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昭和16年夏の敗戦 新版 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2020/06/24 |
JAN | 9784122068926 |
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昭和16年夏の敗戦 新版
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昭和16年夏の敗戦 新版
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商品レビュー
3.6
32件のお客様レビュー
2024.03.11読了 最近Xで、ゲンロンでの猪瀬さんと東さんの対談が炎上していた。冒頭15分無料で視聴してみると、猪瀬さんの本書のことに東さんが言及しているのを聞いた。それまで猪瀬さんとが何者なのか知らなかった。 ちょうど日本軍の本を読んでいたところだったので、この流れで本...
2024.03.11読了 最近Xで、ゲンロンでの猪瀬さんと東さんの対談が炎上していた。冒頭15分無料で視聴してみると、猪瀬さんの本書のことに東さんが言及しているのを聞いた。それまで猪瀬さんとが何者なのか知らなかった。 ちょうど日本軍の本を読んでいたところだったので、この流れで本書を読もうと思った。 「総力戦研究所」という名前にまず惹かれた。太平洋戦争をするにあたってこんな研究がなされていたとは。 各省庁から集まった若手のエリートによる演練の結果、日本必敗の判断が下るも日本は戦争開戦へと至った。 その生々しい経緯(特に東條内閣と昭和天皇の思惑)を本書は丁寧に解説している。 そもそも、若手のエリートを集め総力戦研究を行ったことに驚いた。研究所を設置するくらい日本は意外にもまともだったのだ。 総力戦研究所での演練もまともであり、大本営の与件に対して、非常に正常な判断をしていく。特に、東南アジアで石油を得られたとしても、その運搬船が攻撃されて意味のないことはここで指摘されていた。 しかし、実際の内閣は開戦に踏み切った。東條英機に焦点を当て詳細に記述される。東條英機が反戦に翻弄していたことなんて初めて知った。結局は開戦となってしまった時の東條英機の心境読んで、戦争とは人を狂わせるし恐ろしいと思った。 まとまりのない感想だが、とても面白い本だった。
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第一章から読み始めるも途中で挫折。なんか読みにくい。積読に。 改めて読んでみる。今度は第三章から。 石破と猪瀬の対談が一番わかりやすい。 石破国会議員大絶賛。国会での質問でも複数回取り上げたとはびっくり。 敗戦と分かっていても海軍のメンツが猪突猛進に走らせたということか。 欺か...
第一章から読み始めるも途中で挫折。なんか読みにくい。積読に。 改めて読んでみる。今度は第三章から。 石破と猪瀬の対談が一番わかりやすい。 石破国会議員大絶賛。国会での質問でも複数回取り上げたとはびっくり。 敗戦と分かっていても海軍のメンツが猪突猛進に走らせたということか。 欺かれていた国民、命を捧げた若者にとっては余りにも悲しい。
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総力戦研究所の存在を知らなかったので、国力を含めた対米戦を研究していたことに安堵した。ただ、日本の命運がかかった研究に手を付けたのが開戦のわずか数ヶ月前だったこと、国の総力を上げて然るべき研究を官民から選りすぐられたエリートとはいえ実務10年前後の若者たちに行わせていたことには驚...
総力戦研究所の存在を知らなかったので、国力を含めた対米戦を研究していたことに安堵した。ただ、日本の命運がかかった研究に手を付けたのが開戦のわずか数ヶ月前だったこと、国の総力を上げて然るべき研究を官民から選りすぐられたエリートとはいえ実務10年前後の若者たちに行わせていたことには驚かされた。そして残念なのは、研究成果が反映されなかったこと・・・。結果論になるけれど、首脳陣の誰かがこの研究成果を吸い上げていたら多くの命が救われただろうと思うと胸が痛む。未来は見えないものだけど読める未来もあっただろうに・・・。
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