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おらおらでひとりいぐも 河出文庫
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おらおらでひとりいぐも 河出文庫

若竹千佐子(著者)

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おらおらでひとりいぐも 河出文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2020/06/24
JAN 9784309417547

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おらおらでひとりいぐも

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商品レビュー

3.3

131件のお客様レビュー

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2026/03/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

夫の周造は桃子にとって最愛の人物だった。 一方で、その死により、思い通りに独りで生きることができるようになったと喜ぶ。このやや狂気じみた心情を抱えた主人公には戸惑いも覚える。 それでも、最後の孫とのやりとりにはほっこりさせるものがあったのが救いか。

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2026/03/16

子どもとの折り合いが悪い独居老人桃子さん(たち)の東北弁独白。著者もナレーターも岩手の人。たぶん読むより聴く方が気持ちが良い。星5つはAudible版に対する評価。老人小説にありがちなあっちの世界に行きっぱなしで終わるのかと心配したけど、なんとか現実に戻ることができたラストにホッ...

子どもとの折り合いが悪い独居老人桃子さん(たち)の東北弁独白。著者もナレーターも岩手の人。たぶん読むより聴く方が気持ちが良い。星5つはAudible版に対する評価。老人小説にありがちなあっちの世界に行きっぱなしで終わるのかと心配したけど、なんとか現実に戻ることができたラストにホッとした。大学に入って一人称を「おい」から「おれ」「わたし」に変えた自分自身のことや、自我がない母親のことを思い出した。

Posted by ブクログ

2026/03/12

夫に先立たれ、子供たちも疎遠となり、孤独に暮らす75歳の桃子さん。そんな彼女は毎日本を読み漁り、46億年の歴史ノートを作ったり、ジャズセッションのように身体の内から外から声が湧き上がる。ルーティンと化した、悲哀に満たされた生活の先に見た景色とは——— 喫茶店でただ一人、窓際の席...

夫に先立たれ、子供たちも疎遠となり、孤独に暮らす75歳の桃子さん。そんな彼女は毎日本を読み漁り、46億年の歴史ノートを作ったり、ジャズセッションのように身体の内から外から声が湧き上がる。ルーティンと化した、悲哀に満たされた生活の先に見た景色とは——— 喫茶店でただ一人、窓際の席に座ってソーダ水を飲む桃子さんは自らの立ち位置を、亡き夫を定点として、そこからの距離を測ることで把握している。自らの周りには誰一人としておらず、かつては隣にいてくれた夫も、今ではどこかに佇んでいる。私が進んだのか、夫がいつのまにか進んだのか、大きく距離が離されている。美しかった世界も今ではモノクロームのよう。ソーダ水の中をぷくぷく登る、無数の気泡を身体に入れても、去ることのない孤独感が彼女に纏わりついている。 人生を人間として長いこと生きてきたということは、それほど多くの経験を積み重ねてきたということ。経験は己の糧となり力となる。たとえそれが楽しくとも苦くとも。ただしそれらは、経験という言葉で言い表すことが出来るようになった時点で、既に過去のものへと変貌している。そして、過去は時に自らを苦しめる。あの時のこうしていれば、あの時もこうしていたら。より多くの経験を積むことで、様々な事態に対処できるようになるのは分かっているが、一度した経験で嫌な想いをしているのに、再び自己嫌悪に陥ってしまうのでは、人生なかなか平等では無いなと思う。そしてそれもまた経験なんて言わないでほしい。 しかし、桃子さんは全ての過去を振り返り、全ての経験を糧とする。生をつないでつないでつなぎつないで生きている、生きてきた。そして、桃子さんもまた、つなぐ。 すごい良かった。 確かに桃子さんは、私の前で生きているし、独り立ちに、婚約に、幸せな家庭に、夫の死に、そして老いと共に歩んでいる。私が経験している今もまた、時が経てばまた別の経験へと姿を帰るのだろうか。もしそうなってしまうのなら、私も覚悟を決めておこうと思う。

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