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推し、燃ゆ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2020/09/10 |
JAN | 9784309029160 |
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商品レビュー
3.3
1898件のお客様レビュー
自分の世界と大きく異なる。最初でつまづき何回か読み直す。芥川賞受賞作品なので最後まで読まないと悪いかなぁという気になる。我慢出来るかなんて想いながらページを進めた。少し前に進むと、推しの世界が少しずつ分かるようになり読むスペードが上がる。 キメ細かな表現はさすが芥川賞か。 少し悲...
自分の世界と大きく異なる。最初でつまづき何回か読み直す。芥川賞受賞作品なので最後まで読まないと悪いかなぁという気になる。我慢出来るかなんて想いながらページを進めた。少し前に進むと、推しの世界が少しずつ分かるようになり読むスペードが上がる。 キメ細かな表現はさすが芥川賞か。 少し悲しすぎる主人公。でも推しの世界ではこれもあり?いや、これしかないのかもしれない。 最後まで読み切り、推しが去った世界で此の娘はどう行きていくのだろう。自分とは真逆の世界だが、気になってしまった。
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三度目でやっと読了できた( ; ; ) この本は一気にまとめて読む方が、主人公の心情や、家族との関係性、推し以外の環境との関わり方の変化が追いやすい! この本は、村田沙耶香さんのコンビニ人間に良く似ている。主人公が周りに興味がなく、自分自身にも興味がない。だけど、ある人や事...
三度目でやっと読了できた( ; ; ) この本は一気にまとめて読む方が、主人公の心情や、家族との関係性、推し以外の環境との関わり方の変化が追いやすい! この本は、村田沙耶香さんのコンビニ人間に良く似ている。主人公が周りに興味がなく、自分自身にも興味がない。だけど、ある人や事を通して見る自分だけは好きでいられる。 そんな所とか、周りとの対人関係や、なにより人間のぬるぬるとしていて生臭さを感じさせるような情景描写が似ていた。 だけど推し燃ゆに私が強く惹かれたのは、常日頃の私たちの会話や言葉選び、学生生活において切り取る場面にとても見覚えがあり、実感を持つものだったからかも。 特に印象的だったのは、父親に就職活動の話をされた時に、目の前でどっしりと構える父が実は女性の声優にTwitterでおじさん構文全開のリプライをしているというところを思い出し、ニヤつき半笑いになってしまうという場面。これは私にとってもとても共感が出来て、同時に耳が痛くなる、胸が痛くなるほど小っ恥ずかしい場面だったから(笑) 自分にとってとてつもなく都合の悪い事を言ってくる相手に負けたくない、認めたくない、そんな相手の少しの間違いや、むしろ間違いとも言えないようなところを思い出して勝ち誇った気分になる。母親に痛い事を言われた時の私のようだった、、、(-.-;)y この小説は、『推しとは何か、推しを推すとはどういう事なのか』を考えさせられる本であると同時に、現代の日本の若者の心情や現状をとてもリアルに映し出していると思った。
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壮絶な物語でした。 推しを推しまくることと、現代によくあるSNSの炎上を掛け合わせたような物語なのかな〜なんて思っていたのですが、そんな単純なものじゃなかったです。 私自身がこれといって推しがいないのでここまでの感情を理解することは難しかった。でも、「推しが私の背骨」という言葉で...
壮絶な物語でした。 推しを推しまくることと、現代によくあるSNSの炎上を掛け合わせたような物語なのかな〜なんて思っていたのですが、そんな単純なものじゃなかったです。 私自身がこれといって推しがいないのでここまでの感情を理解することは難しかった。でも、「推しが私の背骨」という言葉で少し理解できた気がします。 私にも、誰にでも、自分の中心、軸、背骨となるようなことが一つはあるんじゃないかなと思います。それにどれだけ自分を支えてもらっているか、生きる気力を与えてもらっているか。内容は偏り気味だったけれど、誰でも共感できる一冊だと思います。
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