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おらおらでひとりいぐも 河出文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2020/06/24 |
| JAN | 9784309417547 |

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おらおらでひとりいぐも
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おらおらでひとりいぐも
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商品レビュー
3.3
134件のお客様レビュー
歳をとることで湧き上がる孤独感。 昭和の女は強く人に甘えられないことで、独自の性格を作っていく。 話す言葉は標準語なのに、愛する亭主に先立たれ独りでお茶を啜る桃子さんの内側に湧き上がる言葉は、若い時に飛び出してきた懐かしい故郷の言葉だった。 色々な思い出の桃子さんが、強い方言で...
歳をとることで湧き上がる孤独感。 昭和の女は強く人に甘えられないことで、独自の性格を作っていく。 話す言葉は標準語なのに、愛する亭主に先立たれ独りでお茶を啜る桃子さんの内側に湧き上がる言葉は、若い時に飛び出してきた懐かしい故郷の言葉だった。 色々な思い出の桃子さんが、強い方言で会話してくるので、独りで暮らしながら何人とも同居してるかのように騒がしい毎日を送っている。 毎日「自問自答」としたら聞こえはいいが、実際は精神分裂症だ。 それでも心が破綻しないのは、気持ちが強いから。 「おらおらでひとりいぐも」 何度も人生に後悔をしているが、人間はそう簡単に転ばないし、死にもしない。 でも、生きているからこそ、生身の人間との会話を欲してしまう。 山田詠美さんが、哲学書と推薦したと言われる、この本は老いに対しての哲学書だ。 読了後、強い桃子さんに孫という救いの手が差し伸べられ、どうか幸せな老後を!と願った。
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ひたすら桃子さんの内面世界の描写が続く、脈略の無い物語だが、どんどん引き込まれてしまった。夫に先立たれた哀しみの果てに、聞こえてくる夫の声、見知らぬ人たちの声、たくさんの桃子さんの姿が通りすぎていく。 人の期待に応え続ける人生を辞めて自由に生きようとする桃子さん。夫に会いたいと呟...
ひたすら桃子さんの内面世界の描写が続く、脈略の無い物語だが、どんどん引き込まれてしまった。夫に先立たれた哀しみの果てに、聞こえてくる夫の声、見知らぬ人たちの声、たくさんの桃子さんの姿が通りすぎていく。 人の期待に応え続ける人生を辞めて自由に生きようとする桃子さん。夫に会いたいと呟く桃子さん。期待などしていないはずの娘からの電話の声に高揚する桃子さん。地球46億年の歴史と自身の人生を重ねる桃子さん。人に触れたくて来た病院の待合室で自己嫌悪になる桃子さん。どんなに足が痛んでも夫の墓まで歩き続ける桃子さん。全部の桃子さんが矛盾なくありのままの桃子さんなんだと思う。一人きりで生き続けていくということは、きっと全く尋常なことではないのだ。自分は将来、どんな内面世界で生きて行くのだろうか。 最後、自分の人恋しさを悟った桃子さんの流した涙には、思わずもらい泣きしそうになった。生きている限り、きっと何らかの希望はある。
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山田詠美姐さんが芥川賞受賞へ向けて、 積極的に推挙されたというので、 ずっと気になっていた本作。 姐さん曰く、 ・人間の存在論をめぐる哲学小説 ・主人公の内なる声(東北弁)がジャズのセッションを聴いてるようだった と。 桃子さん(主人公)が若い頃を回想すると同時に、 「自分っ...
山田詠美姐さんが芥川賞受賞へ向けて、 積極的に推挙されたというので、 ずっと気になっていた本作。 姐さん曰く、 ・人間の存在論をめぐる哲学小説 ・主人公の内なる声(東北弁)がジャズのセッションを聴いてるようだった と。 桃子さん(主人公)が若い頃を回想すると同時に、 「自分って?」という問いと「標準語↔︎東北弁」という言語アイデンティティの葛藤をめちゃ深掘りしてます。 作中の”東北弁のひとり語り”を「ソウルフルでファンキー」と評したAMY節にもシビれました。なんてかっこいい感性! 芥川賞選考委員9名中7名が推した、稀なる作品です。オーディブルで聴いたほうが、より楽しめそう! 作者が本作のテーマ選定をした際、 河合隼雄氏や上野千鶴子氏の著書に 深く共感されたというのも共感です。 【本文より】 ・心に引っかかった言葉だば、いつまでたってもいづいのす。 ・若さというのはいま思えばほんとうに無知と同義だった。(中略)ならば、老いることは経験することと同義だろうか。 ・だいたい、いつからいつまで親なんだか、子なんだか。 ・豊かになることがそのままきらきらした目標だった。
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