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昭和16年夏の敗戦 新版 中公文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2020/06/24 |
| JAN | 9784122068926 |
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昭和16年夏の敗戦 新版
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商品レビュー
3.9
56件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いろいろと話題になってしまったドラマの元となった本。 この夏に『日本のいちばん長い日』を読んだが、この本も私の「ちゃんと知ってなきゃいけない話リスト」に加わった。 "事実"を畏怖することと正反対の立場が、政治である。(p.256) 戦争後終わって80年経って、進歩があったのだろうか。
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総力戦研究所について知りたくて読み始めたのだが、周囲の空気感が何よりも優先してしまうだとか、何をするにも場当たり的な部分に対し「これって今の日本も同じではないか」と思い至り、とても怖くなった。過去の教訓を今こそ学ぶべき時なのかもしれない。 *読了(2024年08月11日)
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石破前首相の文民統制感にも影響を与えているようですね。巻末に著者との対談も収録されています。日米開戦の見通し分析を命じられた総力戦研究所が出した結論は「緒戦は優勢ながら、徐々に米国との産業力、物量の差が顕在化し、やがてソ連が参戦して、開戦から三~四年で日本が敗れる」。なぜこれを軍...
石破前首相の文民統制感にも影響を与えているようですね。巻末に著者との対談も収録されています。日米開戦の見通し分析を命じられた総力戦研究所が出した結論は「緒戦は優勢ながら、徐々に米国との産業力、物量の差が顕在化し、やがてソ連が参戦して、開戦から三~四年で日本が敗れる」。なぜこれを軍部はうけいれられなかったのか。石破さんはその原因を軍事費削減にみています(対談)。予算削減を戦争遂行の原因と見るのは、田原総一朗さんの『日本の戦争』(小学館)と同じですね。軍隊も官僚 → 官僚はみずらかのプレゼンスを予算に求めると。 総力戦研究所のことは「トラつば」星航一の苦悩で知って、この本、買っておきました。
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