今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は

福徳秀介(著者)

• 販売会社／発売会社: 小学館
• 発売年月日: 2020/11/11
• JAN: 9784093865753

商品レビュー

2025/03/05

大学生の日常を描いた呑気で気楽な話だと思った、最初は

待ち合わせに彼女が現れなかっただけで、何もかもうまくいかなくなり、脚を痛めるほどジョギングするなんて、人生の余暇の中でしかできない
苦しい想いに打ちのめされるのも、恋焦がれる気持ちに溺れるのも、それ相応の時間を持て余してないとできない

と思いながら読み進めたけど、途中でそれが逆転する
種類はなんであれ大きすぎる気持ち(特に悲しみ)は、どんなに多忙な日常の中にも余白を作ってはそれを埋めてしまうのかもしれない
めめ湯の佐々木さんだって、銭湯を通常営業しながら何度も悲しい気持ちに襲われては動けなくなっているのかもしれない
忙しい、を理由に自分の感情に無頓着になった社会人の心に響きまくった一冊

"初恋クレイジー"は名曲
「君のせいで大きくなった未来」
時間の感覚なんて、誰かとの出会いや別れで膨らんだりしぼんだりするのかも

2025/02/28

自分が大学生の時に読みたかった本(20年前)。
この本に出てくるおばあちゃんのように、物事を捉えられるようになりたいなぁと感じました。

2025/02/19

繊細な感覚を持っている人から見える世界を感じた。
親友の話し方がツボにハマってクスッと笑えた。
もっとさっちゃんと向き合って欲しかった。

喫茶店に行きたくなった。