は言いたかったとのこと。 ただ自分は純粋に「私」の自伝体小説としても楽しめた。物語の流れとしては一章の中に昔の父パートと現代の私パートがあり、時間が進んでいくという形。父のパートが特に良くて、最後の17章なんかとても良かった。こちらまで胸がしめつけられるような描写はこの作者の力量によるものだと思う。この作者の他の作品がとても気になりました!(そもそもSF作家として有名だというのだからびっくり)
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言葉にできない。不思議とも違うし、哲学のような、今まで感じたことのない感覚をもつ小説でした。 中国で資本主義化が始まったという1984年に生まれた主人公と、文化大革命を経験した父の物語。 時代、社会の中でどうしようもないこと、現代を生きる中でも価値観や格差、競争の中での生きづら...
言葉にできない。不思議とも違うし、哲学のような、今まで感じたことのない感覚をもつ小説でした。 中国で資本主義化が始まったという1984年に生まれた主人公と、文化大革命を経験した父の物語。 時代、社会の中でどうしようもないこと、現代を生きる中でも価値観や格差、競争の中での生きづらさ。 読んでいると苦しくなるばかりなのだけれど.. 主人公と共に自由について考え、本当の自由に気づいていき…主人公が悩み、心病み、どん底を味わい苦しみ、そこから自ら気づき立ち上がって進んでいく姿に心震えました。 13章目。 洪水のように溢れる言葉たちに衝撃を受ける..胸にどすんと響くような。 「自由っていうのはとどのつまり心の中のことだから。」 著者の自伝的小説ということで、中国の社会で生きる人々のリアルな様子、リアルな気持ちが描写されていてすごく興味深かったし、知ることができてよかったです。 また、翻訳の言葉や文章がとても綺麗で、すっと入ってくるのが心地よかったです。 「人の理性的選択というのは、目にしたものすべての中で最も合理的に見えるものを選択してそれを信じること、それから目にしたあらゆる方法の中で最も理知的と思われるやり方でそれを行うこと。このプロセスで一番大切なのは、実はどうやって選択したかということではなく、何を見たかということ。」 「これまで私は仕事というものをひどく誤解していた。どの仕事にも事実の美しさというものが存在することが見えていなかった。事実の美しさに深く分け入って初めてその意味の美しさが目に入るのだ。もう少し早くこのことがわかっていたならば、こんなに回り道をしなくて済んだかもしれなかった。ただ話を元に戻すとら心の中に目を向けてみれば、この世には回り道などないのである。」
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自意識について、極めて生真面目に、というか、恐ろしく誠実かつ明晰に考え、それがこの上なく率直に語られている。小説としては、構成がかっちりし過ぎているのかもしれないが、自我と世界について、こんなにうまく語られたのを見たことはない。また、改革開放から現在に至るまでの中国の社会状況を知...
自意識について、極めて生真面目に、というか、恐ろしく誠実かつ明晰に考え、それがこの上なく率直に語られている。小説としては、構成がかっちりし過ぎているのかもしれないが、自我と世界について、こんなにうまく語られたのを見たことはない。また、改革開放から現在に至るまでの中国の社会状況を知る上でも有用。ちなみに、「訳者あとがき」はネタバレなところがあるので、後から読んだ方がよい。
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