マルジナリアでつかまえて 書かずば読めぬの巻

山本貴光(著者)

• 販売会社／発売会社: 本の雑誌社
• 発売年月日: 2020/07/31
• JAN: 9784860114459

商品レビュー

2024/11/14

面白かった。

なんであれ、世のインプットは今までとは別なアウトプットを引き出すためのもので、いい！という感情がアウトプットされるだけで充分な素敵な本だとだと思うが、この本は読んだ人の行動を誘発する点で、インプットととして最高品質だと思う。

情報や感情だけでなく、行動を変える本。

実際読んでる途中からマルジナリアを始めた。おそらく、それを期待してか紙も普通の本と少し違って良いザラつきがある書きやすいタイプだったし、余白も多めに取られていた。文もツッコミ待ちな箇所があったりして、マルジナリアをはじめるにはもってこいだったと思う。

内容についての感想は随時書き込んだので、これくらいにします。

最後に、読んでてマルジナリアをしてみて思い出したのが、この本を手に取ったのは先輩の紹介ではあったが（先輩ありがとう！）、マルジナリアへの憧れの原体験は小学生の頃に読んだハリーポッターと謎のプリンスに登場する魔法薬学の教科書だと思い出した。プリンスの教科書になんでもかんでも書き込むスタイルは憧れがあった。自分が使いやすいように教科書の書いている実験手順を書き換えたり、全く関係ない思いつきメモをしたり、発明を残したり。

マルジナリアをしてから読書がより楽しくなったように思う。

2024/10/14

線を引け！余白に書き込め！
考えだけでなく読んでいる時の感情すらも。

索引を自作する、というのが良かった

だいぶ前の読書会で知り気になっていた本
ブックオフで見つけ購入

2023/09/18

マルジナリアとは初めて目にしたワードであった。
元は余白のマージンが語源らしい。
転じて本の余白に様々な書き込みをし唯一無二の本へ昇華させること。

自分は図書館からの借本派なのでなかなか取り組むことは難しい。
ただマルジナリアンは本の内容は忘れないだろうなと思う。それだけ頭と手を動かせば印象に残るだろうから。
自分はその代わりに読書ノートを書き、ブクログを使うことでアウトプットし少しでも記憶に残る読書に取り組んでいるつもり。
ここにマルジナリアの要素をどう織り込めるか考えてみるのもありかな。

巻末近くにある索引の自作は面白いと思った。
「リバースエンジニアリング」と「索引は本の成分表示」とする表現はなるほどと納得。

また新しい本の読み方を知った。