四畳半タイムマシンブルース

森見登美彦(著者), 上田誠

• 販売会社／発売会社: KADOKAWA
• 発売年月日: 2020/07/29
• JAN: 9784041095638

商品レビュー

2024/05/05

宇宙の終わりを阻止すべく奮闘したりしなかったりのタイムトラベル物語はまるで喜劇舞台のよう。観客席の私は腹を抱えて笑いっぱなし。下鴨家の狸たちも糺の森の茂みから人間達のうっかり劇を面白がってるに違いない。無駄遣いこそきっと人生を楽しくしてくれると思えます。最後がオシャレ！

2024/05/03

何気なく手にとった初の作家さんの本でしたが、なんと『サマータイムマシン・ブルース』を原案とされた作品だったんですね。
『サマータイムマシン・ブルース』も面白くて大好きな映画の1つだったので、読んでいて嬉しくなってしまいました。
個性の強い登場人物達がやはり話の展開を面白くしています。そして恋の行方も気になり、最後まで楽しめました。

2024/04/17

Instagramでフォローしている方がオススメしていた本。
わちゃわちゃした感じの表紙が魅力的。読み終えて表紙を再び見ると、表紙の絵が全て物語の中に出てくる事に気づきます。

さらっとあらすじを紹介。
大学生の主人公。真夏に部屋のエアコンのリモコンが壊れてしまう。この絶望的な出来事を改変するために、ひょんなことから目の前に現れたタイムマシンに乗って、リモコンの救出に向かう。しかし、過去に戻っても一筋縄ではリモコンの救出ができず•••。

文章はユーモアたっぷりで、読んでいるとクスクス笑ってしまいます。主人公の周りは一癖も二癖もある変人だらけ。
そんな物語の中で、タイムリープあるあるもふんだんに散りばめられています。最初は違和感溢れる物語だけど、話が進むにつれて、整合性がとれてきます。

一番大好きな映画「バックトゥーザ・フューチャー」を小説で読んでいるような感じがしました。
恋愛要素もあり、物語の終わり方も好きでした。