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竜と流木 講談社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2020/07/15 |
| JAN | 9784065201138 |
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竜と流木
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商品レビュー
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軍人の父と日本人の母を持つジョージは幼い頃から、父の休暇シーズンになると、太平洋上の小島で過ごし、その近隣の島「ミクロ・タタ」で出会った愛らしい両生類「ウアブ」に魅了されたことがきっかけで、二十代後半になった今では、「ウアブ」の研究者としてその世界では知られた存在になっていた。...
軍人の父と日本人の母を持つジョージは幼い頃から、父の休暇シーズンになると、太平洋上の小島で過ごし、その近隣の島「ミクロ・タタ」で出会った愛らしい両生類「ウアブ」に魅了されたことがきっかけで、二十代後半になった今では、「ウアブ」の研究者としてその世界では知られた存在になっていた。「ミクロ・タタ」の経済の発展のために、絶滅の危機に追い込まれたウアブの生育環境を守るために、外国人富裕層向けリゾートを建設し、他の島々より一足早く発展を遂げた「メガロ・タタ」にウアブを移動することになった。生態系の変化への懸念はあったにも関わらず――。 というのが、本作の導入です。『仮想儀礼』や『弥勒』で分かっていたはずなのですが、覚悟して読んではいても、容赦のない強烈な描写には心に重たい石が沈み込んでくるような感覚があります。環境の変化から生じる混乱、善意からはじめた行動に対する悔恨、愛らしかったはずの生き物が変貌していく恐怖、父子の間にある葛藤……様々な要素が絡み合う、先の読めないパニックホラー(パニックSF)になっています。大作も多い篠田作品の中では比較的短めですが、内容は濃密で、分かりやすい『正しさ』のようなものに流れないラストがとても好きでした。
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美しい島の描写から始まり、あとは怒涛の展開。希少生物ウアブの秘密と身勝手な人間の策略。人間のエゴがまるごと曝け出された象徴的な一冊。スピード感があり最後まで読み切ってしまう。人間と共生していた幼生から凄まじい出来事が起きて尚、最後まで生き残ったウアブの末路に生命の力強さを感じた。
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美しい島に突如現れた凶暴な捕食者。真っ黒で俊敏、どう猛でトカゲのようなその生き物は、口中にさらに恐るべき武器を隠し持っていた…! 生物パニックミステリー。
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