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ミドルマーチ(3) 光文社古典新訳文庫
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ミドルマーチ(3) 光文社古典新訳文庫

ジョージ・エリオット(著者), 廣野由美子(訳者)

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ミドルマーチ(3) 光文社古典新訳文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2020/07/08
JAN 9784334754297

ミドルマーチ(3)

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商品レビュー

4.4

8件のお客様レビュー

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2025/08/15

3巻目に入りドロシアとカソーボンの話もリドゲイトとロザモンドの話も大きく動く。カソーボンが亡くなる前日、カソーボンはドロシアに自分の死後も頼みを聞いてほしいと伝え、ドロシアは研究の書籍化を託されると思い身構えるが、死後に遺された遺書にはドロシアがラディスローと再婚した場合には遺産...

3巻目に入りドロシアとカソーボンの話もリドゲイトとロザモンドの話も大きく動く。カソーボンが亡くなる前日、カソーボンはドロシアに自分の死後も頼みを聞いてほしいと伝え、ドロシアは研究の書籍化を託されると思い身構えるが、死後に遺された遺書にはドロシアがラディスローと再婚した場合には遺産を取り上げると書かれてあった。ドロシアはラディスローとの再婚など考えたこともないのにそのような遺書を遺すとは、老いた夫の醜い嫉妬心と妻への猜疑心の表れとした滑稽に描かれると共に、その遺書によってドロシアはラディスローを異性として意識してしまうようになるのは皮肉で、1巻から続くドロシア・カソーボン・ラディスローの関係の中で三者の心情がどう移ろうかが描かれてるところは見どころである。本書の最後でラディスローはドロシアとの関係を終わらせて去ることにするが、最終巻で彼とドロシアの話はどうなるのか(そもそも続きはあるのか?)は楽しみなところ。 一方のリドゲイト夫妻の関係はここまで(表面上は)比較的おだやかだったが、本書の後半で金銭問題をきっかけに両者に亀裂が入る。さらにバルストロードの過去の大問題が発覚し、最終巻でより展開が面白くなりそうになってきた。

Posted by ブクログ

2024/03/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

物語は更に佳境になってきた。カソーボンとドロシアの1年半の結婚生活の結末は?彼が最後にかました内容は?複数の真実を知ったラディスロー、彼は全ての思いを捨ててミドルマーチを去るがその矜持は感服した。リドゲイト夫妻は金銭的窮地に。フレッドとメアリの恋愛は進展、フレッドが借金を背負わせたケイレブ氏との関係再構築、でもケイレブ氏の性格良すぎ。訳者の読書ガイドは秀逸。登場人物の関係図がやっと3巻で見れた。最初から見たかったがネタバレ含みで無理。バルストロードの偽善の処置が最終巻で語られるとのこと。読書の愉しみ満開。

Posted by ブクログ

2023/03/27

19世紀イギリスの架空都市ミドルマーチ。運命によって翻弄されるいくつもの愛の模様。第5部と第6部を収録。 個人的に共感していたカソーボン氏が悪者になってしまう第5部にガックリ。しかし、彼の気持ちにはやはり共感するものがあり、残念ではあるが仕方なかったとも思う。逆に評価が爆上がり...

19世紀イギリスの架空都市ミドルマーチ。運命によって翻弄されるいくつもの愛の模様。第5部と第6部を収録。 個人的に共感していたカソーボン氏が悪者になってしまう第5部にガックリ。しかし、彼の気持ちにはやはり共感するものがあり、残念ではあるが仕方なかったとも思う。逆に評価が爆上がりするのが、ケイレブ・ガース。この物語世界の良心ともいうべき魅力な人物像が明らかになり、彼を通じて当時の時代社会背景も見えてくる。また、フレッドとの出来事と絡んでガース夫人の複雑な心境を見事に描き出しているのも読み応えがあるところだ。よくぞここまで微細な心理が書けたものだとひたすらに感心する。また、このガース夫妻の関係性も素晴らしい。 青春の放浪を続けるおぼっちゃまフレッド君が、メアリの態度表明によって変わっていくのが心強い。牧師はかませ犬だったか……しかし彼の人柄がいっそう映え、フェアブラザーの親族たちもわずかな登場ながら魅力的だ。 心は次第に近づいていくドロシアとウィル。しかし表面上は離れていく立場になり、互いの本心を探り合うのがもどかしいが、そこが恋愛ものの面白さでもある。ウィルの姻族事情も複雑であり、バルストロードから衝撃の秘密を明かされるが、これによりさらにウィル・ラディスローという青年の屹立した精神力が際立っていくところに要着目だ。そしてバルストロード自身の欲望と信仰がせめぎ合う複雑な人間性も興味深い。 本巻最大の見どころは、若い二人のロマンスの結末にはっきりと亀裂が入るシーン。医者という職業を尊敬できず、リドゲイトの崇高な理想も理解しないロザモンドは、高い身分への憧れのままに我を通すことしか頭にない。いっぽうで研究に没頭したいリドゲイトは、プライドの高さのため借金がかさみギリギリになるまで窮状を言い出せない。彼はロザモンドの薄っぺらい言葉を前に、いつかのドロシアの深い魂からの声を思い出すのだった。 「お教えください。私に何ができるか、お教えください。主人は生涯ずっと苦労して、自分の研究に前途をかけてきたのです。主人は、そのことだけを気にしているのです。私もただそのことだけが、気になるのです」 そしてロザモンドの「私に何ができるかしら、ターシアス?」という冷たくよそよそしい言葉(この台詞は声の調子によって様々な意味にとれるがと作者は断りを入れつつ)が、ドロシアと同じ言葉ながら全く逆の想いを表明する、このコントラストがあまりにも印象的だ。魂の内奥ではぴったりと適合するドロシアとリドゲイトがカップルであったなら……と夢想してしまうこのシーン。実際にはこの二人は深く絡むことなく、それぞれの過酷な運命と対峙していくのを読者は見守ることになる。 トリックスター的な立場にあるラッフルズという人物が今後どう動くのか、主人公たちの愛のゆくえはどうなっていくのか、最終巻も目が離せない。

Posted by ブクログ