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さらさら流る 双葉文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 双葉社 |
| 発売年月日 | 2020/09/09 |
| JAN | 9784575523942 |

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商品レビュー
3.8
60件のお客様レビュー
リベンジポルノという非常にデリケートな問題にも関わらず終盤まで当事者意識がまるでない彼には腹が立ったが、何かを別のもののせいにする自分への無関心さには怖さを感じた。一方で人を好きになる気持ちの言語化や定義づけを無理にしない、何色でも構わないとされた一文はとても心に残った。
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表紙や最初の数ページから爽やかな話かな?と思い読み始めたら、かなり想定と違う話に転換したので驚きました。 重いテーマではありましたが、主人公の菫が持つ根の明るさと強さで読者も暗い淀みから引きずり出される感覚がありました。 決して暗がりには閉じこもらず前に向かう菫と、育った家庭環境...
表紙や最初の数ページから爽やかな話かな?と思い読み始めたら、かなり想定と違う話に転換したので驚きました。 重いテーマではありましたが、主人公の菫が持つ根の明るさと強さで読者も暗い淀みから引きずり出される感覚がありました。 決して暗がりには閉じこもらず前に向かう菫と、育った家庭環境もあり自らの歪み・他責思考から抜け出せない足元が淀みにハマったままの光晴。 2人の対比が後半になるにつれてグロテスクな程に顕著に現れていてその描き方が秀逸だなと思いました。 あとは、初夏の空気感や緑の比喩表現が美しくてとっても好きでした!!言葉が美しくて、それだけでも読む価値があると思います。
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雨の日に毛足の長い絨毯を踏む様な本 歳児の歩幅の如くゆらゆらと続く文章の中に、道端に咲く名前の知らない花を見つける様な高揚が私を包む。 女の羞恥や恐怖に欲情する。 でもそれは、欲情と勘違いされている形を変えた一種の憎しみではないか。 当事者になったかの様に苦しい。 特に家族...
雨の日に毛足の長い絨毯を踏む様な本 歳児の歩幅の如くゆらゆらと続く文章の中に、道端に咲く名前の知らない花を見つける様な高揚が私を包む。 女の羞恥や恐怖に欲情する。 でもそれは、欲情と勘違いされている形を変えた一種の憎しみではないか。 当事者になったかの様に苦しい。 特に家族に打ち明ける場では、息を止めて湧き出てくる痛みに耐えていた。 自分に好意を寄せてくる女というのが、疎ましくて仕方ない。 自分という人間の面倒さなど、少しも理解してなくせに、希望的観測だけですり寄ってくる女たちが許せない。 きっと性別を隔てず同様だろう。 整えた表面を視覚で自由に捉え、期待をなすり付けた挙句気に入らないところは好きという言葉のナイフを胸に当て、自分好みに整えようとする。けがらわしい。 会ってない時間が長すぎて、好きの種類が分からなくなっている。 以前、似た様様な状況に陥った。 今まで生きてきた中で1番精神的にも実働的にも多忙な時、恋人との連絡を怠った。 そんな時、彼から告げられたのは何を考えているか分からないだった。 長い期間会わずに、連絡も取らないと想像は果てしなく広がり濃く澱む。 自分の解釈の歪みは、多数の人間に意見を聞かなければ気づけない。 人間の心の水平器たるものがあれば守れるものがあるが、失うものが大きい気がする。
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