今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は の商品レビュー
ジャルジャル福徳さんのデビュー小説。 舞台は我が母校であり、息子が通っている大学なので、もう愛着が湧きまくりでした。 大学生活を満喫できない主人公ですが、周囲にいる唯一の友達山根君、アルバイト仲間のさっちゃん、行きつけの店のマスターはみんなとてもいい人。 どうかささやかだが温かい...
ジャルジャル福徳さんのデビュー小説。 舞台は我が母校であり、息子が通っている大学なので、もう愛着が湧きまくりでした。 大学生活を満喫できない主人公ですが、周囲にいる唯一の友達山根君、アルバイト仲間のさっちゃん、行きつけの店のマスターはみんなとてもいい人。 どうかささやかだが温かい幸せに気づいて欲しいと思いながら読み進めた。 そしてキャンパスで一目惚れした桜田さんに近づくことができるのかも気になった。 また、息子を主人公に重ねてしまい、楽しい日々を送っているだろうかと何度も考えた。 たくさん感動する場面があったが、さっちゃんの独白シーンが1番ぐっときた。 毎日いろんなことがあるけれど、毎日空を見上げ、今日の空が1番だったと言える日々を送りたい。
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青春だな。 若人特有の意識過剰で繊細な気持ちを思い出して、読んでいて切なさと懐かしさでいっぱいになる。 読み進めていくと、あージャルジャルっぽいと思う部分も多く、ほんとに本人が書いてるんだなと思った。
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話の進み方やセリフ、テンポ感の良さに芸人さんならではの感性が垣間見えていて、それも含めて全体が楽しくて悲しくて小西と一緒に自分も青春の一頁を過ごした気分になった。 読後ふと、自分の居場所はどこだろう、と考えた。
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25.8.15. あまりに映画が良すぎて原作がどんな感じなのか知りたくて読んでみた。 9割程は原作通りに映画も描かれていたと思う、著者が芸人であることを一切感じさせない流れるような文体はすごくこのきだった! 6h
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映画版を先行鑑賞したあと、原作小説を読了。 映画も素晴らしかったが、小説の完成度も非常に高い。お笑い芸人として独特の着眼点を持つ福徳ならではの“ネタ”的な視点が随所に散りばめられており、苦しさと温かさが同居する恋愛青春小説に仕上がっている。 ブクログで映画の内容に触れるのも少...
映画版を先行鑑賞したあと、原作小説を読了。 映画も素晴らしかったが、小説の完成度も非常に高い。お笑い芸人として独特の着眼点を持つ福徳ならではの“ネタ”的な視点が随所に散りばめられており、苦しさと温かさが同居する恋愛青春小説に仕上がっている。 ブクログで映画の内容に触れるのも少し迷うところだが、この物語を映画化するにあたり、大九監督がとても巧みにまとめていることにも改めて感心させられた。4年もの歳月をかけて書き上げたという本作。いわゆる“職業作家”の小説とはまた違うかもしれないが、深く心に残る作品であることは間違いない。 映画からでも、小説からでも、ぜひ触れてみてほしい。読み終えたあと、今日の空を“このき”になれるかもしれない。 ★4.1 余談だが、映画版には描かれていない“その後”が小説には用意されていた。なぜ省かれたのか。監督の好みなのか、それとも映画としての構成を考えての判断なのか――少し気になるところでもある。
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日傘で人目を避ける小西が凛と1人行動をする彼女に魅入る話。舞台が関大とは知ってたんやけど、こうもがっつり舞台になってるとは!いいなぁめちゃくちゃ羨ましい〜私の母校もこうがっつり舞台になってほしいし大学時代に想いを馳せたい。
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映画が先でした、私は。 福徳さんが投影されてるんだろうなーっていう、私小説にも思えて、恋に落ちてゆく感じがむず痒くも、なんだかかわいい主人公小西。 山根のキャラクターが最高だし、二人の友達としての関係が温かくて素敵。学食でタルタルチキンカツ食べてる雰囲気が想像できる。 でも山...
映画が先でした、私は。 福徳さんが投影されてるんだろうなーっていう、私小説にも思えて、恋に落ちてゆく感じがむず痒くも、なんだかかわいい主人公小西。 山根のキャラクターが最高だし、二人の友達としての関係が温かくて素敵。学食でタルタルチキンカツ食べてる雰囲気が想像できる。 でも山根のへんてこ関西弁が、ボンビーみたい。 祖母の格言名言がたくさんあるけど、私が好きなのは、「『ありがとう』は大切。それ以上に大切なのは『どういたしまして』ですよ。二つで一つの言葉」 かなぁ。感謝からの謙遜、慎ましやかだわぁ。 さっちゃん、桜田さんの長台詞は映画でもぜひ観てほしいです。とくに伊藤蒼の長台詞シーンはキュンとします。 喫茶ため息のヘンテコメニューは福徳が楽しそうに書いたのかなーって想像しました。 ラストの展開で胸が締め付けられますが、悲しいのに変なことやどうでもいい事が頭に浮かんできてしまう、あの感じが妙にわかってしまう、私も小西と桜田さんと仲良くできる気がします。しかし、小西がサクラになって、桜田さんに可愛がってもらうシーンだけはどうしても気持ち悪さが拭えません笑 桜田さんの母が言う、 「この本棚はお父さんの選りすぐり。だからお父さんの頭の中だと思って、ちょくちょく覗きなさい」 これは私のブクログにも言えることかもしれない。 装丁がなんか、垢抜けない感じなのはわざとなのかしら…。
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序盤心配になりながら読み進める。祖母の言葉が胸に来るので救われる。なんて読み進める内に面白くなってくる。ほぼほぼ一気に読み進めた。物語はよく出来てるなと思う。ただ間違いなく泣ける話しなのに泣けなかった。序盤の心配通りの文章力の弱さが原因だと思う。この後の作に期待。
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映画がとてもよかったので、原作も読んでみたいと思い読了。 映画で見たさっちゃんの長台詞、圧倒されて大九監督感をすごく感じて、原作ではどうなっているんだろうと思ったけれど、 さっちゃんの台詞だけじゃなくて全体的に原作そのままだった!! しかも本で読むと福徳さんらしさを感じる。すごい...
映画がとてもよかったので、原作も読んでみたいと思い読了。 映画で見たさっちゃんの長台詞、圧倒されて大九監督感をすごく感じて、原作ではどうなっているんだろうと思ったけれど、 さっちゃんの台詞だけじゃなくて全体的に原作そのままだった!! しかも本で読むと福徳さんらしさを感じる。すごい… 福徳さんも大九さんもさっちゃんを演じた伊東蒼さんもすごい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
福徳さんの著書は初めて読んだが、非常に没頭しやすい筆致で、あっという間に読むことが出来た。 言葉遊びが美しい本だと思う。日本語特有の言い換えが非常に美しく、物語の中で大きく影響を及ぼしている。 特に山根の「友達=夕立」、桜田さんのお父さんの「“好き”は時間をかけて伝えたいから“このき”」「“幸せ”は早く伝えたいから“さちせ”」 これらが特に印象に残った。 また、本作の題名である「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」 徹のお婆ちゃん、桜田さんのお父さんの言葉であるが、これも物語で大きな役割を持っていて美しかった。 話の構成として、咲が重要人物になってくる展開も少し意外で良かった。 話の結末としては、結婚式の日で恐らく、今日の空が一番好き、と二人揃って言っていることだろう。 二人がこの先も、「今日の空が一番好き」と言えますように。
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